〈院展〉絵の世界に触れにいく(4月20日木)
京都市京セラ美術館のメンバーシップカードの特典、先週は大丸での華道展、きょうは高島屋での「第78回 春の院展」で重宝する。
日本美術院が主催運営する日本画の公募展覧会--岡倉天心らによって創設され、一時中断の後、横山大観らによって再興、在野精神を今日まで受け継いでいるという。
岡倉天心や横山大観の名前は聞いたことがあるというぐらいの私でも、絵が飾られている空間にいるのは好き。
絵は全く描けないし、作品について語ることはできないけれども、ちょっとした緊張感が醸し出される会場の雰囲気が好き。
自分より大きな絵画作品を完成させるのに、気の遠くなるような時間や技術が駆使されて、作者の魂が込められているのだろうな。そんな一作品が120点も出展されているのだから、ぴんと張りつめた空気になる。
私の心にすとんと入ってくる、いいなと思う作品と出合った。いいなあという直感がほしくて、入場する。