マガジンのカバー画像

研究メモ

26
自分の研究に関連することについてのメモ,レビューをまとめたもの。
運営しているクリエイター

#心理言語学

CommonLit Ease of Readability (CLEAR) Corpus論文のレヴュー

最近出版された以下の論文についてレヴューしたい。 筆頭著者であるScott Crossley氏はこれま…

2021年度 研究活動以外のまとめ

2021年度は例年になく研究活動以外のことを行った年だったので,年度末に一気にまとめて記録し…

4

Sonbul (2015)のレヴュー: コロケーションの頻度に関する視線計測研究

コロケーションの強さに関する視線計測研究として以前レヴューしたLi et al. (2021) で引用さ…

1

Gries (2021) 混合効果モデル論文のレビュー

割と最近に以下の論文が出ていた。 Gries, S. T. (2021). (Generalized Linear) Mixed‐Effec…

6

Society for Text & Discourse 2021に参加しました

昨年に引き続きオンライン開催となったSociety for Text & Discourseに,今年も参加しました。…

Zhang & Li (2021):コロケーション指標とL2ライティングの質に関する研究

先日コロケーションの強さ(結合度)と読解中の処理に関する論文を読んだが,コロケーションの…

2

Meteyard& Davies (2020) Best practice guidance for LMEのレビュー

気になっていた以下の論文をざっと読んだのでまとめておく。 Meteyard, L., & Davies, R. A. (2020). Best practice guidance for linear mixed-effects models in psychological science. Journal of Memory and Language, 112, 104092. https://doi.org/10.1016/j.jml.2020.104092 タイト

Li et al. (2021) のレヴュー: コロケーションの強さに関する視線計測研究

タイトルにある通り,コロケーションの強さと読解中の処理の関係に興味があり,以下の論文を読…

3

Crossley et al. (2017, 2019) のReview

別の記事でまた今度レビューしたいと言ってから1年以上経ってしまったのだが,Crossley et al.…

2

Cop et al. 視線計測研究のレヴュー

Ghent UniversityのUschi Cop氏が中心となって行った一連の視線計測研究の論文を読んだので,…

3

データ分析におけるexplanationとpredictionの違い

ここ数年でいろんなデータを統計分析を使ってモデリングしたり,簡単な機械学習を使って分析す…

2

Society for Text & Discourse 2020@Cyberspace に参加しました

Society for Text & Discourseの2020年の年次大会に参加(と発表も)しました。この学会への参…

1

Crossley et al. (2008, 2011, 2014, 2016) のレヴュー

今回は,Scott Crossley氏の論文4本のレヴューである。例によって,論文のまとめというより,…

3

Kim & Crossley (2018),Kim et al. (2018) のレビュー

タイトルにある2つの文献についてレヴューする。1つはライティング,もう1つはリーディングに関するもの。レヴューといっても内容をまとめるようなものではなく,紹介と感想という感じなのでそこはご容赦いただきたい。 まずは1つ目。 Kim, M., & Crossley, S. A. (2018). Modeling second language writing quality: A structural equation investigation of lexical, s