雪をかぶったぴかぴかの金閣寺は華やかで美しい(2月22日水)
1月24日から25日にかけての大雪以来、京都市内でもちらちらと雪の降る日がある。
雪が降れば、テレビニュースや新聞のカラー写真 で金閣寺が取り上げられることがあって、一度はその様子をこの目で見たいと思っていた。
金閣寺までは、バスと電車を乗り継ぎ小1時間はかかる。朝、早くに家を出ないと、雪が溶けてしまうかもしれない。それに、学校や仕事が休みの日とか、行ける時は限られている。
そんなこんなで、それまで一度も、雪をかぶった金閣寺を見たことがなかった。子供の頃や、大人になっからも、そんなに見たいとも思っていなかったのかもしれない。
そのチャンスがやってきたのが、2015(平成27)年1月3日。52年間生きていて初めて、物理的条件と見たいという気持ちが一致した。
お正月休み、前日からの雪で、きっと積もっているだろう、行こ行こと心の準備をする。3日午前9時の開門ちょうどぐらいに金閣寺に着いた。
そこそこの人が並んでいて、ぞろぞろと進む列についていく。人だかりの隙間から、ぱっと目の前に現れた金閣寺は本当にまばゆくて、きれいやなあと思わず声が上がる。
周囲の松や池に張る氷にも雪が舞い降りて、風情たっぷり。
1時間ほど散策しての帰り道、たくさんの人が歩いたこともあって、雪が溶けて、土はべちゃべちゃ。
今のところ、間近で雪の金閣寺を見たのは、この日の一度だけ。
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