北海道胆振東部地震について、アフリカからできること
ベナン共和国の朝は、鶏の鳴き声と、家の同居人が外を木のホウキで掃く音から始まる。
ベッドから出て、部屋のドアを開けると、そこはすでに庭という特殊な部屋に住んでいるぼくは、外に出て空気をめいっぱいに吸い込んで、吐き出したあとに、iPhoneを片手にTwitterをチェックする。
北海道で震度7。
先日、台風により、関西を中心に大きな被害が出ていたというニュースを読んだばかりだったが、そこにきてさらなる大災害。
自分も東日本大震災時は日本にいて、当時は渋谷でサラリーマンをしていた。奇しくも自分の誕生日ということもあり、おそめのランチを取っていた時に大地震が発生。
ぼくのために用意をしてもらったケーキは落下。カウンターに置かれていたグラスなどもすべて割れて、ただ事ではないと思い、外に出ると、電信柱のコードが千切れんばかりに弛んでおり、渋谷のシンボルでもあるセルリアンタワーは落ちてくるのではないかというくらいに揺れていた。
そして、ワンセグケータイを持つ同僚から、津波の被害を伝えるニュースをみせてもらい、報道中に車が飲まれていく映像をみて、ほんとうにこの世の終わりなのではないか、と思ってしまった。
震度7という単語をみるだけで、今はなした記憶までが勝手にフラッシュバックされるほど、ありえない出来事であった。ぼくのこの体験ですら、震源地や津波被害にあった人たちからすると、全然であることは承知の上である。
アフリカという、24時間は飛行機に乗り続けないといけない国に住んでいると、なにができるのか、と考えてしまうことがあるが、決めていることが二つあった。
緊急支援金の寄付
とにかく、自然災害にはお金が必要である。
もちろん、物資も大事であるが、素人が送った方がいいと思っているものは、意外と必要がなかったり、適切な場所に送れないことが多いので、支援金を寄付することがまず最初にすぐにできること。
ぼくは大抵の場合、こちらを利用して寄付をしています。
Twitterでの情報拡散
ぼくはSNSを長年やってきていることで、多少なりとも、SNSでの影響力がついてきている。とくにTwitterは、おかげさまで4000人以上のフォロワーさんがいる。
こんな自分にフォロワーさんがいることで、できることは情報拡散。もちろん、中には誤情報などもあるので、注意が必要であるが、そこもなるべく注意深くみて、必要な情報はリツイートなどをして、少しでも多くの人に情報が届くようにと心がけている。
無関心が一番ヤバい
最後に、こうした出来事が起きてしまったときに、一番まずい状況が「無関心」だと思っています。
これは、起業家だけに言えることではなく、世界全人類が考えなければいけないことだと思っている。
過去にぼくがいたルワンダという国が、1994年に大虐殺が起こったとき、その衝撃的な映像が各地のニュースで流れた。でも、ほとんどの人たちは、その映像をみて「怖いね」といって、そのままディナーを続けた。というエピソードがあるように、人は簡単に自分と関係のないことは「無関心」になりやすい。
だから、意識的に、日本中と世界中でいろんな人とオンオフラインでつながっておくことで、こうした無関心を意図的に避けることができると思っている。
すでに被害で亡くなられてしまった方、心よりお悔やみを申し上げます。
そして、1日もはやく、災害の被害に合われている方の安全が確保できるように、心から祈っております。
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