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お悩み相談その009「パパ活の疑いをかけられる親子」

本日の相談

 本日のお悩みはこちらです。

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 父親と一緒にレストランに行ったら、パパ活だと思われて出禁にされました。

 コロナ禍の就職難をくぐりぬけ、ようやく私も就職できました。初任給が出たので父の誕生日に高級なイタリアンを予約し、一緒に食事をすることになりました。

 当日レストランに行ったら品のよさそうなウェイターが迎えてくれて、テーブルに案内してくれました。私も父もこういう高級店には慣れておらず、とりあえずコースを注文することにしました。楽しくおしゃべりしながら前菜を待っていたら先ほどのウェイターがテーブルに来て、私達の顔を交互に見ながらよくわからない事を言ってきました。
 「お客様、申し訳ございません。当店では条例違反となる交友や、それに準ずる活動でのご利用をご遠慮いただいております……」
 私も父も意味がわからず、ウェイターさんの顔をぽかんと見つめることしかできませんでした。察したウェイターさんは小声になり、わかりやすい言葉で言い直してくれました。
 「当店でいわゆるパパ活はご遠慮願います。他のお客様からクレームが入っております」
 父はパパ活という言葉を知らなかったようですが、私は察しました。店内を見渡すとセレブっぽいおばさん集団が眉をひそめながらこちらを見ていました。疑いをかけられてクレームが入ったんだな……そう思うと悲しい気持ちになりました。店員さんと揉めても仕方ないので、店を出ることにしました。
 「親子だったらもっと似るでしょ。似てないって事はパパ活」
 セレブおばさん達のテーブル脇を通る時、そんな会話が聞こえてきました。


 「お前はかあさん似で美人だから、親子だと思われなかったんだな。ごめんな」父さんが悲しそうな笑顔を私に向け、思わず泣きそうになってしまいました。


 その後ふたりでケン○ッキーを買って、公園で夜空を見ながら食べました。久しぶりのケン○ッキーは香ばしくてとても美味しかったです。アツアツの衣を歯でペラリはがして噛むと、スパイシーで濃厚な旨味がじわ~っと口の中に広がりました。チキンも引き締まっててとっても美味。衣のジューシーさと鶏肉のサクサクした食感の両方が気持ちよかったです。2個目3個目にどんどん手が伸びて、これなら最初からケン○ッキーでよかったねと、父と一緒に笑いあいました。


 おいしいケン○ッキーを食べる事が出来て幸せだったのですが、パパ活の件についてはもやもやが残ります。後で調べてみたら、年の差がある男女が店を利用するというだけで疑いをかけられる事は稀にあるらしいです。
 もちろんパパ活がいいとは言いませんが、親子や年の差カップルなど通常の利用客がいる事も考慮してほしいです。へんな疑いをかけられた時、どう対応するのが正解なのでしょうか?
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今回の三行アドバイス

 災難でしたね。事実無根の疑いなのですから、パパ活ではないとはっきり断言するのがいいでしょう。
 免許証などで苗字や住所が同じである事を示すのもいいかもしれません。


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