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忘れ物ですよ(8月29日木)

台風10号の影響、京都にはまだなくて、もともと予定されていた川柳教室へ行く。電車も動いていて、会場まで行けた。開催されるかどうか、今週に入ってから台風の動きにやきもきしていたけれど、通常と同じように開催されて、ほぼ全員が出席しているのには驚いた。皆さん、熱心です。

お昼ごはんを食べに入ったお店でのこと。
隣の席の中年の男女2人の話し声がよく聞こえる。聞き耳を立てなくても勝手に聞こえてくる。お互い敬語なので、ご夫婦ではなさそう。
女性が一方的に男性に話している。新ニーサを始めたところなのに10万円も下がってしまったとか、家のローンが1,000万円ぐらい残っているとか、そういうお金の話をしている。自分の懐具合を大声で話しても平気な関係というのは、どういうんでしょうか。男性は相槌を打つばかり。
私が聞いてもしょうがない話ですが、ほんまにようしゃべるなあという気持ちで、こちらは1人で日替わりランチを食べる。


そんなお2人が先に食事を終えたところ、女性の席に折り畳みの傘の忘れ物があることに気がついた。テーブルを片づけに来たお店のお姉さんに、私は口をもぐもぐさせながら「傘、傘」と目で合図をした。すぐにその傘を持って、お客さんを追いかけてくれた。またテーブルを拭きに戻ってきて、私に「ありがとうございました」と言ってくれた。これがうれしかったな。


帰りに、京都dddギャラリーでの企画展「立平面社 手と脳のあそびの不思議」を見てきた。
紙を使った動く立体作品、紙とコラボしたアートサイエンス作品が展示されている。紙に切れ目を入れたり、それを折ったりすることで、オリジナルな作品が生まれるんですね。身近な紙を主体として作られた作品なので、温かみ、親しみが湧いてきた。わくわく、楽しい空間だった。

「立平面社」の6名
嵐川真次さん、木村幸司さん、広本理絵さん、柚木陽子さん、吉本加織さん、松井桂三さん。

「立平面社 手と脳のあそびの不思議」のチラシ

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