10/5 死にたくないという意志
平坦どころか凹だらけだった我が人生。しかし死ぬという意志だけはなかったと自負している。まあ「死ぬのが怖い」という後ろ向きな話なだけだったのだけど。
地獄図とか死後の世界とか見せられたらそりゃ幼心の時点で怖いと思うし、「死にたくない」とも思うわな。とにかく、「死ぬのは最悪」と小さい頃に気付けた事実。これが俺の人生にとっては収穫だった。
なぜなら、どんな状況でも「死にたくない、死ぬの怖い」と本能によって制御が利くようにできたからである。だって痛い思いか苦しい思いをしないと死ねない上、その後は本当に分からないのである。俺は怖くて仕方がない。
死の世界はなにが起こるかわからない。自分で制御もできやしない。そんな世界よりは、自分の生き方次第でどうにかなる世界に居たかった。ただ、生き方を貫くだけの心は、ずっと持ててなかったのだけども。
そんなこんなで、今日も。おわれ
もしも小説を気に入っていただけましたら、サポートも頂けると幸いです。頂きましたサポートは、各種活動費に充てます。