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派遣社員、フランス修士留学にいく。 ~出願プロセス編~

社会人3年目、派遣社員の私が、今年の10月からパリの隣町、デファンス地区(La Défense)にある、EMLV Master of Science in Digital Business Analyticsというプログラムで勉強することになりました。

今までのあらすじ

前回のnoteでは、学業成績も中途半端、キャリアプランも特にないがゆえ、修士留学を半ば諦めていた私が、このプログラム(MSc)であれば行ける!と気づき希望が芽生えたところまで話しました。今回は、希望していた大学から合格をもらうまでをシェアをします。

出願までに立ちはだかる二つの壁

MScでなら行けそうと思ったものの、出願条件に、障壁があるにはありました。

GMATかGREのスコア

これは簡単に言うと数学のテストで、Data analysisとか数字を扱う系の内容だと、このスコアが必須になります。ビジネススクールは数字にも強い人じゃないと厳しいからということで、必須まではいかなくての全部のコースで任意でスコア求められました。私はもう高校3年生になってからというもの、数学には一切触れていないし、てかもはや逃げてきました。もう向き合える自信がないし、嫌なことに努力を費やしたくない。非効率。しかも平日はフルタイムで働いているわけだから、いや普通に無理じゃん。。となりました。

2枚の推薦書

私にはこれが、至難を極めました笑
正社員であれば、勤務先の上司から1枚、大学時代のお世話になった教授から1枚といった感じで頼めるけど、私の場合、派遣社員だし、正社員の上司になんか頼めない上、お世話になった教授2人には、国内大学院への進学を希望してた去年の夏に、すでに推薦書をお願いしてて、でも結局、「今回は諦めることにしたのでやっぱり大丈夫です」って結構屈辱的な思いを持って断っていたから、また頼むのが精神的にキツすぎた。

フランスビジネススクールのスクリーニングプロセス

とはいえ私がいいなと思ったプログラムは特に名門校というわけではなかったから、GMATスコアも推薦書も任意も任意の提出だったから、全部なしでアプライだけしてみることにした。しかもその時は、とにかく家から出て一人暮らしをしたくてしょうがなく、それがさらに後押しになりました。

第一関門;出願書類の提出

出願はとても簡単で、ビジネススクールのポータルから、必要書類をpdfファイルでアップロードするだけ。
私が出したのは結局下記5つです。

  • CV(Résumé)

  • カバーレター(Lettre de motivation )

  • 大学の卒業証明書(英文)※1

  • 大学の成績証明書(英文)※1

  • パスポート写真※2

  • (英語力証明書※3)

※1 大学にお願いする際に、英文指定します。
英文対応してない場合は、法定翻訳をお願いする必要があります。
大学は法定翻訳指定してなくても、どっちにしろフランス学生ビザを申請する際に法定翻訳されたものを要求されます。ただ英語で単位を取得し卒業した場合は、英語スコアは免除される所が多い。私もこれに該当したので、ここに再度、成績証明書を添付した。ただ、国内大学というのもあり、後から英語の証明書がアップロードされていないから添付して送ってくださいとメールで連絡きたので、卒業した学部のウェブサイトのURLを添えて、私の学部は、英語のプログラムですと伝えたらokでした。ただ念のためTOEIC L&R (スコア900)も添付はした。4技能じゃないから意味はなかった気がするけど。

第二関門;Pré-Recorded  Video Interview

2/5にポータルサイトから出願して、2/14に、次のステップへ行ける連絡がきた。
「あなたにとても興味があり、もっとあなたについて知りたいので、2/19までにPré-recorded video interviewを受けて送ってください。」とのことでした。
やったー!と思いつつ、プレレコーデッドビデオインタビュ-ってなんやねんと、YouTubeで調べた所、これが出てきた。

Pre Recorded Video Interview by EASY RECRUE

1. 質問→30秒間準備→1分以内に回答
2. 15問程度、所要時間45分
3. 録画された回答内容をまとめたものが、アドミッションの方達に送られ、確認される。

一次面接はこれなのね。おけおけという感じで、
自己紹介とモチベーション、なぜこの学校なのか諸々、聞かれそうなことを箇条書きにして準備しました。
実家暮らしだから、1人で静かなところで受けたいと思い、駅とかによくあるテレキューブサービスってやつを初めて利用してインタビューに挑みました。

で、初めて受けた感想としては、よかった。hsp気質のある私は、相手の表情が見て、反応を伺い、ネガティブにとらえちゃうことが多いけど、そんなことにならず、自分の言うべきことに集中できた。

とはいえ、私の受け答えは絶対にやばかったと思う。

質問は結構想定外のものが多くて、自己紹介のパートが、自分を3つのキーワードで表現してください。という感じで、自分が準備してたやつで言えないじゃん😡と思い、即興能力が著しく低い私が45秒で準備するのは流石に無理があってパニックになる自分が予想できたので、思いっきり指示を無視して、準備したものをそのまま言いました。

他にも「data analysisをどうビジネスに活用するのか、例を用いて答えなさい。」とか、いやそれを学びに行くんじゃないの?(考えが甘い)とか思いつつ、結局解答時間になっても、考えがまとまらず、途中で強制終了となるし、

「OOO」を説明しなさいという質問では、全くそれについて見たことも聞いたこともなく、(ワードさえ覚えてないw)”To be honest, I have no idea… but as soon as this interview finished, I will check and learn about it!!!!!” 「正直に言うと全くわかりません。このインタビューが終わり次第、すぐ調べます!!!」と言いました。

すごい達成感はあったものの、これは落ちたなと思いました。まぁ初めてpre-recorded interviewというものを受けて、いい経験になったし、次にいかそうとポジティブに考えました。

第三関門は???

2/19にそのインタビューを受け、3日後の2/22にアドミッションチームからメールが来ました。
“We are pleased to tell you that you are accepted for this program!”という文が目に入りました。

えっ受かったの????
あれだけで???
二次面接とかないの???
あれだけで受かるって、
そっか、、、私はただの金ヅルだったのか🫠🫠🫠
そっかそっか。

なんかあっさりすぎて、拍子抜けしたというか、
正直喜びはなくて笑笑笑笑

たぶん、それは名門校じゃないからだと思うし、
てか勝負はこれからだし、
逆にマジで本気で頑張らなきゃな思いました。

次回は入学許可証をもらうためのデポジット支払いについて書きますね!

気になると思った方はぜひ、スキ!お願いします🥺


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