Reviewer experienceの記録
以前に書いたようなパンデミックの影響かは分からないが,いろいろなジャーナル(国際誌)からの査読依頼が増えた。あまりにも時期が重なったので,いくつかの依頼は断らなければならなかったくらい。
査読はボランティアで,基本的には研究業績には反映されない。しかし,英語で論文を読み,英語でコメントを書くとなると,非英語母語話者としてはかなりの労力と時間を割いて行っている作業だ。何とかこの作業を記録に残したい。誰が見ているわけでもないけど,自分でもどの査読をしたか忘れてしまわないうちに記録しておきたい。そう思っていたところ,Publonsという研究者Profileのサイトで "verified reviews" を掲載できることを知り,活用してみることにした。
verificationの仕組みは機械的なものかもしれないが,ジャーナルからの "Thank you for your review" メールをPublonsに転送することで当該の査読がverifyされる。verifyされた査読は以下の画像のように一覧にしてプロフィール画面に提示される。
これを見ると自分の専門分野がはっきりわかって良い。なお,どういう基準かは分からないが,多数の査読をしている人は "Top peer reviewer" の称号を与えられていた(1人見たのは確かにその分野では著名な方でverified reviewの量もすごかった)。
もうすでに勤務先のプロフィールページとか,researchmapとか,ORCiDとかいろいろと更新しなくてはいけないものがあるのでさらに研究者Profileを増やすのは面倒ではあるのだが,peer reviewをプロフィールのトップ画面に載せてくれるのはこれだけなので貴重である。