将来の夢がなくても大丈夫

「将来の夢は?」「大きくなったら何がしたい?」
このように聞かれたら、みなさんは何を思い浮かべますか?

まだ小学生のころ。英語の授業で、将来の夢について発表しなければならないことがあった。みんながサッカー選手やら先生やら次々と決めていくなか、何一つ思いつかず、教室に最後まで居残った自分がいた。

「夢」ってなんだろう?

その頃からこの考え方に疑念を抱いていたのかもしれない。

「夢」を持って、それに向かってに努力しなさい。

いま考えると、小学生のころから「夢を持つこと」を押し付けられていた気がする。そして、努力することを常に求められた。

ひとつの夢を決めて、そのために努力する。
それができない人間、その道からそれた人間は負け組だ。

みんなが進む一本の道からはみ出さないように、必死だった。

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人生において大切なことは
キャリアや地位よりも自分が幸せかどうか

なんだか言葉にするとありきたりで薄っぺらいけれど、本当の意味で、心からそう思った。

高校生のときから、『いい大学に入学→4年間で大学を卒業→就活→安定した大企業にはいる』という見えないレールに、無意識のうちに、従っていた。
自分のように、これが当たり前だと感じている高校生・大学生は多いのではないだろうか。

偏差値の高い大学に通うひとが偉いとか、給料が高い仕事に就いたら勝ち、みたいな。 そんなことないと口では言うものの、自然とそういうものさしで人を評価してしまう自分がいた。

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ある人に「将来何になりたい?」と聞いたとき、答えはなかった。

「将来の夢・生きるための目標」よりも「どういう生き方をしたいか」のほうが重要なのだ。

私からみたその人は、自分の人生を生き、日々の小さなことに幸せを感じることができる人で、とても生き生きとしていた。

無理に夢を決めなくてもいい

夢や目標があってそれに向かって努力しているひとは本当にすごい。
でも、夢がなくたって幸せに暮らすことができたら100点満点じゃないか。

そのほうが生きるためのハードルが低くなると思う。生きてると認められる基準が低いともいえるか。

ひとつのものさし(=価値観)で考えるより、自分を幸せの基準で考えたほうがいいよね。

わたしが目指しているもの

私は、いま「夢」ではなく「やりたいこと」を模索中だ。
安定とか親とかそういうもの抜きで考えた、自分の内から湧いてくる本当にやりたいことをとことん突き詰めたい。
お金とか、将来のことは、いまはあまり考えない。

就きたい仕事ではなく、住みたい地域や好きなものを軸に将来を設計したい。仕事はあくまで生きるための手段であって目的ではない。

私はこれからの人生、色々な地域に足を運びおいしいコーヒーを楽しみながら好きなひとたちに囲まれて暮らしたい。なので、パソコン一台あればどこでもできる仕事をする予定だ。

あとがき

書き終わって思ったけど、私、断言するのめちゃくちゃ苦手だ、、、
自分の考えなんて変わっていくし、他人の意見を聞いたらそっちのほうが正しいって思っちゃうから。自信をもって自分の意見を述べることって難しいんだな。

おわり。

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