ほろびのことば
父が、亡くなりました。
9月7日。
倒れたのは3年前の9月8日。
びったり3年。
がんばりました。
8月は、コロナが赤信号だったので月1回の面会が中止でした。
亡くなる前日に、5分だけ面会を許されましたが、もう意識はありませんでした。
なので、「今日は、ほぼ、ぼやきです(笑)」で書いた言葉。
「文句しかない」
が、私が聞いた父の最後の言葉になりました。
3年間、がんばって介護してきたけど。
ドラマのように「今までありがとう」なんて、ないんです(笑)
これが、現実なのです。
とほほほ。
でも、不満だらけでこの世を去らなければならなかった父を思うと。
なんとも言えずもやもやします。
私は子供の頃、父に溺愛されていました。
が、そんなことはお構いなく、私は順調に思春期には父をうっとうしく感じていました。
何年もほとんど口をきかない、というような時期もありました。
が、大人になったら、ちゃんと大人の対応で「かわいい娘」の役割を果たしました。
なので、それなりに「かわいい娘を持つ父親」を満喫できたのではないでしょうか。
今は、そう思おうとしています。
お父さん、溺愛してくれてありがとね。
食べたかったぼた餅とラーメンと焼肉を、たらふく食べて欲しい。
今の願いは、それだけ。
しばらく、「もっとしてあげられた事があったはず」という気持ちの渦に飲み込まれていました。
やっと、その渦から顔を出せたような気がします。
コロナなので、きっと施設や病院で親を亡くした方は、私と同じような気持ちを抱えているのではないかと思います。
どんなに考えても、コロナには勝てなかった。
あれ以上、できることはなかった。
父の希望の高級老人ホームに入れるお金は、我が家にはなかった(笑)
これらを「バルス」の代わりに唱えつつ、このもやもやを壊したい。
私にはまだ、母がいる。
彼女のこと、ちゃんとやらなきゃ。
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