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仏教の実践は人生のリスクマネジメント①四苦八苦

ビジネスパーソンとして、
・物事の本質は何か?
・具体的な解決手段は何か?
・問題を未然に防ぐには?
こういうことばかり考えている仕事、例えばプロジェクトの企画・進行・マネジメント、システム設計・開発、リスクマネジメント、防災、炎上案件の火消しといった仕事をしている人を対象としています。

そして伝えたい結論はこれです。
仏教の実践は人生のリスクマネジメントである
そして仏教による人生のリスクマネジメントは可能である

noteで仏教を語る誰もが逃げている例題

【例題】
私が仕事中のことです。
我が子が事故で死にました。
交通法規上全く問題なく信号待ちをしていたところに、全く面識のない人が運転する自動車が突っ込んで来たからです。
子どもは即死でした。

【考えてほしいこと】

  1. 残された家族にとって、この状況は「苦」ですか?

  2. よりによって自分の子供が、その日、その時、その場所で、天文学的な確率を引き当てて事故に遭い死亡するという、当事者たちが誰も望んでいない最悪の出会い。どうして、このような事件事故が自分たち家族に降りかかるのか?

  3. 当事者たちの意思に関係なく巻き込まれる事件事故との遭遇は、あきらめて受け入れるしかないのか?それとも未然に防ぐ方法があるのか?

  4. もしも未然に防ぐ方法があるとするならば、それはどのような方法で、どのようなメカニズムで成されるのか?

  5. それは数字で効果を説明できるのか?

ボクは、この例題の事件を未然に防ぐことこそが仏教の実践であるとnoteで述べ続けています。
そして「これこそが仏教の実践である」とnoteというSNS環境で述べているのは、現状、唯一ボクひとりです。


四苦八苦

古来、仏教では4種類の苦しみが2セットあり、合計8種類の苦しみがあると説明していて、これを四苦八苦という。
最初の4種類は生・老・病・死の4種類。
これは知っていると思うので説明を省きます。

あとの4種類は「愛別離苦」「求不得苦」「怨憎会苦」「五蘊盛苦」。

「愛別離苦」とは、このnoteの事例で言えば、誰も望んでいない我が子との突然の別れのこと。別れたくないのに強制的に別れなければならない苦しみ。

「求不得苦」は欲しいのに得られない苦しみで、このnoteの事例で言えば、失った我が子に再び会いたいが、でも、それは叶わない、という苦しみ。

「怨憎会苦」は憎たらしくて会いたくない相手と会わなければならない苦しみで、このnoteの事例で言えば、事故を起こした側の関係者と会わなければならない苦しみや、無神経に追いかけ回してくるマスゴミ風情の存在。

せめて、あの日、子どもと、もう少し話しておけばよかった
そもそも、子どもなんて、産まなければよかった
結婚しなければよかった
というか、どうして自分がこの世に生まれてきてしまったのか?
考えていくと、ありとあらゆることがツライ。
自分がこの世に存在すること、そのものがツライ。
これを「五蘊盛苦」という。

そのような定義があることは理解しました。
で、具体的にどうすれば、このような自分の意志では絶対に制御できない事件の発生を未然に防ぐことができるというのですか?
この問いに具体的な方法を提示することが宗教の役割です。
続く。

ちなみに⑤それは数字で効果を説明できるのか?はこちらです。

嘘だと思うなら他の人の仏教noteを読んでみましょう

noteというSNS界隈で仏教を語る人たちの中で、このnoteの冒頭に書いたような事例に真正面から向き合って書いている人はいない。
書いているのは、唯一ボクひとり。

要は、自分の意志とは全く関係なく、他責の事件事故に巻き込まれて自分の人生が狂ってしまうことも仏教で言うところの「苦」なのだから、それをどうするつもりなのか?
というのが、ボクのnoteでかかげている重要な問いかけです。

ところがnoteで仏教を語る人の絶対的大多数は、
煩悩を消すことが~とか
心の問題が~とか
関係性が~とか
マインドフルネス瞑想が~
という感じで、自分のことしか考えていない。

嘘だと思うならば、冒頭の事例をもういちど読み返した上で、このような事件の発生原因と未然に防ぐための具体的な解決手段を仏教観点から述べている人を探してみると良いでしょう。

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