アフリカ系男子になる為の10ヶ条&11月5日の日記
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アフリカで会社とNPO経営中、アフリカ系男子ナイケル(Naikel0311)です。
こんな誰得ツイートに思いも寄らない反響をいただいたので、せっかくですから解説でもしてみようかと思いました。アフリカ系男子になりたい方、参考にしてみてください。
ツイート見れない方もいたらあれなので、ここにもまとめました。
アフリカ系男子になる為の10ヶ条
①飯を手で食える
②洗濯は手洗い
③シャワーは水で30リットル以内
④10キロ歩くの平気な体力
⑤暗くても怯えない
⑥現地語で挨拶
⑦よく笑う
⑧忍耐力がある
⑨柔軟性がある
⑩ゴキブリは友達
遠のかれては困りますので、頑張ってまた近づいてもらえるように解説します。
基本的に、⑦⑧⑨以外は「は?」って思うような内容になっているかと思います。しっかり解説と、習得できるような「コツ」もご提案しております。
①飯を手で食える
これは初歩中の初歩ですね。
「え〜、手で食事をするなんて信じらんな〜い」
って人もいるのでしょうかね。もしいるとすれば「お寿司」「おにぎり」「ハンバーガー」「ドーナツ」「バナナ」「彼女が作ってくれた手作りチョコ」。このくらいお伝えすればもう十分でしょうか。
何が言いたいかといいますと、日本人も手で食事を取る機会は意外とあるということです。
唯一の違いをいうとすれば、「熱い食べ物」な場合が多いので、コツは、食べるときに手の皮を分厚くしておいてください。
②洗濯は手洗い
「洗濯」という言葉を思い浮かべると、もう自動的に全自動洗濯機が洗ってくれるという概念を持つ、私たち日本人。
アフリカではほとんどの国の場合、中流階級以上でないと洗濯機を持っている家庭はありません。
しかし、皆様思い出してください。誰もが知るこのフレーズ。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯へ・・・
はい!どうでしょうか、皆様!
頭の中には川で「手洗い」で洗濯しているおばあちゃんが浮かんでいますよね?そうです、だから人間として当たり前の行動でありますから、これはすぐ出来るようになるんですよ。
コツは、首回りと脇回りと腰回りと股間回りを特に入念にゴシゴシと洗いましょう。
続けていると握力が格段に向上しますよ。
③シャワーは水で30リットル以内
アフリカの住む場所によっては、断水になることも少なくありません。
その為、少ない水でもシャワーを浴びられるようにしておくのは、アフリカ系男子としては必須のスキルです。
ちなみに5分間のシャワーで使う水は60リットルと言われていますから、その半分以下というわけです。相当少ないのが分かりますね。
コツは、シャワーではなく「桶(おけ)」を使います。桶にすくった水を多くても2回分くらいで髪の毛を含めて全身を濡らします。真上から水をかけるのがポイント。そして、片手にシャンプー、片手に石鹸を持ち、同時進行で髪と身体を洗うのです。もちろん流すときはまた真上からゆっくりと流していくと、有効に水を使うことができますよ。コツは、コンディショナーのことはしばらく忘れましょう。
④10キロ歩くの平気な体力
日本では10キロ歩いて移動をすることはまずないと思いますが、アフリカは場所によっては交通機関がなんらかのトラブルでダメになってしまうことも少なくないのです。
そんな時に、最後は自力で帰ってこれるように、常に10キロは歩ける体力をつけておきましょう。コツは、歩ける時に歩く。
ちなみに僕はルワンダで青年海外協力隊をしていたときは、毎日8キロ歩いておりました。標高も1000Mくらいありましたから、相当な高山トレーニングでございます。
⑤暗くても怯えない
断水と同じくらいセットで起こりやすい、生活のトラブルが「停電」です。
これも住む場所によりますが、場合によっては毎晩計画停電のごとく電気がないケースもあります。まず大切なのは、怯えないこと。怯えたらそこで試合終了ですよ?
そして、暗くなっても冷静にろうそくに火をつけて、何事もなかったかのように生活をすることができたら立派なアフリカ系男子です。
コツは、暗いのが怖いひとは、毎晩ホラー映画を見続けるといいでしょう。
⑥現地語で挨拶
アフリカはエチオピアを除いて全て植民地化されたことのある国ですので、英語、フランス語、ポルトガル語などが公用語の国が多いですが、必ず現地語が存在します。
それを最低挨拶だけでも覚えて、普段散歩したりお買い物する時にこちらから積極的に現地語で挨拶が出来るようになると、あっという間に村人からも認めてもらえるようになるでしょう。公用語で挨拶をする場合と全然反応が違うんですよ。
コツはさっきも言いましたが、自ら使いまくることです。なんなら日本人に対しても使っちゃいましょう。
⑦よく笑う
ふざけているように見えますが、これは一番大事かもしれません。
日本と違う国で過ごす限り、「違い」「不便」などを感じて、それが徐々に精神的ストレスとして蓄積されているのです。
それらを解消する一番手っ取り早い方法が「笑うこと」なのですね。
もちろん、お笑い番組とか見て笑うのもいいですが、ベストは普段からゲラのように笑いまくることです。なんなら意識的に笑っちゃいましょう。
現地語で何言われているかわからなくても笑いましょう。たまに空気読めなくて気まずくなりますけどね。
あと、トラブルに巻き込まれたときも、テンパったりしている顔をするより、少しニコニコしていた方がいい場合もあります。コツは、常に自分がさんまさんになった意識をすることです。
⑧忍耐力がある
アフリカでは、スムーズに物事が進むことが自分で色々コントロールしていない限り、まずないと言ってもいいでしょう。
「明日また来るね」
→来ない
「あと30分で着くよ」
→3時間後に来る
「問題ない」
→大問題
など、わざとやってるんか?と突っ込みたくなることもしばしば。
なので、基本予定通りにはいかないということを理解しておきましょう。コツは、だからといって自分も遅れたりしないこと。たまに超ぴったりだったり5分前行動してくれる時に、勿体無いし、せっかくちゃんと来てくれた向こうに嫌な想いをさせちゃうからです。
他のコツは、「待つ時にやれることリスト」を用意しておくこと。本を読んだり、ブログ書いたり、色々と小さなタスクを作っておきましょう。
⑨柔軟性がある
⑧に付随しますが、基本物事がうまくいかないので、その時に瞬時にプランB、Cに以降できるかどうか。
僕の場合は経営者ということもあるので、重要な出来事の場合、だいたいプランEくらいまで用意しておきます。ビックリするのが本当にプランEを使う時がありますからね。
コツは事前に用意しておく、そして想定外のことが起きたら、瞬時に次のアクションを決断する癖をつけておきましょう。
⑩ゴキブリは友達
これが最後で最大のハードルですね。
僕も決してゴキブリが得意なわけではありませんが、雨期に入ったりすると、小さめのゴキさんと毎日どこかで遭遇し、2週間後には完全体となった彼らがこれ見よがしにヤッホーと姿を現します。
日本だと、壁とかキッチンとかに出るのが主流ですけど、アフリカでは服の中、ベッドの中となぜか積極的に絡んできます。意外と多いのが、寝ている時に身体を這ってくること。
気持ち悪いし、ムカついて仕方がありませんが、それは彼らを敵とみなしているから。友達と思えば、全てが解決します。
コツは、とりあえず見つけたら一回現地語で挨拶をしてみましょう。
そして、なるべく殺さずに外に出すように努力してみましょう。
それでも出て行ってくれないようでしたら、「天国で会おう」と一言頭で伝えてから、葬って差し上げましょう。
いかがでしたでしょうか?アフリカ系男子になれそうですか?ちなみになれたからといって、異性にモテるわけではありませんので、クレームはご法度です。
女子でもなれる!
首の上這ってても叫ばないとか、強すぎです。
アフリカ系男子第二形態の条件もありました!
これはもはや「アフリカ人」そのもののやり口です。
ダメなものはダメ!という方もやはり多し。ゴキさんが出ないような場所もいっぱいありますので、ご安心してアフリカにお越しくださいね。
11月5日の日記「最後に良いこといいます」
月曜日は社内ミーティング。最初は僕の為にも英語でやってくれていたけど、非効率と気づいたようでフランス語でやっている。何を言っているのかは2割しか分からぬ。あと先月から、何を決めるにも民主主義的に多数決制となり、だいたい僕の主張は通らぬ。お荷物疑惑である。
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