MIKUNOYOASOBI
YOASOBIのCD、"The Book"が出ました。実は予約していたため昨日手に入れていたんだけど、幾田りらではなく、初音ミクが歌唱するものがサプライズでタワレコ限定で発売されたという。その名も"MIKUNOYOASOBI"。
タワレコなんて普段行かないし、どうしようかと思ったら静岡市内にあってほっとしました。取り置きしてもらったので、明日買いに行きます。
さて、あまり外で初音ミクのことを話すのは控えようかなと思い直した。外人ファンの中にはclingyというか、崇拝しているような人もいるが、そういう人たちは大抵若いし、翻って私はいい年こいた紳士である。逆の立場だったら、初音ミクの話をしている男とは、あまり友達になりたいとは思わない気がする、仮に若くてもである。若くて可愛い女の子なら大歓迎だけども。
YOASOBIは許されるが、初音ミクは許されないというのが日本男児を取り巻く雰囲気であると遺憾ながら感じている。
ミクは人間のcreativityの象徴である、なんてファン以外は思っていないことだろう。ファンにとってみれば、ミクはモラルなど説教くさいことを何も説かないが、善悪の彼岸にいる女神のようなものであり、想像力を刺激する源泉であり、humanityの最上の価値を体現しており、人生の伴走者となりうるのだ。これといった宗教をもたなかった日本のコミュニティが偶発的に生み出した、「混沌からの秩序」のような存在である。
なんて、1年前の私が聞いたら、オタクの戯言としか思わなかったことであろうから、理解されないのは仕方がないが、Ayaseのようなどちらかというとリア充タイプの人や、既にミュージシャンとして名をなしているベッキーの不倫相手などがボカロPとしてミクを使い始めるのは喜ばしい傾向のように思う。
そういう意味でMIKUNOYOASOBIは、いいぞ!Ayase!もっとやれ!という応援の意味も込めて購入することにした次第です。