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Poker Bankroll Trackerの使い方
みなさんこんにちは、フオルです。
今年もWSOPが近付いてきましたね。
初海外ライブの方も多いのではないでしょうか?
私は日本人プレイヤーの平均レベルは間違いなくトップクラスだと思っているので最初は緊張するかと思いますがぜひ自信を持ってプレイしてみてください!
さて、ライブゲーム特有の悩みとして
「どの収支記録アプリを使えばいいの?」
というものがあるかと思います。
今回はそんな方々に向けて私のおすすめするトラッカーアプリ「Poker Bankroll Tracker」の使い方について書いていきます。
参考になれば幸いです。
↓Poker Bankroll Tracker 公式サイト↓
Poker Bankroll Trackerとは?
Poker Bankroll Tracker(以下PBT)とはライブゲームの収支を記録するための無料スマホアプリです。
iOS・Androidともに対応しています。
以下PBTでできることの簡単なリストです。
収支と稼働時間を記録
ステーキングを記録
$/hourとbb/hourを自動で計算
収支からグラフを自動で作成
期間・場所などを指定して収支を確認
Hand Replayerでヒストリーを記録・再生
Player Notesにプレイヤーの特徴をメモ
Friends機能で収支を友人と共有
稼働以外のバンクロールの変化を記録
年額¥3000(2024年5月現在)でPro版にアップグレードすると広告を消す、より細かいフィルターを適用する、データをCSVファイルとしてインポート/エクスポートするなどができますが私は無料版で特に不自由を感じていません。
ここからは主要機能の具体的な使い方について解説していきます。
(日本語表示が絶望的に見づらかったので英語表示で解説していきますがご了承ください)
Bankroll
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収支のデータ・グラフ・色々なスタッツが見られる画面です。
左上の三本線からBankrollを選択すると見られます。
右上からフィルターを選択することができ、期間・場所・ゲームタイプなど指定した条件で収支を表示できます。
画面一番上のBankrollと書いてあるすぐ下の部分は左右にスクロールできるようになっており各セクションで表示されるものは以下の通りです。
OVERVIEW (総収支・時給などのスタッツ)
SESSION (記録したセッションの一覧)
LOCATION (プレイしたカジノ別の収支)
CHARTS (曜日・月・年別の収支)
TREND (総収支の折れ線グラフ)
VARIANCE (分散)
STAKING (記録したステーキング)
TypeフィルターはCash Game, Tournament, Deposit/Payoutの3種類があります。
Deposit/Payoutは稼働以外でのバンクロールの増減を表示するものです。
初期バンクロールの入金や専業の方であれば生活に使った額などがこれにあたります。
これについては後ほど解説します。
Live Session
一番使う機会が多い機能です。
進行中のセッションを記録できます。
キャッシュゲーム・トーナメント共に対応しています。
セッションの開始
画面左上の三本線からLive Sessionを選択します。
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ちなみに稼働時間は開始時刻と終了時刻から算出されているだけなのでセッション中に間違ってアプリをバックグラウンドから消してしまっても問題はありません。
チップカウントのアップデート
UPDATE YOUR CHIPCOUNTと書いてある欄に現在のチップカウントを入力して画面下のUPDATEを押すと画面一番上の収支が現時点のものに更新されます。
またこの情報を元に自動でチップカウント推移のグラフを作成してくれます。
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リバイ
セッション中にリバイをする場合はREBUYを押すことで記録できます。
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上の欄はそのリバイに使った額 = 新しく追加した額なのでそのセッションの合計リバイ額ではありません。
下の欄はリバイした後のスタックサイズです。
下の欄を入力することでリバイと同時に収支をアップデートできますが、ここで入力せずに後からUPDATE YOUR CHIPCOUNTで更新することも可能です。
リバイ額を間違って記録してしまった場合の修正方法は後述します。
休憩
セッション中に休憩を取りたい場合はBREAKを押すことでカウントがスタートします。
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再開時は忘れずにCONTINUEを押して休憩のカウントをストップしてください。
ここで記録された休憩時間は自動で稼働時間から引かれます。
時給は実働時間を元に計算されるので正確な時給を把握したい方は休憩も記録することをおすすめします。
その他の情報の記録
Live Session画面で4つのボタンの上にあるSession detailsの部分をタップするとその他の情報を記入できるエリアが開きます。
情報を記入してUPDATEを押すと確定できます。
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REBUY TOTAL COSTSはそのセッションでの合計リバイ額です。
先ほどリバイ額を間違って記録してしまった場合について触れましたが合計リバイ額を把握していればここで修正できます。
BREAKS IN MINUTESは前述の休憩の記録を手入力でできる欄です。
休憩のオン/オフを忘れてしまう人はこちらに手入力で大体の時間を記入することをおすすめします。
EXPENSES IN CHIPSはプレイ以外でチップが減った時に使います。
キャッシュアウト時にキャッシャーの人にチップをあげる場合などに使えますが少し注意点があります。
SESSION画面で表示される各セッションの収支はバンクロールの増減を表しておりEXPENSES IN CHIPSがある場合はゲームでの成績とはズレてしまいます。
わかりにくいので少し噛み砕いて説明します。
$500バイイン・$1000キャッシュアウトの場合このセッションの成績は+$500ですが、キャッシュアウト時に$1のチップをキャッシャーの人にあげたとします。
この場合PBTはセッション収支を+$499として記録してしまうんです。
時給はこの+$499を元に計算されます。
ゲームでの実力を測りたい方はEXPENSES IN CHIPSの欄は使わずにテーブルを離れた時の額をそのままキャッシュアウト額として記録することをおすすめします。
ただしこの方法だとチップで渡した分は記録されていないのでバンクロールは実際より高く出てしまいます。
バンクロールを正確に把握したい場合はもう一つ手順があるので後述します。
セッションの終了
FINISHを押すとセッションを終了できます。
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記録したセッションの編集・削除
BankrollからSESSIONを開くと記録したセッションの一覧が表示されます。
編集したいセッションを長押しするとEditとDeleteが表示されます。
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稼働以外の入出金の記録
Bankroll画面で右下の+からDeposit/Payoutをタップすると稼働以外のバンクロールの変化を記録できます。
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例えばキャッシュゲームのプレイ中にバッドビートジャックポットを獲得した場合それをセッション収支として記録してしまうとゲームでの実際のウィンレートがわからなくなってしまいます。
私がおすすめする方法は「入金」と「出金」の枠を一つずつDeposit/Payoutとして作成しその枠を長押しで編集する形で記録していく方法です。
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またキャッシュアウト時に担当者にあげたチップなどでのバンクロールのズレを修正するために私はDeposit枠・Payout枠と別にBankroll Adjustmentの枠を作っています。
定期的に自分の持っている額とPBT上のバンクロールの差額を計算し、Bankroll Adjustmentにマイナスで記録します。
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本来はチップで渡した額と同額になります
つまりDeposit/PayoutとしてDeposit・Payout・Bankroll Adjustmentの3枠を作ることになります。
形式上適当な日付をつけることになりますが初めて記録するセッションより昔に設定すると期間でフィルターをかけた時に混入しにくくなるのでおすすめです。
(先ほどのDeposit枠の例では2001年1月1日0時0分に設定されています)
このように記録した場合Bankroll画面でCash Game, Tournament, Deposit/Payoutの3つのTypeフィルターを全てオンにするとOVERVIEWに現在のバンクロールが表示されることになります。
ステーキングの記録
ステーキングを受けてプレイした場合や他のプレイヤーにステーキングをした場合も記録することができます。
記録したトーナメントセッションを編集する画面を開くと下の方にADVANCED OPTIONSの欄があります。
STAKINGのドロップダウンメニューを開くと
I played by myself (全て自費でプレイした)
I played by myself and sold shares (ステーキングを受けてプレイした)
I staked someone else (誰かにステーキングをした)
の3つのオプションが出ます。
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今回は$1000バイインのトーナメントを30%のステーキングを受けてプレイし$5000の賞金を獲得したとします。
I played by myself and sold sharesを選択すると下にスライダーが出るので受けたステーキングの割合に合わせます。
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キャッシュアウト$5000
ステーキング30%
SHARES OUTGOINGSとSHARES INCOMEが自動で計算されます。
SHARES OUTGOINGSはステーカーに支払われる額
SHARES INCOMEはステーカーが負担したバイイン額
です。
Hand Replayer
ハンドヒストリーを記録して動画として再生できる機能です。
三本線からHand Replayerをタップします。
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アクションを入力する画面になります
無料版では9人卓しか選択できないのですが、プレイヤーをタップしてSeat openをオンにすることで8人卓や6人卓も再現できます。
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再生した時にショウダウンまでハンドが隠された状態になります
Player Notes
オンラインプレイヤーの方は馴染みがあるかと思いますが、特定のプレイヤーの特徴を書き留めることができる機能です。
三本線からPlayer Notes & Statsをタップします。
今までメモを取ったプレイヤーの一覧が出るので追記したい場合はそのプレイヤーをタップ、新しくプレイヤーを追加したい場合は右下の+からできます。
名前がわからない場合は見た目の特徴などを書いておくとわかりやすいです。
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Friends
PBTにはフレンド機能があり収支をリーダーボードのような形で確認し合うことができます。
三本線からFriendsを選択すると下のような画面になります。
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順位・名前・セッション数・ROI・合計収支を見ることができます。
表示されるデータは直近3ヶ月分のみです。
リーダーボードの順位はROI順になっているのでキャッシュゲームではあまり参考にならないのが難点です。
リーダーボードからプレイヤーのアイコン画像をタップするとセッションごとの収支が直近1週間分のみ見られます。
リアルタイムで進行中のセッションがあればここで見ることができます。
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最後に
基本的な使い方は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
↓Poker Bankroll Tracker 公式サイト↓