第57回 A.M.I.コラム ご注文はエルデンリング武器未強化縛りですか?
初めて記事を担当します、3度の飯より『ご注文はうさぎですか?』が好きな会員"プチトマト"と申します。ふ 不束者ですがお手柔らかに...
さて、本記事では私が『ごちうさ』の合間に趣味で行っているフロムゲー、特に『エルデンリング』の武器未強化縛りについて紹介していきます!
私自身、『エルデンリング』『隻狼』『ダークソウル3』の3タイトルで未強化縛りをしたことがあり非常に楽しめたので、この縛りを広めたいと思い記事を書きました。アニメ.漫画.イラストのいずれにも該当しない話ではありますが、フロムゲーに興味のある方は是非お付き合いください。
『エルデンリング』は6/21にDLCの発売が予定されています。今まで縛りで遊んだことが無い方もこれを機に未強化縛りを始めてはいかがでしょうか。
以下では作品、攻略情報のネタバレありで紹介したいと思います。用語等の説明は省き、作品を一通りプレイしたことがある方向けの紹介となりますのでご了承ください。
未強化縛りとは?未強化縛りの魅力
そもそも、フロムゲーをプレイしたことはあっても未強化縛りはご存知ないという方もいるかも知れません。そのためまずは、『エルデンリング』に限らずフロムゲー全般の未強化縛りについて説明したいと思います。
未強化縛りとはその名の通り、武器の強化を一切しない(『隻狼』であれば攻め力1のまま強化しない)で攻略を進める縛りプレイのことです。『エルデンリング』で言えば+1以上の武器を一切使いません。ちなみに、大雑把に言って武器強化初期値と最大値では3~5倍程度、場合によってはそれ以上の差があります。
私が思う未強化縛りの魅力は大きく3つあります。
魅力①ボス戦を長く楽しめる
魅力②攻略のマンネリ化が防げる
魅力③上達する
①ボス戦を長く楽しめる
フロムゲーをやり込んだことがある方なら、戦って勝った時だけでなく、戦闘の時間そのものが楽しいと思えるような、いわゆる「良ボス」にであったことが、誰しもあると思います。誰しも修羅ルートの隻狼に共感したことがあると思います。そうした良ボスと長く戦っていられるのが、未強化縛りの魅力の一つです。火力から単純に考えても、通常時の3~5倍の時間戦っていられます。
逆に、あまり良ボスとは言われないような、厄介なボスに対しても、状態異常などの手段を使うことで比較的早く処理することができます。
つまり良い事しか無いですね!
②攻略のマンネリ化が防げる
フロムゲーの通常プレイをしている時、こんな風に思ったことは無いでしょうか?「曲剣二刀流で良くね?」と。実際、通常プレイ時、つまり一切の縛りを課していない状態では、一部の強武器のみで攻略することが最適解となってしまいがちです。そうした状態では、周回を重ねていく内に倦怠感が生まれてしまうことがあります。かと言って、敢えて弱い武器を使うと、「曲剣二刀流で良くね?」となってしまう。
その点未強化縛りで攻略をする際には、通常プレイでは気にも留めなかったような戦法を使うことがあるでしょう。未強化の武器は火力も補正値も低く、普通に戦っては時間がかかり過ぎてしまうためです。従って、毒や出血といった状態異常やスリップダメージといった、敵のHP割合に比例する攻撃手段を使うことになります。その結果、通常プレイでは使わなかった武器や、知らなかった仕様に出会うことができ、攻略のマンネリ化を防げます。また、様々な仕様を駆使しながら火力を出す工夫をするのは楽しいものです。
自分で火力を下げておきながら、工夫して火力を出すことを楽しむ。これもマッチポンプの一種なのでしょうか。
③上達する
最後に最もシンプルな魅力ですが、単純にゲームが上手くなります。初めて縛りを完遂した後は自分の上達を実感できると思います。上達する喜びを感じるというのは縛りプレイに限らず、フロムゲー全般に通じる魅力だと思います。強いボスを初めて倒せた時の快感というのは、ゲームに慣れてくると中々感じられなくなってしまいます。しかし、縛ることでもう一度上達する喜びを感じられるのです。
他の縛りとの比較
フロムゲーの縛りには様々な物があります。未強化縛りよりポピュラーな縛りとして例えば、レベル1縛りが挙げられます。未強化縛りが自キャラクターのHPなどのレベル上げが可能であるのに対し、レベル1縛りは自キャラクターのレベル上げを禁止する代わりに武器強化は可能です。
しかし、私個人の意見としてはレベル1縛りより未強化縛りをおすすめします。理由は、レベル1縛りでは、通常プレイとあまり変わらない程度の火力が出てしまうからです。そのため、ボス戦を長く楽しむことはあまりできないと思います。また、使える武器に多少の制限はあっても、レベル1縛りで使用する戦法は概ね、通常プレイで使用する物と共通しています。上達できるという点はレベル1縛りも同じですが、未強化縛りの方がより楽しめると私は考えます。
また、両者の縛りを合わせたレベル1未強化縛りという物も存在します。こちらはかなり難しい縛りプレイになるため、未強化縛りに慣れてからトライしてみるのが良いと思います。いきなりレベル1未強化縛りを始めてしまうと、敵のモーションを覚える間もなく瞬殺されてしまい、なかなか上達できなかったり、挫折してしまったりという事も考えられます。
私自身もレベル1未強化縛りにトライした際には、別データで自キャラHPのみを上昇させた未強化縛りで練習をしていました。言わば、HPだけが多いレベル1未強化縛りでの練習です。以下でも、基本的には「未強化縛り=HPだけが多いレベル1未強化縛り」と思って読んで下さい。
長くなってしまいましたが、以下からは『エルデンリング』の未強化縛り攻略について紹介したいと思います。
『エルデンリング』未強化縛りの戦い方
『エルデンリング』はHP以外初期レベルの未強化縛りでも取れる手段が非常に多いゲームです。工夫しながら攻略するのもこのゲームの醍醐味だと思います。一方で、敵のモーションはかなり豊富かつ分かりづらく、回避の練習は必要になります。また、以下では遺灰・NPCは一切使わないことを想定しています。
毒(猛毒)、腐敗、出血、冷気の状態異常の内有効な物を全て使い戦うことが多いと思います。そのため武器を切り替えつつ、炎属性による凍傷解除なども織り交ぜながら戦うことになります。様々な武器を使うことになり、通常プレイとは違った戦闘が楽しめます。特に、戦技「冷気の霧」などは未強化縛りでこそ輝く戦技だと思います。
また、戦技「黒炎の渦」がすべての敵に有効な割合ダメージのため非常に強力です。隙が大きい戦技ですが、敵のモーションを見極めて有効な相手に使えば、未強化とは思えない火力がでます。持久初期値だとスタミナ消費が大きいので注意しましょう。
それ以外にも、場合によっては溜め攻撃などでダウンを狙う戦法も有効です。槌や拳などの武器種、戦技「構え」や「居合」などが適しています。
ここで挙げたように、一部例外を除けば割合ダメージで戦うことになります。そのため、多くのボス戦では高周回でも1周目とあまり変わらない攻略ができると思います。
未強化縛り攻略の強ボス
以下では、ストーリーで攻略必須となるボスのなかで、未強化縛りの強敵となるものを紹介します。
①神肌のふたり
2体同時ボス。通常プレイでも苦戦を強いられた方は多いと思います。睡眠が非常に有効ですが、睡眠を使用してもなお、最も苦戦する可能性が高いボスです。十分に火力が出ていれば、一方が睡眠中にもう一方を倒すことができます。しかし、未強化縛りではそれができないため、両方に交互に状態異常をかけて削る必要があります。少しでも手間取って睡眠が切れると、一気に不利になる強敵です。また、睡眠壺が有限アイテムであり、再戦がやや難しいです。
2体同時ボスですが、1体1体でも十分な強敵です。神肌の貴種は形態変化後の「貴種の腹芸」が出が早く、神肌の使徒は通常モーションが早い上ガード不能判定を持ちます。
正直、私自身も未強化縛りで周回をしている際、いつもこのボスで何時間も負けます。未だに全然安定しないです。このゲームで未強化縛りをする上で、一番の難所と言えると思います。
一方で、神肌のふたりを撃破すれば戦技「黒炎の渦」が付け替えて使えるようになるため、攻略の幅が広がります。
②百智卿、ギデオン=オーフニール
世間的には何故か雑魚扱いされているボスですが、未強化縛りではかなりの強敵だと思います。FP無限状態で遠距離範囲攻撃を連打されると取れる手段が無いです。祈祷「三なる光輪」が特に危険です。連打されないよう祈りましょう。回避行動で距離を取られやすいことも危険な点です。
刺剣や鞭などで怯ませ続け、一切の攻撃をさせずに倒すのが攻略法です。というかそれ以外で倒せないと思います。攻略の幅が無く、個人的には面白味を感じづらいボスです。
③黄金律、ラダゴン/エルデの獣
ストーリーのラスボスであり2連戦です。
ラダゴンは、通常時はワープの衝撃波の回避がかなり難しいです。光の柱が大きくなった瞬間に攻撃判定が出ますが、最速パターンは見てからの回避が難しいです。また、出血が無効のため戦闘が長引きやすいです。パリィは可能ですが、反撃に繋げるのが難しいのでおすすめしないです。遠距離攻撃にはカウンターをしてきます。
エルデの獣は、エルデの流星などが回避しずらいですが霊薬等でも対処できます。状態異常はすべて無効ですが、隙が大きいため戦技「黒炎の渦」が有効です。
どちらも厄介ですが、特にラダゴンが強敵だと思います。
④血の君主、モーグ
ストーリー攻略で必須ではないですが、DLCエリアに入るためには討伐が必要なため紹介します。第1形態はモーションを覚えれば問題ないと思います。慣れると攻撃チャンスが多く楽しいボスです。
第2形態では、地面に血炎をまいてスリップダメージを与えてきます。密着して戦うと地面の炎を踏みづらくなるので、半端に距離を開けないことが大切だと思います。第2形態変化時に大きい隙があるので戦技「黒炎の渦」が有効です。第1形態時にも「モーグの拘束具」を利用して「黒炎の渦」を当てることができます。
おわりに
他にも、今回は書き切れなかった強敵や攻略情報、他のフロムゲーの未強化縛りの情報などもあります。興味のある方は是非、調べてみてください。DLCを機に「エルデンリング」を始めようとしている方、復帰しようとしている方が未強化縛りにも興味を持って頂けたら嬉しいです。
もし、未強化縛りを始めたけど挫折してしまったという方がいれば、一度YouTube等で未強化縛りの動画を見る事をおすすめします。未強化縛りの動画投稿者の方は非常に上手な方ばかりなので、参考になると思います。
また、当サークルは私以外にもフロムゲーを経験している方が複数人いるので、フロムゲーが好きな方はぜひ気軽にサークル見学しに来てください!
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