ぼやきたいのはわかるけど(10月7日月)
真夏や真冬、家の窓は閉じているけれど、春や秋の穏やかな季節には窓を開けて、風を感じると気持ちいい。
どこからか賑やかな声も、風と一緒に部屋に入ってくる。近所のおうちの子供さんが泣いている。きょうだいげんかをしているぞ。お母さんの「早よしいや」の焦った声も聞こえてくる。よそのおたくの生活を聞いているようではあるけれど、聞こえてくるんだから、しょうがない。
きょうは、宅配のお兄さんのひとりごとが響きわたっていた。
会社のトラックではなくて、個人の車のようなワンボックスカーに荷物をいっぱい積んで、うちの近所に配達に来た模様。
荷物を脇に抱えてインターホンを押した家からは誰も出てこない。お留守みたい。
受け取ってもらえなかった荷物を車の荷台に戻していたとき、積んであった幾つかの荷物が転がり落ちてきたのか、「何や、このクソが」と八つ当たりしていた。「これ邪魔やなあ」と大きな声だったので、私は思わずカーテンの端からちらっと外を覗いていたのでした。
お気の毒に。個別配達、いろいろなご苦労、お察しします。
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