改修された三条大橋(5月17日金)
鴨川にかかる三条大橋は、江戸と京都を結ぶ東海道の終着点。この橋の維持管理は江戸幕府が担っていたらしい。
明治になって、京都府や京都市の行政が管理するようになり、2023年12月に改修される前の高欄(手すり)は、1974年に取り替えられたままだった。
50年ほど経過した橋の手すりは、触ったら木のソゲが刺さりそうになるぐらい、悲しい状態になっていた。
三条大橋の近くまで行ったので、新しい白木でできた高欄の見学へ。
手すりを触ってきた。ソゲは出ていなくて、つるつる。できるだけ朽ちないように、汚れないようにと思う。
木製の手すりには、何か所か「埋め木」が施されている。
「埋め木」とは、腐食を防ぐために、木材の割れている部分を取り除き、同じ形の木片をはめ込むことで、ハート形(「猪目」と言って、魔よけの意味もあるらしい)や菱形の埋め木もされている。