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録画したドラマを順に見る(12月27日金)

テレビ番組をVHSテープに録画できるという画期的な方法を知ったのは高校生ぐらいだったか。それから、リアルタイムで見られないときは予約しておくようになった。
今は録画しなくても、いつでもネット配信で見られるそうだけれども、私は大きな画面で見たいので、やっぱりテレビ番組をビデオデッキに録画して見ている。何十年も前に比べ、予約できる容量も多くなり、時間帯が重なっても3本は予約できる。VHSテープに比べて、なんという差でしょう。

新番組が始まると、とりえあず予約。まだ見てないよという「未」マークがどんどん増える。
第1話を見て、私にはちょっと合わないなと思ったら、申し訳ないけど予約は解除。ドラマを見る時間も貴重なので、私の厳選ドラマを楽しむ。

岡室美奈子さんという大学教授がラジオに出演されていた。「現代演劇研究」「テレビドラマ論」を専門に研究されている。先生もとりあえず第1話は見るそうだ。私とおんなじ。そこからが違う。ドラマの考察をして学問にまで押し上げている。ドラマを突き詰めた専門家だ。

50年来のファンであるさだまさしが出演するというので「海に眠るダイヤモンド」を見始めた。長崎の炭鉱を舞台に、半世紀ほどの時を行き来する物語で、どんどん引き込まれた。

ネット上に、「日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は近年では珍しい骨太なドラマだった。」という一文から始まる岡室さんの骨太な論文が載せられていた。ドラマのシーンを思い出しながら読んだ。たっぷり読みごたえがあった。岡室先生、解説をありがとうございました。


冒頭の写真
午前7時頃の三日月。電線の間にぽっかり浮かんでいた。

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