差別に間違った批判をすると新たな差別を生むって分かってんの?あぁん?
どうも、ベナンでドローン会社やアフリカホームステイ事業、最近はユーチューブを頑張っているナイケルです。
動画はあるのに編集が追いつかないタスケテ。
さて、本題。
こんなつぶやきをしました。
元ツイートをご覧いただくと、日本人?かは確定じゃないですが、アジア系の方々がアフリカと思わしき場所でコロナ差別を受けている様子です。
私たちは日本人であるから(日本語が読める外国人の方がお読みでしたらすみません)、この動画をみた人のほとんどが「胸糞悪い」という感想を抱かれたかもしれません。
でも、この動画への反応で、
「アフリカ人はひどい!」
「アフリカもエボラあったくせに!」
「アフリカ人最低!だからいつまで経っても途上国なんだ!」
といった、完全に本質的でない怒り方をしている人がいました。
がんばってフォローを入れるとすれば、
「こういう方々はアフリカに行ったことがないからこんなことを言ってしまうのだろう」
と言えるのかもしれませんが、それは違います。
根本的な情報に対する考え方が間違っています。
逆の立場になって考えてみて
僕の好きな言葉に「おもいやり」があります。
相手の気持ちになって物事を考えること。
ポジティブなときにはおもいやりを発揮できる人は多いですが、こうしたネガティブな場合はこの気持ちを忘れてしまう人がいるようです。
あなたがもし、とある動画をみて、その中で日本人が外国人に対して差別的な態度をとっていたとしましょう。
それに対する外国人の反応で「日本人は本当にクズだな!」とか書かれているのをみたらどう思いますか?
悲しい気持ちになるかもしれませんし、「いやいやコイツと自分を一緒にしないでくれ!」と思うかもしれません。
「アフリカ人は野蛮だ!」と人種などで一括りにすることはそういうことですし、コロナ差別に対する批判をしているはずが、自分が新たな差別加害者になっている訳です。
差別に対する対応とは?
じゃあ差別されて傷付いたらどうしたらいいのか?
泣き寝入りしたらいいのか?
これも正しい答えは分かりませんが、僕の感覚に近いツイートを見つけました。
僕も最初は冷静に話し合おうとします。
実際あったケースだと、「チャイナ!チャイナ!!」とからかってくるパターンの差別。
《チャイナ!と言われる=差別》かどうかはちょっと別な話になりますが、悪意をもって言っている場合の話だとしましょう。
僕
「チャイナじゃくて日本人だよ」
「チャイナ!チャイナ!!(悪意のある顔で)」
僕
「(手を差し出して)僕の名前は内藤です。君の名は?」
「(思わず握手する)おれはジャンだ」
僕
「ジャンさんね、はじめまして。僕はベナンの〇〇という町に2年ほど住んでいて、ベナンが大好きなんだ。特にベナン料理の●●が大好物なんだよね」
「お、おう。ベナン料理食べるのか。」
僕
「そんな大好きなベナンの現地の人であるジャンくんに、いきなりチャイナ!って言われるのは悲しいんだよね。あと、悪意はないかもしれないけど、僕は日本人なんだ。日本わかる?」
「ああ、トヨタとかホンダとかだろ?」
僕
「そうそう!あとはサッカーの香川真司とかも知ってるかな?」
「知ってる!あとケイスケホンダ!」
僕
「そう!これで僕らは名前も交換したから名前で呼び合おう。あと、もしこれからアジアの人をみかけたらできれば『どこの国の人?』と聞いてもらった方が仲良くなれると思うからよろしくね。日本の挨拶は『コンニチハ』だよ」
「コンニチハ!」
僕
「うん完璧!それじゃあまたね〜」
こんな感じです。
ここまで上手いこといかなくても、ほとんどの場合は仲良くなって終わることができます。
もちろん最初にあげた動画は明らかなヘイト系差別なので、こんな風にはならないと思いますが。
とにかく差別をする人に怒るのは仕方がないとして、その怒りの矛先を人種や性別、または他の人も巻き込むような一括りで批判をしないでほしいです。
それは新たな差別を作り出しているだけですから!
有料版では明日から始まるプロジェクトの話をします。
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