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産後の仕事復帰、いつどうやってした??フリーライター小澤の場合

こんにちは。愛知県在住のフリーライター小澤志穂です。新卒で病院のリハビリ職として働き、未経験からフリーライターになって8年となりました。前職よりもフリーライターとしての職歴の方が長くなっていることに驚きです。

駆け出しの頃は地域ブロガーとして愛知のローカルな情報を発信する20代・独身・旅女子でブランディングしていた私ですが、今や1児の母となりました。よく行く場所は毎日のお子の保育園(送迎)と近所のスーパー、土日はイオンや動物園などなど……。最後に旅行したのは1年前の結婚記念日に1泊2日で伊勢鳥羽に行ったきりです。楽しかったですよ!


独身・アラサーはアドバンテージだった

私が未経験からフリーライターとしてそこそこ軌道に乗れたのは「独身・アラサーのアドバンテージ」と当時から言っていました。

例えば産前の私はインタビュー込みの取材記事をメインのお仕事にしており、現場ではディレクター(または営業)・フォトグラファーは男性が多く男女比を考えてライターは女性がアサインされることもしばしば。特にインタビュー相手が女性や若手社員などになると「ニコニコ会話ができる女性」が求められるようです。

しかし、30前後の女性は結婚・出産で現場になかなかいないんですね。

そこで「見た目がそこまで派手ではなく、ニコニコ会話ができて、取材記事が書ける独身・アラサー女性」として私のような存在が重宝されたのです。(しかも、自家用車持ちで長距離運転も可能ときたらどんな僻地でも飛ばせる!)

過去にこちらの記事にも紹介しましたが、私に仕事依頼の問い合わせをする企業の担当者さんはみんな言うんですよ。

「前のライターさんがちょっと高圧的な態度で取材相手からクレームがゴニョゴニョ……なので場の雰囲気を壊さずにニコニコ笑顔でコミュニケーションが取れる女性を求めています」と!ほんと、初回面談で毎回言わました。多分、プロフィール写真のおかげ(⚪︎年以上前の奇跡の写真)。

なので35歳くらいまではこのアドバンテージでなんとか仕事がもらえるだろうなと安易に考えていました。問題は35歳過ぎ・妊娠出産などを終えたあとだなあとモヤモヤ。実際に35歳で第一子を出産して仕事復帰をしているのでこれから出産を控えているフリーライターさんの参考になるよう具体的にどんな流れだったのかご紹介します。

以前、ライターのみくまゆたんさんがまとめたnoteも参考になるので「フリーランスの産後復帰どうすれば?」と不安な方はぜひご覧ください。

35歳オーバーの高齢妊娠は何があるかわからない

私は第一子の妊娠が発覚したのが34歳で出産は35歳です。立派な高齢出産ですね。ついでに持病もあるのでハイリスク妊婦として地元クリニックでの出産はできず、紹介状をもらって周産期母子センターのある総合病院を受診しました。

高齢出産のリスクについては女性なら耳にタコだと思うので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

私の場合は20代でお付き合いしていた人が結婚の意思がないなどさまざまな理由で結婚・出産が遅れたのですが、妊娠も相手あってのことなので自分ではどうしようもない!人生に「もしあの時ああしていれば?」なんて考えても無駄ですし、今となっては隣にいる配偶者や第一子のいない人生なんて考えられないので後悔はしていません。

フリーライターの仕事は在宅ワークで完結できるものを中心にしておけば、出産ギリギリまで働けるかも?実際に帝王切開の前日まで働いていたライター産もいたなあと安易に考えていました。

しかーし、持病持ちの高齢出産の私は妊娠33wで管理入院をしています。一時は母胎児集中治療室の適応とも言われ、胎児の発育もゆるやかになってきていたため主治医に「最悪の事態が起きる前に出しちゃいましょうか(意訳」と言われて34wで帝王切開での出産となりました。

予定日よりも1ヶ月ほど早くの出産となり、バタバタと産休に入ったためご迷惑をかけてしまったクライアントさんもいます。

妊娠出産は何があるかわからない、まして高齢出産(不妊治療や持病などでリスクは跳ね上がる)はハッピーマタニティーライフなどない!いつ何が起きてもいいように余裕のある産休育休スケジュールがおすすめです。

仕事復帰は生後2ヶ月のとき

そんなバタバタと産休に入った私はいつ仕事復帰するかを明確にしていませんでした。実家で上げ膳据え膳の里帰りとはいえ、体調を含めて産んだ後のことは想像がつかなかったからです。

また第一子ということもあり「あれ?生きてる??(ベビーモニター付き)」「ミルクの量が増えないんですけど!?」などなど。3時間おき授乳で寝不足かつ神経質になっていました。

結局、出産前にお世話になっていたクライアントさんたちにはいつ仕事復帰をするのか伝えずにいたのです。

そこから、生後2ヶ月の頃に「お仕事復帰いつ頃できそうですか?」と声をかけていただいたのをきっかけに負担の少ない案件から開始。子どもが昼寝をしている時間に細切れで仕事をするようになり、生後5ヶ月で保育園に預けてからは出産前の1/3くらいの仕事量になりました。

産後の仕事の増やし方


私の場合、産後の仕事の増やし方は下記の流れです。

①産前にお世話になっていたクライアントさん(SEOの構成案を月2本程度)
②ランサーズの出品からの問い合わせ(インタビュー書き起こし)
③indeedで応募したライター案件

ここからは、それぞれ詳しく解説しますね。

①に関しては私の方から「産後いつ・どの程度仕事復帰するのか」を根回ししておくべきでしたが一切しておらず……生後2ヶ月で声をかけていただかなければ、子どもが保育園に入園する生後5ヶ月までは完全育休だったかもしれません。

②これは産前に作っておいたものが企業担当者の目に留まり、たまたま私が仕事ができるタイミングで問い合わせが増えたためラッキーでした。

ランサーズの出品は一度作ってしまえば営業が必要なく、軌道に乗れば月に数回は問い合わせが来るようになるのでおすすめです。

③のindeedは「ライター、在宅ワーク」で検索すると意外と業務委託の仕事が出てくるのでおすすめです。気になる出版社やメディアを運営している企業の名前で検索するのもいいでしょう。在宅ワークの仕事は履歴書を送って書類審査が通ればオンライン面談に進んでそのまま契約の流れになるので、外出する必要もありません。

番外編として、独身時代によく仕事で一緒になっていたフォトグラファーさんからの仕事紹介もありました。こういうのは大変ありがたい話で、よく仕事を一緒にしていたからこそ、お互いの仕事スタイルや相場感が分かっているので安心して仕事を受けることができるのもメリットですよね。仕事で一緒になった他職種の方とは名刺交換やSNSのフォローなどして繋がっておくとよいですよ。

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Shiho OZAWA(ライター)
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