「3月は寒いから!」
春の終わり、結構突然だなって思いませんか?
桜が咲いて、みんなが少し浮かれてるなあ、と思ったすぐ後には
強い春風と意地悪な春雨であっという間に葉桜に。
雨でぬかるんだ錦町公園の地面で
桜の花びらがどろどろになって、踏まれているのを見て
あーもうすぐゴールデンウィークかーって気持ちになる。
毎年、桜の咲く時期には雨が降ってる気がする。
わたしが働く古着屋 IORIがある仙台の本町は
坂の上に錦町公園があって、仙台の中心地の割には春夏秋冬を結構近くで感じられます。
春には桜が咲くし
夏にはセミがうるさいし
秋には大量の落ち葉が店の前に雪崩れ込み
冬には意外と雪も降る。
調べたら錦町公園って2008年まで、ミストが出る噴水があったよう。
服が濡れるって苦情でなくなったらしい。なんでやねん。かなしい。
それはさておき、いまは季節の変わり目
みなさま夏服、もう出しましたか?
わたしはまだです。
だってまだ仙台寒いから。
特に16時半ごろからの冷え込み方がすごいです。
今日も、最高気温は20度なのに最低気温は6度。身体バグるて。
話は少しずれますが
昔やってた"ダウンタウンのごっつええ感じ"という番組(ガキ使みたいなもん)のフリートークのコーナーで
ダウンタウン松本が
「3月なのに寒いな〜じゃないねん!!なんでみんな毎年忘れるの!!3月は!寒いから!!!」
という内容を力説していた回があります(笑)
このくらいの時期に寒いなーと思うとその回を毎年思い出しちゃう。
東京ももちろんそうだと思うんですが、やっぱり仙台、東北は寒いです。
特に風がいつまでも冷たい。
先日ワンピースにM-65を着てお花見に行ったのですが、寒すぎて全然お花見れませんでした。風強すぎ。
そんな中でも先物買いを楽しんでくれてる方もいるので
お店の発信では少し先のアイテムを紹介することが多いのですが
こっちのブログの方では仙台の気温に合ったものに注目できればなと思います。
暦の上は春ですが
2月も3月も4月も5月も、わりと寒いんです。
なんなら、4月と5月は暦だと夏か。
前置きが長くなりましたが、今回はこちらを。
先程、風が冷たいと書きましたがこれは本当にそうで
無風の時は日差しでぽかぽか。
なんなら少し汗ばむ気すらしてくるのに
風が吹くとそれが一気に冷える季節があまりにも多い。
感覚的に春先と、梅雨時期、夏の終わりがこれです。
もうなんなら一年の半分以上が寒いです。
そういう時には
その服自体は暖かくない、けど風の侵入は防ぐ。
そんなアイテムが一役買ってくれる。
フランス軍で90年代ごろに使用されていたオフィサートレンチコート
襟元をノーカラーへ変更し、
袖丈も手の甲が隠れるくらいの長さに直してあります。
元々の襟が、なんとなく今っぽく着るのが難しいようなデザインだったのと
古着でノーカラーのコートが少ないので作ったものです。
ボタンは綺麗な比翼仕様。
カジュアルな着心地ながら、
しっかり上品に見える心地よいバランス。
内側にはポケットがついているので
フロントの2つポケットと合わせれば
なんなら鞄はいらないんじゃないかな。
というか、できれば持ちたくない。
さっと羽織って、さっと出かける。そんなイメージです。
背面には首元から裾まで、大きなアクションプリーツがついています。
これがまた、歩いた時に良い動きを出すんです。
可動域はもちろん、デザインとしても都会的でカッコ良いコートだと思います。
オフィサートレンチコートは
元々 軍の将校や士官用にあつらえたコート。
なのでよく見かけるフィールドコートなどとは違い、
ビジネスシーンでも使えるようなカチッと感も兼ね備えています。
実際、IORIのお客様でもこのあたりを仕事用で使っている方も多数。
そして注目すべきは生地。
ポリエステル多めのコットン混紡です。
裏地もついているので、
これが仙台の冷たい冷たい風から守ってくれるわけです。
中にスウェットなら今時期、
シャツなら5月、
Tシャツなら梅雨時期、
夏の終わりにもワンピースにさらっと着れる。
そしてなんと、家で洗濯してオッケーです。
少しですが撥水性もあるので、
ほんのちょっとの汚れ程度ならウェットティッシュで拭くくらいでも十分。
管理が楽で、着られるシーズンが長く、なのにキマる。
ポリエステルコットンのこの光沢。艶。
シルバーがかったカーキ色も、すごくかっこいい。
大学生のうちにこんなの持ってたら最強だったろうな。そのまま就職しても使えそうだし。
最高なコート、店頭でもonline storeでもご覧いただけます。
寸法などの詳しいことはそちらで。
昼間は暖かいけどまだ寒いので、
みなさん風邪ひかないように!
3月も4月も寒いから!!!!!!!!!
では、また近々書きます!
IORI clothing by Utah フナツ