2/8 ぷらいどどこだ
イントネーションは「ねないこだれだ」
それでもいい、少しずつ変えていけばいい。決めてはいても、やはりぶっ刺さる言葉がある。
真面目系クズ。
少し前にネットを席巻した言葉。真面目と見せかけて、実際には自己防衛のために人当たりを良くし、トラブルから逃げる無能を意味する言葉。
俺は、この言葉に。かなり合致する。それほどまでにトラブルが怖い。
「言ってダメなら身体で分からせてやる」をよく食らった人間だからか。とかく暴力をにおわされると弱い。
平和的にやろうとして、なにが悪い!
太字にするぐらい。なんなら見出し級にしたいぐらいに言いたい。でも、現世が求めるものは違う。
トラブルに縮こまるのではなく、必要な解決方法と話し合いを。
理不尽に怯えたりキレたりするのではなく、毅然とした態度を。
そういう、適切な誇りを。世間は求めていて。自分を守ることが優先の、虚しい自己愛は求めていないのだ。
戦えない男
俺は、まさに戦えない男だった。喧嘩するよりも、我慢するほうがマシだった。
思えば、
喧嘩→痛い→ケガ・汚れ→親がうるさい→疲れる→(死)
という思考回路だったのだろう。適切な愛を貰えていたか定かでない俺にとって、案外死は身近だったのかもしれない。
そりゃー、我慢すれば一応生きてるもんな。マシに見えるよな。そっかそっか。そっかー。
ボーーーーッと生きてんじゃねえよぉーーーー!!!!!
思わず内面からチ◯ちゃんを呼び出してしまった。テメエでテメエに食って掛かってもなんも意味はない。意味はないのに。
そして今、全てが繋がった。安全基地のない俺。そのすべてが。ただ、ここで一度切る。
おわれ
いいなと思ったら応援しよう!
もしも小説を気に入っていただけましたら、サポートも頂けると幸いです。頂きましたサポートは、各種活動費に充てます。