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ビジョンは何万回でもいった方がいい

ビジョンは100回以上いっても、社員には意外と伝わっていない。


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同じことをなんどもいうことを、「しつこいと思われるかもしれない」という理由で、避けてしまったり、ちがう言い方に変えてしまうことがありますが、ぼくは否定する。

もちろん、なんでも同じことをいったら良い訳ではなく、夢や目標、そして周りに共有すべきビジョンなどは、毎日のように伝えることが、ほんとうに大切。


昨日、ひさしぶりにベナンの現地社員と、ミーティングをおこなった。

ニワトリやヤギ、ネコの鳴き声が、モリンガやマンゴーなどの、さまざまな種類の緑色の大きな木と調和した、極上のあおぞらミーティングである。

あたらしい社員が入ったということもあり、3年ほどうちで働いている一番の古株の女性社員に、「うちの会社のことを紹介してあげて」とお願いした。

経理を担当する彼女は、あまり人前で話すことが得意ではない。

モジモジしながらも、なんとか説明した彼女の内容は、

「日本の中古タイヤをベナンで売ったり、たまに電化製品とかも売ったりしている会社です」

と、伝えた。

ぼくと現地のリーダーたちは、そのあとに続くであろう我々のビジョンや熱い想いを期待していたのだが、時間よ止まれシリーズなのか?と思うほどにトキが完全に止まってしまったので、その沈黙をやむなく破った。

「うちのビジョンってわかる?」

モジモジする経理担当は、う〜ん。。。といったあとに、おそるおそる「アフリカと日本をつなぐ?」と疑問形式でしぼりだした。


ぼくたちが経営する、会社やNPOのビジョンは一貫してふたつである。

「アフリカと日本をつなぐ」
「Africa by Africans(アフリカ人によるアフリカ発展)」

この理由について、語ると今回のいちばん伝えたい内容にたどりつかなくなってしまうので、ご興味がある方は、このリンクを読んでいただきたい。

とっても偉そうに語っているのでオススメだ。


このビジョンと詳細は、ぼくら経営陣は寝ぼけていても、酔っ払っても言えるのだが、社員レベルとなると、ぼくらが想像してる以上に、伝える努力をしないと伝わらないということがわかった。

今はまだ、経営陣が現場をみれているので、まだ良かったが、今後会社を拡大していくにあたって、「中古タイヤをやっている会社」ですという意識だと、社内も対外的にも、まったく会社のイメージが変わってしまう。

フォローしておくと、経理担当の彼女は、仕事はめちゃくちゃできるし、普通に会話をしているなかでは、上記のビジョンにまつわるようなストーリーをなにげなく語っていることはある。

でも、それでもまだ伝わりきっていなかった。

これは、完全に経営陣のぼくらの責任である。大反省した。

再度、このビジョンをしっかり伝える場を、定期的につくるということを、このミーティングのあとに決定し、来週から耳にタコやイカができるまで伝え続ける。


以前、ぼくの尊敬するビートたけしさんが、こんなことを言っていた。

「名前で覚えられるよりも、「〇〇の人」って呼ばれると、あ、この人売れたなって思う」

芸人の例でいうと、小島よしおで覚えられるよりも、「そんなの関係ねえの人」で覚えられた方が、記憶にしっかり密着するというわけだ。


これは、会社やNPOなどの組織でも同じだと思っている。

「アフリカと日本をつなぐ会社だよね!」

と、ぼくらが説明していなくても、そのイメージを対外の人に持ってもらえたら、はじめて「伝わった」と言っていいのだと思う。


同時に個人としても、内藤獅友という名前を覚えられるより、

「アフリカと日本をつなぎたい人ね!」

って言われたら、もう上半身裸になって、Tシャツを振り回しながら、「そうで〜す!」と喜びの舞を踊るくらい、素晴らしいことである。


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