Over the Blue



ようやくFUTURES後半戦


M6
Over the Blue


この曲もFUTURESの中で俺はかなりお気に入り曲。
メロディーはかなり前からできてたんだけど、完成に至るまでは結構時間が経ってる気がする。


俺の場合大体曲を作り終わって歌詞を書き終わってから曲のタイトルをつけるんだけど、この曲はメロディーが思いついてから歌詞を書く前の段階からOver the Blueというタイトルが思いついていて絶対これにしようと決めていた。


このタイトルには二つきっかけがあって。


一つは、
俺が住んでる街の隣の街に小さめの運動競技場があって、そこの一周700mぐらいの外周トラックで走るためにわざわざ自転車漕いでいくマイブームが一時期あったんだけど。
その通り道から見えた海がめちゃくちゃ綺麗な色をしてて、珍しく青々とした海外みたいな海の色をしてたので思わずチャリを止めて1時間ぐらい眺めてしまった。
本当にすごい綺麗だったんだ。
(最初のギターのギラギラとキラキラ感はこの海の水面を太陽の光が反射して揺れていたので、それを音でイメージしてる)


あれなんであの日だけ綺麗だったんだろ笑
それ以降見たことないな。

その時にふと、Over the Blueというワードが俺の中に浮かんできた。


もう一つは、
The Cheseraseraの「BLUE」って曲が俺はすごい好きなんだけど、あの曲で使われてるビート感をいつか自分たちの曲でもやりたいなってずっと思ってて。
自分が作ったメロディー(後のOver the Blue)にそのビートを当てはめてみたらこれがすげーハマってカッコよかったので、これだ!と思った。

その時にふとあの海を見た時に思い浮かんだOver the Blueという言葉を思い出して、ケセラのBLUEとも繋がりを感じたので、歌詞もアレンジもまだ全然ないけどこの曲のタイトルは絶対Over the Blueというタイトルにしようと先に決めてしまったのだ!!笑

ありがとう、あの日の海、ありがとうケセラ!!



タイトルが決まった。
これに連想できる歌詞を書いていこうと思って、ペンを走らせる。


この曲の歌詞によく出てくる「Ship」という単語をキーワードにして作ってたんだけど。
書いている途中にあることに気がついた。



俺たちが前年に出した曲「GOOD LUCK」の中にもShipというワードが出てくるのだ。


そしてGOOD LUCKではこれから旅立つ人の背中を押す側の人が主人公の曲(だと俺は思ってる)だけど、俺が今書いてる曲はこれからいよいよ旅立ちの決意を持って出発しようとする側の人間の曲を書いている。





あれ、これ、もしかしたらGOOD LUCKのアンサーソングなのかもしれない。

アンサーというか、GOOD LUCKで伝えたかった相手がOver the Blueでは曲の真ん中にいて。
Over the Blueで出てくる「You」はGOOD LUCKで曲の真ん中にいる人なんだよね。


何もそんなこと考えずに歌詞を書いていたら、いつのまにかそうなっていたことに気がついた。


俺の中ではかなりの偶然と奇跡で、当時びっくりした笑


そうなればとことん、旅立つ側の歌を書いてやろうじゃねえかと。


だからサビのラストで歌ってる「Wish me luck」の部分は、そのことに気がつくまでは違う歌詞で作っていたけど、気づいてからこっちの歌詞に作り替えた。俺はこの言葉がすごい好きだ。




是非歌詞を読んでみてほしい!
対訳ついてるのはCDだけだから、チェックしてみてくれい!




レコーディングは、まず楽器陣が技と技のぶつかり合いみたいな、お互いの特技で勝負する感じが見てて凄まじくて、大変だったと思うけどそれはそれは面白かった。

歌も結構細かいところにコーラスが入ってたりしているので、盛り込みまくりの白熱レコーディングだったのは覚えている。
この曲は俺がグッとくるメロディーラインがたくさん詰まっていて、だからかなりのお気に入りなんだと思う。


ハッピーと切なさと力強さが同じ箱にパッケージされた最高の曲です。



歌のお気に入りポイントは
ラストサビが終わって終盤の
「Will be a dead end」の部分です。
歌のリズムがすげー気持ちいいんすよ!!
是非聴いてみてくれい!!








ゴン!!!

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