京都新聞読者プレゼントで当選したチケットを持って、大山崎町まで出かけた。
大山崎山荘美術館は山荘というだけあって、山の上のほうに建てられている。最寄りの阪急電車の駅とJRの駅を経由して美術館まで連れて行ってくれる無料送迎マイクロバスが走っている。阪急・大山崎駅に降り立ったすぐ目の前に、すうっとそのバスがやってきた。どうぞ乗ってくださいというタイミング。このバスはご高齢の方優先。なので、私は乗っていいものか、多少ちゅうちょしたけれど、バスを待っていたのは私のほかに5人ほど。余裕で乗れそうなので、乗車させてもらう。山荘美術館までほんの2~3分。車なら楽ちん、急な坂道をすーっと上ってくれる。以前に来たときは、えっちらおっちら歩いたっけ。
美術館までの途中には、きれいに整えられた庭園や池や広場がある。館内に入らなくても、ハイキングだけでも楽しめる。
俳句づくりに来られていた10人ぐらいの団体さんとすれ違う。メモとペンを持っての移動。ミニ歳時記を手にしている方もいる。
「次のバス、12時18分ですよ。乗ります?」
「私は俳句が落ちていないか探しながら歩いて下ります」
「私も歩きます」
などと会話しながら、俳句を拾いに行かれました。
さて、私は美術館を目指す。建物そのものが美術品みたいで、中に入るだけでうきうきする。
ガラス工芸品は、みんなそれぞれ美しい。もし私の家に飾れるとしたらどれがいいかなと思いながら、見ていく。
青く色付けされたミニ花瓶、すてきやなぁ。
私たちが気軽に摘める野生の花を生ける花瓶がないことに気づいた舩木倭帆は、小さい花専用の花瓶を作り始めたそうです。そういう意気込みも含めて、すてきです。