スライド09

恋と愛について10年ぶりに考えてみた。

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とあるアフリカ人の友達からこんなメッセージがきた。

What is the difference between 恋 and 愛?


なんかこの文章美しいなって思ったのは別として、久しぶりにこんな質問が来たな。という感じだ。16歳から20歳位までは、3日に1回くらいはこんな会話してたんじゃないのかってくらい語っていた気がする。語り合っている僕ら誰も対して恋も愛も経験した事がないのに。いや、だからこそ語り合ったのかもしれない。本当に恋も愛も経験した人は、もう語るはずもない、自分なりの恋愛論みたいなものが確立してしまっているのだろうか。

はてさて、自分は恋愛論はどうなっているのだろう。と、せっかくの機会だから考えてみた。

恋 is for making myself being happy. 
愛 is for making my lover being happy.


あまり考えず直感でiPhoneを叩いていたらこんな事を書いていた。

「恋は自分を幸せにする為にある。愛は相手を幸せにする為にある。」

これだけ言うとカッコいい感じに見えるだろうけど、解説をしてみると何とも酷い男だなぁと自分で思ってしまう。


恋をしている時の頭の中は「この人をどうやったら自分に振り向かせられるか?」が基本的な思考の原点でありゴールである。要するに自分が中心にいてその人を引き寄せるか自分が寄っていくかの2択だ。

ここで色々な努力をしていくのだが、自分が誰かに恋をされた事があると分かると思うが、性格も申し分無く、とても自分の事を好いてくれているのがチクチク伝わるのに、なんか好きになれない。みたいな経験があるはずだ。

そして相手に自分が気持ちが無いという事を伝えると、まあ相手はその場で泣き出してしまったり傷ついた仕草を見せる。これは自分も全く同じ経験をしているし、やはりショックなのだ。

と思いきや、特に努力もせずになんか良いなって思った子とたまたま向こうも同じように感じていて、すんなりと仲良しこよしになれたりすることもある。

したがって、恋はコントロールが出来ないし、マグネットのようにいとも簡単に気持ちが離れたりくっ付いたりするから、そんなものは自分中心に考えた方が良い。というのが恋に対する僕の結論である。あー、自分で言っておいて酷いやつだ。アフリカ人友達からも「You are a cold man...」って言われちゃった。


愛については、恋なんかよりももっと接着力の強いセメントのようなものだ。しかも日本のように数時間で固まるものでは無く、アフリカによくある不純物が混ざった事によって固まるのに下手したら1日強かかるセメント。でもちゃんと固まる。叩きまくったらひび割れることはあるけれど。

自分が異性として「愛した」とハッキリ言えるのは7年半付き合った彼女だけだ。最終的にアフリカに行くから別れようって言った僕がこんな事をいう資格も無いのだろうけど、それまでは「どうやったら彼女を最短で幸せにする事が出来るのだろうか?」をしょっちゅう考えていたんだ。

それまでは彼女以外にもモテていたいとか、彼女に好かれている自分が好きだったりした訳だけど、まあこの時はそんな事どうでもよくって、彼女が喜ぶ事なら何でもやってあげたい、そんな気持ちになっていた気がするんだ。

だから、愛はあまり自分の感情とかはどうでもよくて、相手が楽しそうなら僕も嬉しい。そんな感じなんだろう。

で、結論はどちらも面白い。


アフリカ人の友達から言われた「You are a cold man...」は当たっていると思っていて、夢中になるほど人に惹かれたり振り回されたりする事が殆どないので、恋をしている友達や愛を感じている友達の話を聞くのがとっても好きだ。飲み会の時は仕事の話をするのも良いけど、人の恋愛が最高の酒の肴になるのだ。好きだなぁ、聞きたいなぁ。


この好きは、恋か愛に分類されるのだろうか。


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