わたしの家づくりのこと


作業中の屋根屋さんと。私の小さな家

noteに投稿するのはなんと4年ぶり。

少し前から書いておきたいと思ったこと、今日はゆっくりした休日で書きたい気分になりました♪ 始めだけでも書いてみようと思います。


自分の住まいが欲しい

そう思い始めたのはいつだったろう?
東京やパリに住んでいた頃はいつも旅の途中の感覚だった。
逗子に住んだ時、中古の物件や土地を見に行った。里山は自然豊かで魅力的だったが、そこまで真剣になれてはいなかったように思う。
八ヶ岳に来てからは、家願望が本気化したと思う。アパートからの山の眺め、美味しい空気、星空や、スーパーに行くたびに通る抜ける森という環境はそれはそれは贅沢で幸せに思う。同時に、古い家を直して暮らしている友人、新しく家を建てた友人、彼女たちの家、暮らし。八ヶ岳での暮らしを存分に味わい楽しむには自分の家、触れる土があると良いなと思った。

実は別の理由もある。

8年ほど前に相棒の猫ちゃんと別れてからもずっと猫ちゃんとの暮らしを夢見ているということ。

仕事でも、自分の場が持てたらいいなとずっと思ってきた。

他方、家というものは、家族単位で作るものだと思っていた。好きなくとも夫婦で。そういうものだと絶対的に思っていたし、自分もいつか家族を持つんだと思っていた。女性の一人暮らし、1人で家を持つ…があることは知っていたが、なぜか、なんだか寂しくイメージされてしまうのだった。

けれども、去年あたりから、今までの「家族がいなくては一人前ではない、まともでもない」というコワイ思い込み (涙 ) が崩れ、わたしは1人で生きていることを肯定的に、個性の一つで普通のこと、自分に合っているならそれで良い、と捉えることができるようになっていた。

そして、経済的な意味合いでも「家は家族単位で建てるもの」と信じ切っていたが、それも思い込みに過ぎなかったことが明らかになることになる。

それは、去年の秋のこと。

(それからまだ1年と少ししか経っていないというのが信じられないくらいたくさんの経験が詰まった1年だった ! )

同じく移住組で土地または家を積極的に探していたある友人と土地のことで話していた時「申請するといくらくらい借りられるかわかるじゃないですか」と、銀行での住宅ローンのことだった。

彼らは夫婦揃ってフリーのいわゆる個人事業主。でも住宅ローンて組めるんだな〜とほぼ何も知識のないわたしはその時思った。じゃあもしかしてわたしも申請してみる価値はあるんじゃない?とふと思ったのです。

思ったら即実行。 アポを取り書類を集めて銀行に出向く。こちらに来てから開業した個人事業はかろうじて開業から3年経っていて、確定申告書も出せるので、その点クリアしていた。けれどもコロナ禍で新しい事業を開発したりで数字はアップダウンもあり、そもそもの金額が常識的に考えると低い。担当者は、できるだけ通るようにローン金額や返済期間や色々な項目を一緒に考えてくれ、「これで出してみましょう。でも…難しいかもしれません」と言った。そうだろうなあとわたしも思い、丁寧な対応に感謝するばかりだった。

驚いたことに、数日後に仮の審査が通りました、というお返事をもらう。
そこから、わたしの夢の実現が始まったのでした。

いいなと思ったら応援しよう!