騙し合いの恋の駆け引き『DICE』【いれいすオリ曲解説】
イレギュラーダイスこといれいすがメジャーデビューを果たしたアルバムに収録され、満を持してつけられたこのタイトル『DICE』
今回はこの曲をいれいすリーダー兼いれいすオタクないこが紹介していきます。
『DICE』という曲名の曲をどのタイミングで出すか
ということについては、実はいれいす結成当初からずっと議論されていたことだったりしました。
他にも『Irregular Dice』っていう曲名の曲もいつ出そうか、みたいな。
やっぱりグループ名を冠する曲は、然るべきタイミングで出したい。
という思いから、メジャーデビューというアーティスト活動をする上での一つの大台に乗ったタイミングで『DICE』という名前を使うことにしました。
そして実際この曲は『DICE』そのものだった。
『DICE』すなわちサイコロから連想されたのは、カジノ、ギャンブルの場での勝負事。
レイズ、リレイズ、フォールド、コールなどはすべて、ポーカーの用語です。
ただの運だけではなく、相手の顔色を伺いながら駆け引きをする心理戦。
それを『DICE』というタイトルから連想し、結びつけ、歌詞に落とし込んであるのはなかなか鮮やかだなと思いました(自分の曲なんですけど)
また、恋の駆け引きといえばないこが最も苦手とする分野なんですけど(クソデカボイス)、この曲の短さにも『恋の駆け引き感』が現れてるなと思ってて、
実はこの曲、曲自体がいれいすのオリジナル曲の中ではかなり短い方なんです。
曲の時間が3分30秒もないということもあるんだけど、歌唱パートだけ見ると、
Aメロ
Bメロ
サビ
Aメロ
Bメロ
ラスサビ
で終わりなんですよ。
普通いれいすの曲構成は1番フル、2番フル、Cメロ、ラスサビ、という構成が多いのに対して『DICE』は2番のサビとCメロが抜けてるんですよね。
その分間奏パートが長尺取られているんだけど、いれいすが歌ってる部分はやはり少なくて、だから他のいれいすの曲と比べるとかなり物足りなく感じちゃうんです。
でもその物足りなさがめちゃくちゃ良くて、
「もっと聞きたいのに!」
という後味がめちゃくちゃ『恋の駆け引き』っぽくないですか?
「まだ聴きたいでしょ?聴きたい?ねえ?」みたいな感じが伝わってきて、悔しいけど惚れたほうが負けなんだよな、恋愛って……
そしてやはり『DICE』という曲名だからこそ、サイコロに関連する歌詞も多く登場します。
『恋の約束』や『Celebration』など、いれいすにとって重要なタイミングでリリースするオリジナル曲には必ずといって良いほど出てくる「賽は投げられた」という言葉。
語源を辿ると古代ローマ皇帝のユリウス・カエサルが大勢の軍隊を率いて激流の河川を通過する際に使った言葉で、
「賽は投げられた。振られたサイコロは運命に向かって進み始めたので、もう引き返すことはできない」
という覚悟を表したことわざだったりする。(普通に甲冑着た軍隊が激流の川を歩いて渡ると溺死しちゃう。覚悟決めて全力で川渡れよ、というやつ)
それぞれ曲によって「賽は投げられた」の意味するところは異なっているわけなんだけど、『DICE』における「賽は投げられた」は恋の駆け引き。
僕と君、どちらかがどちらかに惚れるまでこの対決は終わらない。
だから僕が、君を奪の心を奪ってみせる。
そんなバチクソかっこよくてちょっとアダルティな意味合いが込められているんだと思ってます。
そんないれいすオリジナルソング『DICE』は、なんとライブ用の衣装があります!!
MVでいれいすメンバーが着ている衣装をほぼそのまま再現したライブ用衣装で、いれいすが歌って踊る『DICE』
かなりダンスのレベルも高く、見ごたえのある一曲なんじゃないかなと!!
……ちなみにないこの例のセリフ部分ですが、アレンジしたりしなかったりでどっちが本当の歌詞かライブ本番で歌ってるときによくわからなくなってしまいました。
助けてください。
※この記事はないこ個人の感想・曲紹介であり、作詞作曲者の意図や世界観を100%正確に記したものではありません。
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