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中村雅俊コンサート(2月2日/日)
京都駅から30分ほど近鉄電車に乗って、京都府城陽市に到着。いざ「文化パルク城陽」での中村雅俊コンサートへ。
2月1日で74歳になった雅俊さん、去年でデビュー50周年。
私は、デビュー作のドラマ「われら青春!」からずっと雅俊さんの出演番組を追いかけ、挿入歌も大好きになり、コンサートに何度も行った。
ひと回りほど年下の私たち世代からすれば、いつまでたってもお兄さん的な存在。
1300席満員の会場は、おばちゃんばかりではないかと予想していたら、おっちゃんもたくさん来ていて、ちょっと違う予想の外れ方だった。とはいえ、中高年が大半を占めるのは予想どおり。
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ステージの最初のほうで、雅俊さんが「お尋ねするので拍手で答えてくださいね」と会場に向かって言う。「70代の方」「60代の方」「50代の方」と順番に年齢を下げて、「怖くて聞けないけど10代の方」と言ったときに、ぱらぱらと拍手。本当に10代の人が来ていたのか(どなたかのお孫さん?)、誰かが雰囲気で拍手したのかわからないけど。60代の拍手が一番大きかった。
私の隣席のご婦人から「80代は聞いてくれへんの」という声が聞こえてきた。杖をついてのご来場、すばらしい。
開始から70分ほどたった頃、「皆さん、座りっぱなしでしんどくないですか」という呼びかけがあった。じっと座っていたので、お尻がむずむずしてきたところだった。
「立てる人は立って手拍子お願いします」「6曲続けて歌います。とりあえず3曲終わったところで、まだ立っていられるか聞きますね」ということで、リズムに乗れる曲が始まった。
ああ、この歌、聞いたことあるなあ。タイトル、何だったかなと思い出そうとするも出てこず。それでも足踏みして、手拍子して、会場の皆さんと一緒に体を揺らす。楽しい。
3曲終わったところで、これはなかなかしんどいよと思った。「座りたい人は座ってくださいね」と、ここで雅俊さんの心遣い。隣席の方は着席。3曲でも立って応援していたのはすごいと思う。
私はもう一踏ん張り。テンポのいい6曲目が終わるまでスタンディング。ここで、しんどくなって座りたいタイミングが来て、皆さんと一緒に着席。
60代の観客が多いコンサート会場は、こんな感じ。
「いつか街で会ったなら」で始まり、テレビドラマの懐かしい主題歌、雅俊さんが作った歌、アンコール曲の「ふれあい」まで、2時間ほどのステージ。その間、デビューから50年の出来事なども話し、74歳とは思えない元気っぷり。とっても元気な雅俊さんに会えてよかった。私も、もっと元気になりたいと思った。
会場を出てから最寄りの駅まで、ぞろぞろとコンサート帰りの人が続く。たまたま隣同士で歩くことになった人と「コンサート、よかったですねえ」と自然と話していた。その方は「高知県から来ました」と言っていた。今晩、京都に泊まるそう。遠いところからでも来ようと思わせる雅俊パワーは健在。
次はこちらに行きたい。
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