青年海外協力隊をナメんなよ?
どうも、ベナンで会社やNPOをやりながらYouTubeもしてるナイケルです。
先日こんなツイートをしました。
これに対して色んな反論をいただいてます。
まとめるとこんな感じ。
「成果を出さない奴は批判されて然るべき」
ごもっともな意見だとは思いますよ。
ここで世間の方がいう「成果」とは、現地の人たちの根本的な問題を解決したかどうか、だと思います。
例えば水へのアクセスが困難な人たちに対して、井戸を作りそれをキチンと管理する運営システムを構築とかでしょうか。
だとするならば、
2年間という短い期間では成果をあげることは無理です。
もちろん0%ではないですが、限りなく0に近いです。
もしも「私は2年で成果ちゃんとあげましたよ?」という方がいたら、一時的な成果であるか、自己満足であると断言してもいいです。
だからこそ協力隊には後任制度といって、同じポジションに継続的に隊員が配属されるようになっております。
このケースだと10年くらいかけて一つのプロジェクトをやり続けることになりますので、何かしら習慣の変化を起こすことは可能だと思います。
そのくらい外国人が根本的な問題を解決することは長い年月を要するものであるということです。
そこで、成果の定義について僕が言いたいのは、
日本人の印象を良くすることは、とてつもなく大きな成果である
ということです。
これは自分も青年海外協力隊で派遣されたばかりの時に感じましたが、日本人の印象がずば抜けて高いんですよ。
今はベナンに経営者として来ていますが、ここでも日本人と分かると急に態度が変わるくらい良い。
これにより、どれだけ交渉や物事がスムーズに進むか。
その要因を辿ってみると、大抵は青年海外協力隊の皆さんが、駐在系の方々や海外旅行系の人たちが泊まることもないようなエリアで2年間住んで、現地の言葉と現地の文化で生活していることがほとんどでした。
これ本当に大成果ですよ。
例えばですが、中国の方は全体的な印象がとても悪いんです。
僕は中国人の友達いっぱいいますが、普通に良い人たちです。
でも、協力隊のような制度はないから、現地語で村に住んだりしてる人はほとんどおらず、ビジネス的に繋がっていることが一般的なので、どうもアフリカ人からの印象が良くなかったりするのです。
僕が中国人だったら断られていたような交渉のケースも何度もあります。
本来は、僕がゼロから構築しないといけない信頼関係を、協力隊の方々が作ってくれてるんですね。
ほら、こんなご意見もありますよ。
まあ何よりも、
自分で似たような経験をしたこともないくせに、上から目線で物を言っている人は、青年海外協力隊で2年も過ごせないでしょう。
きっと現地の人たちに文句ばっか垂れて終わりです。
お口が悪くなってきましたので、ここからは有料版で語ります。
(2020年2月9日)多くの方がご購入いただいているので、単発でこの内容に100円は申し訳ないなというのと感謝の気持ちで追記いたします。後半に書いています。
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