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内臓疲労とその回復方法
結構な筋トレをした翌朝、友人とハイキングに行った。ハイキングと言ってもスピードウォークが中心で、途中走ったりほとんど休憩がなかったりと、かなりトレイルランニングに近いハイキングだ。ランチも含めて3時間程度。トレイルランニング経験のあるランナーからみたら大したことがない負荷なはずだ。とても楽しかったし、その夜は焼き鳥でたんぱく質も補って、お酒も生レモンサワーでビタミン摂取、睡眠もとり、十分回復したはずだった。
ところが、その翌日。「おいしそう!」とローストビーフを口にして30秒もしないうちに吐き気が起こり、全部吐いてしまった。たこの刺身も吐いた。もしかしたら昨日の焼き鳥も吐いたのではというくらい吐いた。そのギャップに周りはあ然としていた。
たまに起こるのだ。楽しく野山を走り回って、「焼肉だ!」と自ら企画して全部吐いてしまう悲劇が。
これが自覚できないので、本当に困っている。
今までこの症状について適当にやり過ごしていたが、何が起こっているのだろう、とちょっと真剣に時間を割いて調べてみた。いわゆる「内臓疲労」の症状ということがわかった。うーん、体は実存だもんな。認めよう。でも対策方法を調べても「休んでたんぱく質とビタミンをとって」くらいしか書かれていない。それは知っている。
疲れているから栄養は取りたい、でも食べたら吐くかもしれない、家にアスリートフードマイスターがいたらいいけどいない。たとえアスリートフードマイスターがいても食事から摂取する栄養には限度がある。まんべんなく栄養がとれる、胃が拒絶反応を起こさない食べ物は何か、何を食べて栄養を摂取したらいいのか、まったくわからない。Google先生も教えてくれない。誰か教えて。。
そのときヒポクラテスの言葉を思い出した。
「食物によるよりも飲料によって回復を図る方が容易である」
飲料。グリーンジュースは胃に刺激が強く、冷える感覚があるので、(美味しいけれど)なるべく避けたい。温かい野菜スープもあるけれど、それは完全な栄養食ではない。今の私の手元にある、まんべんなく栄養が摂れる飲料は、というと。
「ネコ用に買ったノニジュース」。
薄めて3mℓ/日をあげて気に入っていただき健康になっているが、その消費量ゆえ一向に減らないでいたのだ。
これを消費することにした。ノニ原液を水で薄め、酸味と甘みはレモンとエリスリトールを入れて、とにかくゆっくりちびちびと500㏄/日。その他は水とカフェインレスのお茶で過ごして1日過ごす。夜に常温のオレンジを1つ。
翌日、サラダボウルをいただく。胃に刺激を受けずに食べられた。そして同じく水で薄めてレモン果汁をたっぷり入れたノニジュースを500㏄。晩御飯はサラダとホワイトソース系のパスタを少し。
その翌日も500㏄のノニジュース。サラダとトマトソースのパスタを少し。パスタは栄養というよりはのどごしのよい炭水化物をとってパワーを出すための感覚で。とその週はこんな調子で過ごした。
するとどうだ。単なる満腹感ではない体の内奥から回復されていく感覚があるではないか。この感覚はトレーニングを積んだある程度の大人ならわかると思う。世の中プロテインもだいぶ美味しくなっているけれど、この自然に強く回復されていく感覚は今のところ他にはない。1週間、ノニジュースを多めに飲んだことで、結果身体は120%回復した。お肉も普通に食べられる。体重に過度な変化はなく、食べる量のバランスもちょうどよいところで満足。身体は楽になり大変健康になった。次のトレーニングに前向きになっている。さすが2500年前から伝わっているだけある。
トレーニングをしたあとは交感神経が優位になっているので、ノリでビールをジョッキで〇杯なり、次の日まで居酒屋なり、肉の塊なり、いってしまおうとなるのだけれど、実際はかなり体にダメージを追っている。体はとんでもなく疲弊し、過度な飲食は身体を痛めつける一方なのだ。
疲労を回復させることもひとつのトレーニングであることを理解している人は案外少ない。食事もとれない状態のときに、ノニジュースは最高に効き、かつ食事よりも効率よく疲労回復を促してくれる飲料だと、今回の内臓疲労でハッキリわかった。成分知識云々じゃなくて、身体がしっかりわかってくれた。
今後トレーニングの後は、焼肉ではなくて、ノニジュース。これに決まり。