【2/16 #日めくりクラシック音楽 】今日はマスネ:歌劇《ウェルテル》初演日(1892年)
こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1892年2月16日に初演日を迎えたフランスの作曲家ジュール・マスネの歌劇《ウェルテル》をご紹介します。
ジュール・マスネとは?
ジュール・エミール・フレデリック・マスネ(1842-1912)は、フランスの作曲家。 オペラで最もよく知られ、その作品は19世紀末から20世紀初頭にかけて大変人気があった。
1853年パリ音楽院に入学,A.トマに師事。 63年カンタータ『ダビード・リツィオ』でローマ大賞を受けてローマに留学中,ドイツ,ハンガリーを旅行。
67年に最初のオペラ『大おばさん』を上演。 78~96年はパリ音楽院教授として,G.シャルパンティエ,G.ピエルネら多くの作曲家を育成。
彼の歌曲は、フランス近代歌曲の創始者グノーとドビュッシーとを結ぶ位置にあり、フランス語の自然な抑揚と旋律美との融合に新領域が開かれている。
歌劇『マノン』 (1884) ,『ウェルテル』 (92) ,『タイス』 (94) ,『ノートル・ダムの吟遊詩人』 (1902) ,歌曲『エレジー』など繊細優美な作品を多く残した。
『タイス』の間奏曲である『タイスの瞑想曲』は、ヴァイオリン独奏曲としても人気がある。
ジュール・マスネ:歌劇《ウェルテル》
全4幕のオペラ。ドイツの作家ゲーテがシュトゥルム・ウント・ドラング期(18世紀後半にドイツで起こった革新的な文学運動)に友人の婚約者に恋した体験を作品化した恋愛小説『若きウェルテルの悩み』を題材にしている。
法律を学ぶ青年ウェルテルは,すでに婚約者のいるロッテに心をひかれる。彼女のもとを去り公使館に勤めるが,官僚・貴族社会の理不尽に絶望して辞職。ひたすらロッテを恋する自己の激情を処理することができずにピストル自殺をとげる。
『タイス』や『マノン』と並んで、マスネの代表作の一つとして数えられる。劇中の「手紙の歌」や「オシアンの歌」などは単独でも歌われる有名なアリアである。
1887年には総譜も完成するも、オペラ・コミック座の支配人に断れたり火事などで初演できず。
1890年に『マノン』がウィーンで初演され大成功を収め、この成功を受けて、宮廷歌劇場側が既に完成していた『ウェルテル』を非常に興味を示したため、ようやく初演が実現し、1892年の2月16日にドイツ語版によってウィーンで初演されて大成功を収めた。
それでは、今日はこの辺で🎶
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