レインボートリック
よーすす
この前友達とオンラインでサッカー日本代表戦を深夜で眠い目擦りながら観ていた。
みんながどのぐらい知ってるかは分からないけど、俺はバンド界隈でも関東でトップクラスのフットボールラバー(自称)だ。
未だに街の綺麗な芝生を見るとその上を走りたくなるし、感触を確かめるし、携帯とか物をうっかり手を滑らして落としてしまう時も真っ先に足がでてしまう。
YouTubeでめっちゃうまいリフティングの技を紹介してる動画を観てはチクショー俺だってそんぐらいできるわ精神で、時間があればそれを真似たくてボールを触る。
最近白熱したオリンピックも準決勝のスペインに敗れた際には次の日悔しくて何も考えられなかったし、3位決定戦のメキシコにボコボコにされた時は試合後号泣していた久保建英よりも俺の方が7倍悔しがってた。マジで。
W杯のメンバー選考の日は何かサプライズがあるんじゃないかとソワソワする。
幼少の頃から好きで高校までやってたサッカー。
ふと、あの時お世話になった指導者は今何してんのかな?と思ってYouTubeで検索してみたらこんなのが出てきた。
左の陽気そうなおっさんが中学の頃お世話になったチームの監督だった。
動画観たら分かるんだけど、とにかく話が面白い。ぶっ飛んでる。そして発想が豊かなんだ。
俺はこの動画観て久しぶりに1人ででっかい声出して笑ってしまった。(どの場面で笑ったか予想できるか??)
いろんな記憶が蘇ってくる。
入団テストで、「試合形式のテスト時にヒールリフト(ボールを挟んでから踵で自分の頭上を越すカッコいいワザ。普通は試合でやったらコーチにめっちゃ怒られるリスキーなプレー)決めたら一発合格にしてやる」と大真面目な顔で言われ大困惑する俺たち練習生。(そんなこと言うもんだからみんなそれ以降の試合でこれ見よがしにヒールリフトしかしなくなるピュアな俺たち笑)
11人制でやる紅白戦(チーム内の練習試合)に何故か毎回監督が出場して誰よりも活躍して試合が終わる日々。(監督が出るもんだから自ずと1人出られなくなる選手がいるのめっちゃおもろいよね笑)
名言もいっぱいあった。
試合中ボールが遠くに飛んでいってしまい、取りに行く時間がもったいなかったので近くにあった空気があまり入ってない柔らかいボールを使おうとした選手に対して
「お前よー!朝に顔洗う時、歯磨き粉が空っぽだったら、じゃあ仕方ないからつってヘアムースで歯磨くのか?!それと一緒だぞ!怒」
とか
決定的なシーンで自分で勝負を仕掛けるべき所を味方にパスして譲った選手に対して
「お前がやってること、お前の大好物なあんぱん買ってきて周りのパンだけ一生懸命時間かけて綺麗に食べ尽くして、剥き出しの餡子だけ友達に差し出してるのと一緒だぞ!!
はい、ここの部分あげる!つって!
だったらただのパン買えよって話だろ!!怒」
俺が試合で使うスパイクを持ってくるのを忘れてしまうという大失態をおかし、ぶっ殺される覚悟で監督に報告しにいった時に帰ってきた言葉
「お前は刀を家に置いてきた武士か!?
いくぞー!!やーーーーーーっっっっ!!(馬に乗って手綱を握ってるのを実演しながら)
おりゃあああああああああ!!
(刀を抜くために腰にある鞘から引き抜こうとするジェスチャー)
、、、、あ、、無ぇええええ?!
(頭を抱えて哀しい顔をするジェスチャー)
と一緒じゃねえか!!怒」
いやこんなん笑うわ!!笑笑
まだまだあるけどこんな感じ笑
マジで当時は何言ってんだよこのおっさんって思ってたけど、この動画を観て心も身体も発展途上の思春期真っ只中のジュニア年代のサッカー少年達との向き合い方にものすごい工夫というか、オリジナリティ、強い思いがあったんだなって分かった。
そして今もあの時と変わらずブレずにサッカーと向き合っているんだなと。
なんか笑いながら出てた涙が、途中から違う種類の涙に変わっていたんじゃねえかなって、なんか変な気持ちになっちまった。
音楽も同じだな。
もっともっとすげー音楽を作りたい。
もっともっと楽しいライブがしたい。
ずっとその追求の繰り返し。
面白え事はまだまだある。
俺は今音楽少年だ。
いつか俺たちのMVに出てもらおうかな笑
俺たち「絶対勝つぞー!オウ!!!」
俺たち「先いってーん!オウ!!!」
監督「あたりめーだよ!!先一点取らせてから試合やるやついるか!怒」
これは超正論!笑
ベレーザ!!