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二条城本丸御殿内覧会(8月16日金)

京都市中京区にある二条城、本丸御殿の保存修理工事が行われていたところ、それが終了して、9月1日から、18年ぶりに一般公開されることになった。
それに先駆けて、市民4050人を無料招待してくれるという。せっかくの機会なので、申し込みをしていた。割と広き門だったのか、うれしいことに大当たり。当選はがきを持って、二条城へ。

当選はがき、ありがとう


門の内側に入ったのは10年ぶりか20年ぶりか、もうその辺の記憶は曖昧なほど久しぶり。びっくりしたのは、外国人観光客の多いこと。砂利道のあちらこちらで写真撮影会。二条城なのに、私のほうがどこかの外国に来たみたいな雰囲気。

立派な唐門が迎えてくれる
奥に見えるのは二の丸御殿


さて、本丸御殿。入り口で靴を脱いで、ビニール袋に入れる。持ち物全部とその靴をロッカーに入れる。写真・動画撮影禁止、飲食禁止。

まずは、エアコンの効いた部屋で、本丸御殿を紹介した映像を見る。涼んでいられるのは、ここだけ。あとの部屋は、小さなサーキュレーターが廊下の角で回っているだけ。暑い(夏だからしょうがない)。

畳のヘリの赤いところは踏まないでくださいと注意を受け、招待された人10人ぐらいがグループになって移動する。
新しい畳の清らかなにおいが充満している。ほかにお客さんがいないから、ゆっくり見たいだけ見られる。それぞれの部屋に飾られている絵画、設え、照明器具、どれも豪華。耐震補強のための鉄骨の柱が場違いのように施されているのが、現代版の御殿です。

歴史
本丸は城の中心部にあり、内堀で守られた区域です。3代将軍・徳川家光が、1626年(寛永3年)に後水尾天皇行幸を迎えるため、城の区域を西側に拡げ、新たに築きました。その際、本丸内に御殿が建てられましたが、1788年(天明8年)の大火で焼失しました。幕末には、15代将軍・徳川慶喜が御殿を建てましたが、1881年(明治14年)頃に取壊されています。
現存する本丸御殿は、桂宮家が京都御所の北(今出川御門内)に建てた御殿の主要部を、1894年(明治27年)に明治天皇の意向により移築したものです。当時は、二条城が天皇家の別荘である離宮として利用されていたからです。

二条城ホームページより

当選はがきで二の丸御殿も見学できた。こちらは大勢の観光客の方々と一緒。ガイドさんが数人のグループを引き連れて解説をしている。外国人の子供さんが廊下を走っている。小型扇風機を手にして風を受けている人多数。皆さん、汗だくで見学。

二の丸御殿は全6棟の建物からなり、江戸初期に完成した住宅様式である書院造の代表例として日本建築史上重要な遺構です。江戸城、大坂城、名古屋城の御殿が失われた今日、国内の城郭に残る唯一の御殿群として国宝に指定されました。
内部は、日本絵画史上最大の画派である狩野派による障壁画と、多彩な欄間彫刻や飾金具によって装飾されており、将軍の御殿にふさわしい豪華絢爛な空間となっています。

二条城ホームページより


天守閣跡からの眺め


京都市内の真ん中に、京都御苑や二条城など、長い歴史を持った大きな敷地があり、大勢の人たちが立ち止まれる場所になっている。いつでも歓迎してくれる。



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