【国際恋愛】「第二言語での恋愛はなぜ難しいのか」動画を見た感想
私の母国語は日本語、彼氏の母国語はロシア語、お互いの母国語は話せないので、普段は英語と韓国語でコミュニケーションを取っている。
3日前、偶然このYoutubeを見つけて、すぐ視聴した。
「Why Love is Harder in a Second Language」Magdalena Hoeller | TEDxCooks Hill
ほぼ共感しかなかった。
言語化してくれてありがとうって感じだった。
彼にもすぐシェアした。
ざっくり要約
(解釈間違ってるところもあるかもしれないけど、そこは見逃してください…)
感想
言語の感情への影響
非母国語は母国語に比べて感情が結びつきづらい。わかる。
しかも私達の場合は、お互い母国語が封じられているから、結構大変である。
言語と感情の結びつきがきっかけで言い合いになったこともある。彼的には、私に優しく言うべく言葉を選んだつもりであったが、私にはただ彼が自分の意見を押し付けているようにしか感じなかった。言語と感情の結びつきが十分でないと、単語選択を間違えてしまうことも当然ある。語彙力不足で仕方なく持ち合わせてる語彙を使ったが、仕方なく使った言葉が、相手にとっては感情と紐づいている場合は、凶器にもなってしまう。でも、お互い言語と感情が結びついてない場合は、ただの音の塊を交換して用を済ませていることもある。動画の中で言っていたC-wordの部分もとてもわかる。ただの4文字の音でしかない。それがどれだけ下品とされている言葉かも私にはなかなか理解が難しい。
ユーモア
ユーモアのところは一番共感した。
私は、仲良くなった友人から、喋ったら意外と面白いと言われることが多い。でも、彼氏から面白い人だねと言われたことはほぼない。自分が意外と面白い人であることをちゃんと伝えられなくて正直悔しい。君のユーモア好きだよ!って言われたい...笑 同じタイミングで笑うことはある。でも、母国語での会話ではもっと笑ってるし、日本語だったらもっと面白いこと言えたのにとか、英語で言ってみたけど面白さが消えたなとか、英語でうまく表現しきれないなとか思うことは沢山ある。彼も私と同じようにユーモアについていろいろ思うことがあるらしい。
ロシアのジョークは私にとって強く聞こえすぎることがある。逆に、私のユーモアはソフトで彼にとっては面白みを感じないらしい。2人とも英語や韓国語はネイティブレベルではないので、一旦頭の中で母国語↔︎英語/韓国語に翻訳して理解することもある。なので、彼がロシア語で面白いジョークを思いついたとしても、それを英語に訳して私に伝え、私は英語のまま理解できなければ日本語に翻訳して理解しようとする。この頃には、彼が言いたかったジョークはもはや意味も形も失ってしまっている。しかも、ジョークなんてスピード、間も大切な要素になってくるし、ジョークの理解には文化の理解もいる。2人の語学力、文化への理解が共に成長しないと難しい。非母国語での会話におけるユーモアはかなりハードモードである。
私たちの笑いのツボがすごく合っていると感じないのは、言語のせいなのか、それともそもそも2人の笑いのツボが全然違うのか、正直今のところ判断が難しい。私にとってパートナーと一緒の笑いのツボであることは結構大切にしたい部分。100%じゃなくてもある程度は似ていたいという思いがある。
見えない力関係
お互い非母国語でコミュニケーションをとっている。ニュージーランドで出会い、時間を共に過ごした。なので、英語使う時は平等だと感じる。また、韓国に遊びに行ったことがあるが、2人ともだいたい同じレベルの韓国語を話すので、力関係に差を感じたことはなかった。しかし、以前、彼が日本に遊びにきてくれた時は、私が完全に主導権を握った。まだ行ったことはないけど、この流れからして、私が彼とロシアに行けば、彼が力関係で上になることは容易に想像がつく。
言語の持つ力と、どの言語の環境にいるのかの影響力を認識することができた。
解決策について
動画内で、まず上記であげた3つの困難に気づくことが大切だとしている。そういう意味で、今回この動画を見て言語化してもらえて本当に助かった。おかげで彼ともちゃんと意見交換ができた。
そして、最後に挙げた解決策が個人的に本当に素敵だと思った。自分達の文化を作れば良いということ。お互いの母国語を学んでいきたいねと彼とも話している。多分、私たちの作り上げる文化は、ロシアと日本と韓国と、出会った場所のニュージーランドが混じったカオスな文化になると思う。文化を作り上げるのは一朝一夕にはいかないことだと思うけど、ゆっくり時間をかけながら、自分達らしい関係を作り上げて素敵な時間を過ごしていければいいなと思った。