
京都駅で伊勢の名物を買う(12月11日水)
小学校のときの修学旅行は、1泊2日のお伊勢さん参りだった。内宮と外宮へ行き、夫婦岩の前で記念写真を撮った。
修学旅行出発前に、お土産の「赤福」は幾つ欲しいかというアンケートがとられた。家族で相談して、うちは何個と紙に書いて学校に提出する。私たちが旅行を終えて学校に戻ると、体育館には大量の「赤福」が届いていて、子供はそれぞれ、何個と書いた分だけ家に持ち帰った。50年前の、そんな記憶がある。
京都駅のお土産屋さんに「赤福」がどんと積まれているところがある。伊勢名物だけど、それはそれでいいようで。
あんこのお餅大好きで、そちらを通るたび、赤福餅食べたいという思いに駆られる。仕事の帰り道に買おうと思うのだけれど、寄るところがあって違うルートで帰ったり、夕方にはもうなくなっていたりして、なかなか買えずにいた。
きょうは、時間も早いし、行きと同じルートで帰るから、あのお土産屋さんの前を通るぞ。定番の黒色あん餅の「赤福」は5箱ほど残っていた。新しくできた白あんと黒あんが半分ずつの「赤福」は、もうなかった。人気あるわ。
~白餅黑餅に込めた思い~
コロナ禍により日常生活が大きく変わり、私どもの赤福店舗も休業を余儀なくされ、お客様をお迎えできない、赤福餅をお届けできない苦しい日々が続きました。
世の中が暗い気持ちになる中、少しでも明るく前向きな気持ちになってもらえるようなことができないか、私たちができることは何なのか、と思いめぐらして新しい商品づくりに取り組んできました。
黒は、生まれたての純朴なものの象徴、これからの可能性を秘めています。
白は、清らかで洗練されたものの象徴、邪気を祓う御幣は白、神様に奉仕する装束も白です。
影があるということは、そこに光もあります。これから光に向かって進んでいく、その一歩に「白餅黑餅」がなればと…、そのような意味も込めながら、誕生しました。
赤福ホームページより
つい先月、お土産で白黒の「赤福」をいただいて、こういうのができたことを初めて知った。だから、私の口が余計にあんこを欲していました。

通常バージョンのライトアップ

横にあるガラスに映っているので2倍の明るさ