【5/18 #日めくりクラシック音楽 】今日はオーストリアの作曲家、グスタフ・マーラーの命日(1911年)〜交響曲第5番 嬰ハ短調〜
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1911年5月18日が命日であるオーストリアの作曲家グスタフ・マーラーの代表作、交響曲第5番 嬰ハ短調をご紹介します。
グスタフ・マーラーとは?
グスタフ・マーラー(1860年7月7日 - 1911年5月18日)は、主にオーストリアのウィーンで活躍した作曲家、指揮者。交響曲と歌曲の大家として知られる。
ボヘミア地方のカリシュト(現チェコのカリシュテ)で,ユダヤ人の家系に生まれる。出自に関して、後年マーラーは「私は三重の意味で故郷がない人間だ。オーストリア人の間ではボヘミア人、ドイツ人の間ではオーストリア人、そして全世界の国民の間ではユダヤ人として」と語っている。
幼時からピアノを学び,1875年ウィーンに出て、ウィーン楽友協会音楽院に入学。同期生のH.ウォルフと知り合う。次いでウィーン大学でブルックナーの講義に出席,親交を結んだ。
1880年からヨーロッパ各地の指揮者を歴任する一方,歌曲集《さすらう若人の歌》(1884年),《交響曲第1番・巨人》(1888年),《同第2番・復活》(1894年),《同第3番》(1896年),歌曲集《少年の魔法の角笛》(1896年)などを完成。
また,R.シュトラウス,B.ワルターらと親交を深めた。1897年,この年死去したブラームスの生前からの推薦によりウィーン帝立・王立宮廷歌劇場(現ウィーン国立歌劇場)の指揮者,半年後には終身の総監督に就任。翌1898年からはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者も兼任した。
1902年,アルマ・シンドラーと結婚。アルマを通じ,ツェムリンスキー,シェーンベルク,クリムトらを知る。1908年に渡米し,メトロポリタン歌劇場とニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団を指揮。1911年ニューヨークで病に倒れ,《交響曲第10番》を未完のままウィーンで死去。
作品にはほかに,カンタータ《嘆きの歌》(1880年),《交響曲第4番》(1901年),《交響曲第5番》(1902年),《交響曲第6番》(1904年),歌曲集《亡き子をしのぶ歌》(1901年−1904年),《交響曲第7番》(1905年),《交響曲第8番》(1906年),番号なしの交響曲《大地の歌》(1908年),《交響曲第9番》(1910年)などがある。
後期ロマン派の語法を極限まで突きつめ,次代の扉を開いたその音楽の真価は,20世紀後半になって再認識された。なお,ツェムリンスキーに作曲を学んだ妻アルマもデーメルやリルケの詩による歌曲などを残した。
マーラーの他界後,建築家グロピウス,次いで詩人ウェルフェルと再婚し,画家ココシュカとも交流のあったことで知られる彼女の回想録(1960年出版)は,20世紀前半のヨーロッパ芸術界についての貴重な証言ともなっている。
グスタフ・マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
グスタフ・マーラーが1902年に完成した5番目の交響曲。1904年10月18日にケルンで、マーラー自身の指揮によって初演された。
5楽章からなる。マーラーの作曲活動の中期を代表する作品に位置づけられるとともに、作曲された時期は、ウィーン時代の「絶頂期」とも見られる期間に当たっている。
プライベートでは、交響曲第5番を作曲し始めたころ、のちの妻となるアルマ・シンドラーと出会い、お互い一目惚れだったとされ1ヶ月後には結婚に至っている。アルマ22歳、マーラー41歳の時である。
第4楽章アダージェットは新妻アルマに宛てた愛の楽章である。楽譜の表紙には「私の愛しいアルムシ(アルマの愛称)、私の勇気ある、そして忠実なる伴侶に」と記されている。
1970年代後半から起こったマーラー・ブーム以降、マーラーの交響曲のなかで人気が高い作品となっている。その理由としては、大編成の管弦楽が充実した書法で効果的に扱われ、非常に聴き映えがすること、音楽の進行が「暗→明」というベートーヴェン以来の伝統的図式によっており曲想もメロディアスで、マーラーの音楽としては比較的明快で親しみやすいことが挙げられる。
とりわけ、ハープと弦楽器による第4楽章アダージェットは、ルキノ・ヴィスコンティ監督による1971年の映画『ベニスに死す』(トーマス・マン原作)で使われ、ブームの火付け役を果たしただけでなく、マーラーの音楽の代名詞的存在ともなっている。
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