第20回 小学校英語教育学会にオンライン参加しました
第20回 小学校英語教育学会中部・岐阜大会にオンライン参加しました。この記事では学会の内容ではなくオンラインでの学会開催について書いています。
国内の英語教育分野の学会にオンラインで参加するのはこれが初めてでした。今年の3月に自然言語処理学会にオンラインで参加した際,同じようなことは英語教育分野では難しいのではということを書いたのですが,全くそんなことはなく,スムーズな学会運営でした。細かいところではトラブルなどはあったのだと思いますが,全体としては大きな問題なく進んでいたと思います。運営に携わった先生方がオンライン開催のために非常に大変な準備をしてくださったおかげだろうと思います。
1日目に基調講演やシンポジウムがあり,2日目は自由研究発表のみが行われるという構成はいつもと違いましたが,それ以外はオンサイトで参加している感覚になるほど自然に参加できました。このノウハウがあれば他の学会でもオンライン開催が割と容易にできるだろうなぁと思いました。
個人的に学会のオンライン開催・参加はとても心地よかったです。まず,自宅から参加が可能なので(発表の先生は研究室が多かったですが…)いろいろと余裕をもって学会に参加できました。特に,いつも会場の席がすぐに埋まってしまう基調講演やシンポジウムは焦って会場に行く必要がないので良かったです。また,周りに誰もいない中で講演や発表を聞くのでオンサイトの時よりも集中できた気がします。遠方やご家庭の事情で出張が難しい方も参加できるので,学会のアクセシビリティはオンラインだと格段に高まりますね。今後の状況次第ではありますが,個人的には来年以降の国内学会がオンラインになったとしても特段嫌だとは思いません。(今後ずっとオンラインで良いとは思いませんが)
1点,フロアからの質問がZoomウェビナーのQ&Aセッションからのみに限られていて,その点は良し悪しがあるかなと思いました。シンポジウムのような多くの聴衆がいる場合はその方が良いと思いますが,聴衆が少ない自由研究発表では双方向的なやり取りができたほうが良かったかなとも思います。最初はQ&Aで質問を受けておいて,実際の回答では音声を使った双方向的,即自的なやり取りをするというのもありかもしれません。
(それと,Q&Aに書いた質問が参加者から見えないという状況があったようですが,これは自分が司会に入ってみて推測したことですが,司会・パネリスト権限で特定の質問の回答を「完了」とするとその質問が参加者全員に表示されるのかもしれません)
いずれにしても,想像以上にオンラインで快適に参加することができました。運営の先生方は多くの気苦労があったと思いますが,感謝申し上げたいと思います。