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「学ぶ」ことに喜びを見いだす

漫画から学んでいます

いきなりこの画像は何?と思ったかもしれません。GIANT KILLINGというサッカー漫画です。別にサッカー好きというわけではありません。さっぱりわからないので、漫画の中に出てくるサッカー描写は読み飛ばしています。
なぜ読んでいるかというと、所属しているチームビルディングを学んでいるコミュニティーの課題図書だからです。難しい理論は頭に入ってきませんが、この漫画はチームが強くなっていく過程がよくわかります。
毎号、心に残る場面があるのですが、今回は上記の表題にした

「学ぶ」ことに喜びを見いだす

でした。相手チームの監督の奇策に翻弄される選手たちでしたが、主人公である達海監督率いるETUのメンバーは、その厳しい状況の中から自分たちがどう動いて行動するか学びながら徐々に試合を自分たちのペースに持ち込んでいます。その時に相手チームの監督が言った言葉です。

難しい状況になったらなったで、それをまるで試練のように捉え、解決した先に自分たちの成長が約束されるている知っているかのように、チーム全体で・・・今どうすべきかを考え続けていた。
「学ぶ」ことに積極的な姿勢を見せたウチに対して、達海監督が作り上げたチームはすでに学ぶことに喜びを見いだしている
どれだけ自身の変化とチームの勝利に貪欲でいられるか・・・その違いが浮き彫りになってしまったかもしれない。

今回はこの言葉にしびれてしまいました(笑)

選手たちはどんなにピンチでも投げ出さず、誰のせいにするでもなく自分たちが何を今するべきなのか考え、話して、チームとして行動していました。


「学ぶ」ことと世の中のシニア問題

話は変わりますが、世の中では「45歳定年」とか「働かないおじさん」などというシニア問題が賑わっています。私も少し調べていくうちにこんなことがわかりました。

残念なシニアが増殖している要因の一つとして、会社がシニア社員に対して「学びの場」を奪っているということが挙げられています。どこの会社にもあると思いますが、中高年のベテラン社員に研修は必要ない!やるなら若手に力を注ぐべきだ!と言われています。日本企業では中高年社員の半数以上が会社による人材育成施策の対象外として放置されており、約7割の社員が自己学習すらしていないという現状があります。

年齢を理由に給料が下がり、学ぶ場を与えられるわけでもなく、ただ法律で決まっているから会社に置いてやるでは、モチベーションが下がってもおかしくはありません。

だからと言って文句ばかり言って、周りの現役世代を困らせるシニアもどうかと思います。自分の置かれた状況を他人のせいにしていては現状は何も変わりませんからね。シニア本人も自分から学ぶ姿勢が必要であることは間違いないと思います。こういったことに警笛をならそうとしたのが「45歳定年制」の話なのだと理解しています。


シニアだって学べる!!

それじゃあシニアは何をしたらいいいのでしょう。
先日、ある会社でシニア研修をさせていただきました。その中でシニアの役割を考えるということで体感ゲームをしていただきました。
現役の年下マネージャーをチームリーダーとして、ゴールを目指してもらいました。
シニアの持っている知識を活かして、年下マネージャーの寄り添ってチームワークに協働し、成果を上げてほしいというのが社長からのメッセージでした。
みなさん、真剣に課題に向き合いながら意見を活発に交わす姿が見られました。行動の振り返りで出てきた言葉は

自分たちの意見を全部出し切ることができた。だから実行する時は特に決めなくても自然とやるべきことがわかって自分たちで動けた。こういうのは楽しいと感じた

この言葉を聞いた時、シニアの力を十分に活かすことができれば「楽しい」と感じて仕事ができるのだと感じました。

十分に話し合って自分の考えを共有できたら成果は自然と出てくるし、それは「楽しい」ことなんだと思います。

世代に関係なく学び続けること

学ぶって何か知識をインプットすることのように思えますが、目の前におかれた状況から「経験」することで学ぶこともできます。むしろ仕事をする上ではこの「経験学習」が人を成長させると言われています。

シニアも現役世代もお互いに「経験」を積み重ねながら学び続けて、
学ぶことに喜びを感じていたいですね。

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