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第四三回 A.M.I.コラム 俺的・好きなキャラランキング④

”「何これ?メタル賽銭箱?
「なにこれ?ミニ賽銭箱?
「おまえもか。」”
A. コンパクト焚き火グリル
(『ゆるキャン△』2巻第9話「お土産と放課後の焼き肉論」

 (上の文章に特に意味はありませんが)みなさんこんにちは。最近「ごちうさ検定」を制作中ですがネタが思いのほか集まらず困っている自称忙しい人、まつぜんです。いや、意識的に『ごちうさ』に触れようとしてはいるんですよ。現に1日4.5時間もキャラソンをリスニングしています。ベットに入って、イヤホンを装着して、そしてキャラソンを再生!……でもどうしてだろう。一曲目のサビ以降から記憶がないんですよね。気がついたら朝の6:00になっちゃってるし。
 ということで、今回はいよいよTOP5、「5位~1位編」です。今回に関しては、かなりガチで書きます。これまでの3回は解説中にネタをぶっ込んだりパロってみたりとかなりふざけていましたが、今回は本気でそのキャラクターの良さについて語りたいと思います。理由は一つ。好きだから!正直、6位までのキャラクターとは好きのレベルが違います。この5人は、ビジュアルも性格もどっちも好きです。(本来私の好みではない)長髪キャラも一人いますが、単純接触効果でビジュアルも好きになっちゃいました。いやぁ、回数の力って恐ろしいね!
 ですから、サムネの5人のキャラクターを知らない人は見ていて退屈かもしれません。なんせ、今から話す内容はただのオタクの咆哮ですから。それでもかまわない、もしくは推しキャラがサムネにいた人は是非ご覧ください。
 以下、参考までに注意点を。

注意点

・登場作品全てのネタバレを含みます
・今回のコラムは10,000字以上あります(好きなキャラだけ見ること推奨)
ショートヘア(それも髪の先端までストレートなショートヘア)が好き
努力家が好きです
日常系アニメが特に好き
※前回(10位~6位)と前々回(15位~11位編)、ならびに前々々回(20位~16位編)のコラムもぜひご覧ください。今回のコラムはその続きです。

それでは「まつぜんの激唱」スタートです。














第5位 由比ヶ浜結衣

基本情報

・登場作品:『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
・CV:東山奈央
・年齢:17歳(高校2年生)
・誕生日:6月18日
・血液型:O型
・主な呼称:由比ヶ浜さん、由比ヶ浜、ガハマさん、ゆいゆい、結衣先輩
・彼女を2文字で表すと……:愛恋
・彼女を四字熟語で表すと……:外柔内剛
・好きな話:3期第11話「想いは、触れた熱だけが確かに伝えている。」
・好きな台詞:「でも、やっぱり言葉は出ない。言葉なんて、出ない。好きだなんて、たった一言じゃ言えない。」(14巻Interlude

コメント

やっはろー!

 私が独断と偏見で選ぶ好きなキャラランキングの第5位は、奇しくも『俺ガイル』の負けヒロインになってしまった奉仕部2年生、由比ヶ浜結衣です。みんな大好き、ガハマさんですね。……でも、作中でガハマさんって呼んでるのって、八幡だけ、それも八幡の心の中だけでしょ!まぁ、「由比ヶ浜」って長いしなぁ。
 世の中に蔓延る『俺ガイル』のキャラランキングでは、キャラ人気はおおよそ①雪ノ下雪乃②由比ヶ浜結衣③一色いろは、(④戸塚彩加)に分かれると思います。で、おそらく雪ノ下の人気が一番高い。「このライトノベルがすごい!」女性キャラクター部門で永年1位の御坂美琴を、2015年の1年だけ唯一退けたのも雪ノ下雪乃ですからね。その人気は承知の上です。ですが、私は雪ノ下をかわいいと思ったことがないんですよ(雪ノ下推しの大勢の方、怒らないでください)。なんでだろう、まぁビジュアル(主に髪形)の問題とかだと思うんですけど、やっぱり一番は、ガハマさんがすごく好きだったからだと思います。以下、その詳細について語りましょう。

 まず、ビジュアル。文句なしです。私が好きな「髪の先端までストレートなショートヘア」(注意点参照)。加えてあのお団子ヘアもまたいい。ショートヘアに固執していた私に新たな可能性を開いてくれた髪(神)形です。あと、(少し俗な話になりますが)私って、あんまり巨乳キャラって好きじゃないんですよね。なんか世の中の野郎共のウケを狙ってる感があって、あんまり好きじゃない。これまで投稿してきたランキングでも、巨乳キャラ認定されるのはリゼ(15位)だけですしね。ですが、ガハマさんは……うーん、何だろう。いわば「許容範囲」って感じです。なんというか、身長とのバランスがちょうどいいというか。まぁ、あからさまに胸が強調されているグッズは好きじゃないですが、それにしても、よくぞこんなに素晴らしいビジュアルのキャラクターを作ってくれたなぁ。結論。ショートヘアは全てを解決する!

 そして、やっぱり一番好きなのはその性格。結衣さん、3期で絶望的なまでに苦しい立ち位置に立たされるじゃないですか。八幡に想いを(間接的にではあるが)かなり初期からずっと伝え続けていたにも拘らず、八幡と雪ノ下との独特な関係にどこか距離を感じてしまっていた。そして運命の3期11話。八幡が去っていくのを、後ろから手を振って見届けることしかできない。それに八幡の前では絶対に泣かない。泣きたいはずなのに。だからこそ陽乃さんが「比企谷君はガハマちゃんに依存してるんだよ」と形容するように、八幡の心の支えになっているんだろうな、と感じる。
 私は、他人のために自分のやりたいことを抑えて応援できるガハマさんが本当にすごいと思う。人間誰しも自分のことが一番だろう。僕だってそうだ。自分の一番やりたいことのためなら正直何を犠牲にしても構わない。まぁ常に自己中心的な行動ばかりしているから集団行動が苦手なわけなんですが。だけどガハマさんは違った。誰よりも人のことを見て、それに合わせて、時と場合によっては自分を抑えてでも協力する。それは僕が「俺には無理だ」と諦めたことでもある。そんなのは時間と労力の無駄だと切り捨てたことでもある。実際は逃げていただけかもしれないのに。そんな人間だからこそ、それに苦しみながらも向き合い、何とか乗り切ろうとしているガハマさんはかっこいい。
 だからこそ、由比ヶ浜結衣は最高だ。




第4位 ユウキ(紺野木綿季)

基本情報

・登場作品:『ソードアート・オンライン』
・CV:悠木碧
・誕生日:5月23日
・主な呼称:ユウキ
・彼女を2文字で表すと……:絶剣
・彼女を四字熟語で表すと……:粒々辛苦
・好きな話:2期第24話「マザーズ・ロザリオ」
・好きな台詞:「でも……でもね……ようやく、答えが……見つかった、気がするよ……。意味、なんて……なくても……生きてて、いいんだ……って。だって……最後の、瞬間が、こんなにも……満たされて……いるんだから……。」(2期第24話「マザーズ・ロザリオ」

コメント

”ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。
例えば、自分がどれだけ真剣なのか、とかね。”

 ガハマさんに続きまして、私が独断と偏見で選ぶキャラランキング第4位は、『SAO』で、登場話数がとても短いにもかかわらず視聴者に強烈なインパクトと感動を残していったALO最強の戦士、紺野木綿季ことユウキがランクインしました。アニメでの登場話数は実に6話のみ、にも拘らず人気キャラランキングではほとんどすべてでトップ付近に君臨するような異端児です。……それにしても、ユウキよ、死んでほしくなかった……。
 ではでは、ここからこのキャラの素晴らしい点の話をしましょうか。
 まずビジュアル。これまで何度も述べているように、私は基本ショートヘアが好きです。フユ然り、遥さん然り、ガハマさん然りって感じで、好みが偏っているんですよ。で、ユウキは長髪。もちろん私の好みとは合致しません。実際最初に見たときは、SAOにいるたくさんのキャラクターの中の一人っていう位置づけでした。しかしいったん惚れた後、何度も何度もリピッているうちにいつの間にかビジュアルも好きになってました。なってしまいました。皆さん、これが単純接触効果ですよ。何度も何度も接しているうちにいつの間にか好きになっちゃう感じ。単純接触しすぎて、いまやユウキのイラストを見ただけで「あっ、かわいい…」ってなっちゃいますね。

 で、肝心の好きになった理由。いろいろな要素があるんですが、一番感動したのはやっぱり2期第24話「マザーズ・ロザリオ」ですね。あのユウキの最期のシーン。ユウキを好きな人は満場一致でこれを選ぶはず、ってくらいの超有名シーン。私は特に以下↓のセリフが強く印象に残っています。

”ずっと……ずっと、考えてた。死ぬために生まれてきたボクが……この世界に存在する意味は、なんだろう……って。何を生み出すことも、与えることもせず……たくさんの薬や、機械を無駄遣いして……周りの人たちを困らせて……自分も悩み、苦しんで……その果てに、ただ消えるだけなら……今この瞬間にいなくなったほうがいい……何度も何度もそう思った……。”

このセリフは衝撃でした。というのも、ユウキってこのシーンより前ではほとんど弱音らしい弱音を吐いていないんですよ。病気のことをアスナに知られる前はもちろんのこと、知られた後も「今の言葉だけで、じゅうぶん、じゅうぶんだよ」とか「ね、アスナ……ボクと結婚しない?」とか言って、暗い感じを一切出さなかったんですよね。それに関しては、倉橋医師も「自分のことでは決して弱音を吐かない子」だと言っています。だからかな、私は、ユウキは自分の死を真っ向から受け止められる強い人間なんだ、そういうキャラクターなんだ、と勝手に想像してしまっていました。そうやって妄想していた中での上記の独白。戦慄しました。———今まで僕は何を考えていたんだ。自分の死について、たかが15年程度生きただけの少女が正しく認識して、受容して、後悔なくいれるわけがないだろう。怖いに決まってる。悩むに決まってる。自分の存在価値を疑うに決まってる。でも、でも……それを必死に押し殺して胸の内に全部しまって、アスナや他のスリーピングナイツのメンバーに対しては気取られないように努めて明るく接していたのか……。———そう思ったとき、改めてユウキの強さを認識することができました。ユウキは精神が強いんじゃない。本当は精神はそんなに強くないけど、本当は自分の「生」に対して自信がないけど、それでも周囲の人に気取られないようにせめて仲間たちの前では強くありたい最強の「絶剣」ユウキでありたい。そう思って行動していることこそが「強い」んだ……。それこそが「最強」の由来なんだなぁ、と感じました。
 仲間のために行動を起こせるという、ガハマさんも持っている性格に加えて、自分の弱さを押し殺してまで仲間に心配をかけないようにするという強壮な性格を持っているユウキ。まさに「最強」のユウキを4位にランクインさせていただきました。





番外編

 まだ2人しか紹介してませんが番外編です。……というのも、このランキングを作ったのは今年の10月なんですよ。つまり、10月~12月の2ヶ月で見たアニメ、ストーリーを含意してないんです。だから、ここではこの2ヶ月で見たアニメキャラのうち「このキャラ今ランキングつけたら20位以内に入るかもなぁ」っていうキャラを軽く紹介します。まぁ、20位以内には入るかもしれませんがこのTOP5にはたぶん入らないのでご安心ください。

①神崎ひでり

基本情報

・登場作品:『ブレンド・S』
・CV:徳井青空

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 番外編1人目は『ブレンド・S』から、神崎ひでりちゃん(男)です。アイドル属性もついてます。好きな理由は少々厄介です。実はまだ話していない第3位第2位のキャラクターがいるんですけど、その二人の属性をどっちも兼ね備えているんですよね。具体的には声(徳井青空)リボン。このキャラに関しては、性格はあんまり好きじゃないんですけど、そりゃね、推しキャラ2人の性質を兼ね備えたらねぇ。勝手に脳が好きと判断しちゃいますよ。仕方ないのだ。

②涼風青葉

基本情報

・登場作品:『NEW GAME!』
・CV:高田憂希

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 番外編2人目は『NEW GAME!』から涼風青葉です。今日も1日頑張るぞい。……このキャラ、2期の第6話の下りで結構好きになりました。八神さんとのコンペの話です。青葉、頑張ったんですけどねぇ。なんというか、私の性格上、頑張っている人が認められないのは結構感じる所があるので。しかし、それでも立ち上がる青葉。好きを通り越して尊敬に値します。

③桃井愛莉

基本情報

・登場作品:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク』
・CV:降幡愛

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 そして、番外編3人目は、『プロセカ』から、桃井愛莉さんです。豆腐たちからは「おかん」と呼ばれています(ちなみにママは穂波ちゃん)。このキャラを登場させた理由は…….。ビジュアルです。10/31~11/6開催「その手導くぬくもりは」の書き下ろし楽曲「はぐ」っていう曲はご存じですか?ついでにその3DMVは視聴したことはありますか?そこに描かれている愛莉さんが超好きです。あの、最後のサビのほうに出てくるほうの愛莉さんです。いつも髪長いのに今回だけはショートヘア。そのギャップも相まって、はい、好きです。

④リコ

基本情報

・登場作品:『まちカドまぞく』
・CV:伊藤彩沙

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 最期に、番外編4人目は『まちカドまぞく』からリコです。シャミ子がバイトに来るまで、一ミリも途絶えない客をワンオペでいなしていた実は超ハイスペックなのかもしれないまぞくです。このキャラを選んだ理由は、、、やっぱりビジュアルですかね。白髪ショートヘア、さらにケモミミまでついてくる三点セット。ちょっと破壊力が半端じゃなかったですね。そしてもなかなかに最高。ちょっと間延びした声がリコの性格に合っている。そして白澤店長との絡み(光るおにぎり)も最高でした!結論、最高。






 ではTOP3に移りますが少し余談を。もちろん由比ヶ浜結衣ユウキも超大好きですが、このTOP3は別格です。ここからの上位3人はいわゆる、僕にとっての「推し」です。……私、かなりの厄介オタクなので自分の中で超厳密な「推し」の定義を持っています(今回は話しませんが)。ここまで喋ってきた21位~4位までのキャラクターは「好きなキャラ」ではありますが、実は「推し」ではありません。しかし、今から喋る3人は私にとって3人しかいない正真正銘の「推し」です。心して読んでくださいね。
 加えてもう一つ。今から喋るキャラクターは「好き度」で言ったらほぼ一緒です。便宜上順位を付けましたがほとんど差はないです。つまり、これから話す順位は1.000000000000000000000000001位と1.000000000000000000000000002位と1.000000000000000000000000003位の一番小さい桁をとって1位、2位、3位としたものということです。皆さんも「あぁ、こいつは全員好きなんだなぁ」という認識でいてください。

それでは、皆さんお待ちかね、TOP3に行きましょう!















第3位 マヤ(条河麻耶)

基本情報

・登場作品:『ご注文はうさぎですか?』
・CV:徳井青空
・年齢:16歳(高校1年生)
・誕生日:8月8日
・身長:146cm
・血液型:O型
・主な呼称:マヤ、マヤちゃん、マヤさん
・彼女を2文字で表すと……:躍動
・彼女を四字熟語で表すと……:天真爛漫
・好きな話:7巻第10話「私たちの通過点」
・好きな台詞:「…そうだよね 先が分からないのに落ち込んでてもしょーがない」(7巻第10話「私たちの通過点」

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 みなさん、ここからが私の「推し」です。第3位にランクインしましたのは、天真爛漫で笑顔が素敵、だけど実は勉強もできるちっちゃかわかっこいい少女、条河麻耶ことマヤちゃんです。一見大雑把に見えて、実は繊細な気遣い屋さん、そして仲間想いの寂しがり屋さんでもあります(5巻第10話「世界のすべては私の経験値」)。私の研究アニメは『ごちうさ』なんですけど、その、ほぼ毎日恒常的に見ているこのアニメの中で一番の推しがマヤです。……実は、ここまでで、このキャラを登場させるフラグは立てていたつもりです。12位フユのところでマヤちゃんを登場させてみたり、15位リゼのところで、リゼより好きなキャラクターの事をほのめかしてみたり。そして、満を持しての登場が第3位のマヤちゃんです。かわいい、かわいいですよ、マヤちゃんは。

 じゃあ、ここから語りましょう。マヤちゃんのすばらしさを。
 …….おかしいと思いませんか?マヤちゃんって、ぱっと見、というか全体を通してみてもサボっている印象が大きいでしょう。7巻第3話「捨て姉妹と捨てられた地の冒険」で教官二人(リゼ、シャロ)の前でゲーム休憩を始めたり、映画「Dear My Sister」で宿題をやってこなかったり、エイプリルフール"Seven Rabbit Sins"では七つの大罪のうち「スロウス(怠惰)」をあてられたり……。どう見ても、これまでさんざん「努力家が好きだ」と豪語していたまつぜんが言うことではないですよね。ですが、実は、マヤちゃんがすごく頑張ったことが描かれている箇所があるんです。

 それが7巻第10話「私たちの通過点」。私が思う『ごちうさ』史上最高の神回にして、最も『ごちうさ』で感動した話です。受験が終わったチマメ3人について描いた話ですね。……あのP88、P89の見開き1ページ。セリフのない1ページ。マヤメグがお嬢様学校に合格した1ページ。そして、マヤちゃんが泣いたシーン。びっくりしました。そして、感動しました。P89の6コマ目の涙からはいろいろな想像ができました。——―いつも気丈そうに振舞っていた、高校生組への報告時は自信があるように振舞っていた、バレンタインにチョコレートをもらいながら頑張ることを宣言していた。いっぱい頑張ったんだろう。7巻第8話と第9話の行間みたいに、なんだかんだで怠けながらも勉強していたんだろう(じゃなきゃお嬢様学校の特待生なんてもらえない)。でも、そんな素振りを微塵とも見せず頑張っていたに違いない。だから、頑張ったから不安だった。だから自信がなかった。だから、だからこそ、そういう過程があったからこそ、心の底からうれしかった。合格という事実が、泣くほど嬉しかった。頑張ったね、マヤちゃん――—そんなことを考えました。

 これを始めてみたのが大学受験期間だったということもあったんでしょう。泣きそうになりました。いや、実際泣きました。そして、頑張ろうと思いました。俺も受験頑張ろう、そう思った僕は、P89の2コマ目、6コマ目、8コマ目をA4サイズでコピーしてそれを机の上に置きながら勉強してました。自分も頑張れるように。そのコピーは受験が終わった今現在もいつも常備しています(マヤとの大切な思い出です)。
 とまぁ、こんな経緯があったので、マヤちゃんを好きになるのは当然と言えば当然なんですよ。何度も言うように「努力家が好き」ですから。いつもは、なんだかんだですぐ怠けようとするけど、やるときはやる。いつもは明るいけどなんだかんだ努力して結局受験を突破してしまう。そんな意味を込めて、「基本情報」「彼女を2文字で表すと……」のところでは「躍動」にさせていただきました。




第2位 中野四葉

基本情報

・登場作品:『五等分の花嫁』
・CV:佐倉綾音
・年齢:18歳(高校3年生)
・誕生日:5月5日
・身長:159cm
・血液型:A型
・主な呼称:四葉、四葉ちゃん、中野さん
・彼女を2文字で表すと……:本物
・彼女を四字熟語で表すと……:粉骨砕身
・好きな話:13巻第108話「最後の祭りが四葉の場合②」
・好きな台詞:「上杉さん この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした 最終日…私の分の仕事をどうかお願いします」(13巻第108話「最後の祭りが四葉の場合②」

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 では、続きましての第2位は、『五等分の花嫁』のヒロインの一人にして最終的に風太郎の「花嫁」になった私の人生最初の推し中野四葉です。第四十回コラムの最初の自己紹介の時にも話したように、私が最初に沼ったアニメは『五等分の花嫁』なのですが、実はこれを本格的に見ようと思ったきっかけがこのキャラクター「中野四葉」でもあります。それくらい、私にとってのこのキャラクターとの出会いはかなり大きな出来事であり、運命的なものでした。……実はこのキャラクターを登場させるフラグも(少しですが)立てていました。上杉風太郎(7位)のところで「後で話します」と言ってみたり、突如一色いろは(CV:佐倉綾音)ネタを入れてみたり……。まぁ、満を持しての登場ですね。

 では、このキャラクターの素晴らしい点を話しましょう。正直たくさんありすぎて語り切れないというのが正直なところですが、ここでは絞りに絞って1点だけ。私が四葉関連の話で唯一泣いた回です。
 それが13巻第108話「最後の祭りが四葉の場合②」。……実は14巻第114話「最後の祭りが風太郎の場合②」、つまり、四葉と風太郎が結ばれた回じゃないんですよね。そっちじゃなくて、最後に四葉が柱の陰で泣いちゃう回のほう。……おそらく世間一般的には13巻第108話のほうは、四葉が選ばれないフラグが立てられまくって「四葉が報われない回」という解釈になっているでしょう。しかし、私はある意味で「四葉が報われた回」だと解釈しています。
 というのも、ここで私が注目しているのは風太郎と四葉が病院で話しているシーンです。

"お前のせいで、じゃない。お前のために集まったんだ。"

 私はこの風太郎の言葉にすべてが集約されていると思います。このシーンまでの四葉は、学級長兼日の出祭の実質的なまとめ役としてみんなから頼られ(あと一方の学級長は全く人望がなかった)、それに全力で応えていました。もちろんそれに附随した一定以上の成果も出していました。この時点でも十分すごい。十二分に頑張っています。しかし、うまくいっていたのにも関わらず、たこ焼き屋台炎上事件が発生。ここで、学級長だった四葉は自分の管理不足だったと責任を感じてしまうんですね。そして、頑張る。頑張りすぎる。頑張りすぎて、倒れてしまう

 これを見た僕は、純粋にすごいなぁと思いました。彼女は倒れるまで頑張ることができるのか。そこまで身を粉にしてまで頑張れる何かがあるのか。そこまで他人のために頑張ることができるのか。本当に、ただ純粋に尊敬しました。……そして一番大切なのはその後。他人のために、高校を卒業したら顔も名前も忘れてしまうようなそんな他人のために、全力で努力してきた四葉が、今度はその助けた人たちから救われる。まさに「情けは人のためならず」を表したシーンですね。本当に、心の底から感動しました。———四葉は、絶対に、誰が何と言おうと頑張っていたのだ。間違いなく頑張っていた。それなのに本番当日の不運な事故によってすべてを無駄にされた。きっと四葉は、今までやってきた努力の全てを否定されてしまったように感じたんだろう。だから自分を責めて、何とか償おうとさらに努力した。だけど、そうじゃない。ぱっと見ただけではほとんど見えないような彼女の努力をちゃんと見て、認めてくれた人間はたくさんいる。だから、彼女が困ったときは、今度は彼女の「ために」、と頑張ってくれる―――まさしく「努力が認められる瞬間」でしたね。ちゃんと四葉の努力を見てくれていた人間がいた、そしてそれに応えようと動いてくれる人がいた、そういう「努力を見てくれる人の存在」を認識させてくれることで、私も「また明日から頑張ろう」と思いたくなります。まぁ、結論として、四葉の努力を一番近くで且つ一番しっかりと見ていたのは風太郎だったわけなのですが……。

 こんな感じで、生粋の「他人思い」の人間で、身を粉にしても他人のために頑張れる四葉はまさしく「本物」ですよね(基本情報「彼女を2文字で表すと……」参照)。





第1位 花里みのり

基本情報

・登場作品:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』
・CV:小倉唯
・年齢:17歳(高校2年生)
・誕生日:4月14日
・身長:159cm
・主な呼称:みのり、みのりちゃん、花里さん
・彼女を2文字で表すと……:不屈
・彼女を四字熟語で表すと……:百折不撓
・好きな話:3/22~3/30開催「届け!HOPEFUL STAGE♪」
・好きな台詞:「好きなら、諦めちゃダメですよ!がんばればきっと……きっと、うまくいきます!」(3/22~3/30開催「届け!HOPEFUL STAGE♪」第6話「思いがけない出会い」

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 長かったランキングもこれで最後のキャラです。私の独断と偏見による「俺的・キャラランキング」において、栄えある第1位となったのは、ゲーム『プロセカ』MORE MORE JUMP!より、この世の全てに希望を届ける最高のアイドル、花里みのりです。夢はきっと、みのりんりん♪希望の花束届けます!……本当に、最高のアイドルだよ、みのりは(泣)。
 みのりを登場させるフラグは結構立てていたつもりです。桐谷遥(9位)のところで「遥さんを凌ぐほどのThe・努力家」の存在を示唆したり、そもそもMORE MORE JUMP!のメンバーを二人も出してたり……(みのりも併せて3/4登場です)。っていうか、遥さんの紹介の時にみのりを含んだイラストも一緒に載せたんでしたね。

 では、これから私の推し、花里みのりの最高なポイントを挙げていきたいと思います。
 私が最初にみのりを見かけたのはYouTubeの切り抜き動画でした。『プロセカ』にはまりだしたころ、他のキャラクターの切り抜き動画を見る中でついでにみのりちゃんも、、、みたいな感じで視聴しただけでした。その当初は「かわいい声しているなぁ」「まぁ、かわいいキャラクターなんだろうなぁ」ぐらいの認識で、特段意識してはいませんでした。まぁ、一応その他の情報として友達から「メンタル最強」ということを聞いており、そのことは切り抜き動画からも知っていたのですが、まぁ所詮その程度でした。
 ですが、ある動画を見たときにその認識が大きく揺らぎます。「贖罪」をBGMとしたMADでした。そこでみのりちゃんがこんなことを言うんです。

”どうしてうまくできないんだろう…
本当に…アイドルになれるのかな…?”

びっくりしました。えっ、ってなりました。それまで僕は、みのりはメンタル最強で、どんな状況にも全力でわき目も振らず立ち向かうキャラだと思っていた。絶対に心が折れないキャラなんだと思っていた。だけど、違った。みのりだって普通の高校一年生だった。ちょっとアイドルオタクで遥さんを前にするとテンパっちゃうっていう個性はあるにしても、普通の女子高校生だった。だから、自信喪失をすることはあるに決まっているのだ。そんな当たり前のことに気づかされました。

 そのMADを見て以降、本格的にみのりのことを調べたりストーリーを見るようになって行きついたのが「届け!HOPEFUL STAGE♪」というイベント。あのみのりが、不運に見舞われてばっかでも折れなかったみのりが、50回面接に落ちても折れなかったみのりの心が折れかかっているシーン。「わたし、どうすればいいんだろう……」って悩んでいるシーン。そして、ファンと出会って自信を取り戻していくシーン。その一連の過程を見ていると、みのりは本物のアイドルなんだなぁと感じました。だって、一人のファンのために全力になれる、たとえ自分が他のメンバーより劣っていると自分が一番理解していてなお、それに追いつこうと努力できる。そして、ゆっくり、だけど着実に成果を掴んでいく。その成長過程。その志。その努力。その結果。どれをとっても僕には持ちえないもので、僕には全く到達できないものだ。僕は自分だけ劣っている状況で努力なんてできないし、たった2,3回だろうと失敗したら心が折れてしまうだろう。だけど、みのりはそうじゃない。自分の弱さを認めてなお懸命に努力ができるし、何度失敗しても、いったんは挫けそうになってもさらに努力を重ねて勝利をつかみ取ることができる。そうやって少しずつ成長していける。

飛翔

 …….まったく、これだから花里みのりは僕にとっての最高のアイドルだよ。僕に持っていないもの、僕が欲しいものをすべて持っている、心から尊敬できる存在。遥さんをして「もっとすごいアイドルになるよ」と言わしめるだけのことはある。
 結論。花里みのりは最強だ。



終わりに

 いかがでしたでしょうか。以上、TOP5+番外編の紹介でした。僕の好きなポイントを詰め込みました。特にこのTOP5の5人は全員思い入れが深いキャラクターばかりです。ほぼ全員のシーンで泣いてます。そんな感じで超好きなキャラクターたちなので、僕なりに本気を出して書いてみました。最後まで読んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。
 最後ということですので、ランキングをまとめておきましょう。

21位 ナツメ(神沙夏明):『ご注文はうさぎですか?』
20位 喜多郁代:『ぼっち・ざ・ろっく!』
19位 ジョージ―(才川苗):『小林さんちのメイドラゴン』
18位 天馬咲希:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』
17位 千代田桃:『まちカドまぞく』
16位 志摩リン:『ゆるキャン△』
15位 リゼ(天々座理世):『ご注文はうさぎですか?』
14位 星乃一歌:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』
13位 鏡音リン:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』など
12位 フユ(風衣葉冬優):『ご注文はうさぎですか?』
11位 オティヌス:『とある魔術の禁書目録』
10位 各務原なでしこ:『ゆるキャン△』
9位 桐谷遥:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』
8位 削板軍覇:『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』
7位 上杉風太郎:『五等分の花嫁』
6位 白銀御行:『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』
5位 由比ヶ浜結衣:『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
4位 ユウキ(紺野木綿季):『ソードアート・オンライン』
3位 マヤ(条河麻耶):『ご注文はうさぎですか?』
2位 中野四葉:『五等分の花嫁』
1位 花里みのり:『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』

 ランキングに関してはこれでいったん終了です。これからは2週間に1回のペースで、会員内で回しながらコラムを書いていきたいと思います。…..担当が私の場合、十中八九『ごちうさ』の内容になると思いますが。なんせ研究アニメですから。では、またいつの日か会いましょう。また来るよ、マスター。

付録

毎回恒例の『ごちうさ』エイプリルフール画像を出します。
今回は2023年のエイプリルフール(ご注文は銀河特急ですか?)の画像で。

全員集合1
全員集合2
全員集合3
ココア
チノ
リゼ
千夜
シャロ

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