ハンドのカテゴライズ
こんにちは!
むさしポーカールーム名古屋栄店スタッフのれんです。
前回に引き続き、「ポーカーを1から始める人のための初級者講習」の続きを書いていきます!
前置き
こちらは一般的なリングゲームを6人でプレイしている時のUTGのオープンレンジです。
これ1枚だけ覚えれば良いというものであれば、丸暗記すれば事足りる話ではあるのですが、上級者を目指すのであれば、このようなレンジ表を今後いくつも覚えていかなくてはなりません。
それら全てを丸暗記し、必要な状況に応じて取り出すのは並大抵の努力では実現不可能です。
そこで今回は、完全再現とはいきませんが、中級者や上級者に交じってプレイしても、全く遜色のない程度にプリフロップを網羅できるスマートシンキングをご紹介します。
ハンドをカテゴライズしよう
上記のようなレンジ表は、13*13の169ハンドが示されています。
この169ハンドをそれぞれカテゴライズすることで、プリフロップのプレイをとてもシンプルにすることができます。
上記4つのカテゴリーは、このゲームの代名詞とも言えるハンド達で、これらに属するハンド以外は全て捨てて構わないと言っても、それほど過言ではありません。
いきなりハンドレンジを覚えようとするよりも、自分に配られたハンドがこの4つのカテゴリーに当てはまっているかを判断する練習から行いましょう。
実際①のレンジ表と見比べても、ほとんどがこれらのカテゴリーに当てはまるハンドでオープンしていますね。
名称にこだわりはないですが、名前を付けておいたほうが便利なので、これら4つのカテゴリーの総称を仮に【TOP4】と定義しておきましょう。
より具体的にレンジ表を覚えようとする際には、このTOP4をベースにいらないものを削り、必要なものを足していくという覚え方が良いと思います。
例えば①のUTGオープンであれば、「基本的にはTOP4を使っておけばいいが、数字の低いポケットやスーコネ、KTo, QTo JToはほとんど使わない。
反対にミドルまでのKxsやQ9s, J9sなどを使う。
という具合ですね。
では、BTNのオープンレンジはどうでしょうか。
かなり広くなっていて、覚えるのが大変そうですね。
ですが、覚えるカテゴリーを増やすだけで十分な再現度でプレイできそうです。
TOP4に加えて、Kxs, Qxs, Jxs, Axoの4つを全てレンジに入れてみましょう。
仮にこの合計8つのカテゴリーの総称を【TOP8】と定義します。
黄色い線の内側をすべてカバーしているわけですが、かなり高い再現度になっているのではないでしょうか。
もう少し余裕のある人は、「AxoでもA2oだけはオープンしない」、「Jxsの中でもJ3sとJ2sはオープンしない」、「K9o, Q9o, J9o(オフスートブロードウェイの1段下)はオープンする」「Txs, 9xs, 8xsはキッカー6までオープンする」みたいに、覚えられる範囲で例外を付属していくとより良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したカテゴライズは、あくまで1例であり、みなさんがそれぞれ覚えやすいように定義してもらって全然問題ありません。
また、最初から完璧に覚えようとせず、自分が実戦で再現できる程度で覚えていくことが大事です。
"最初は大きく伸びやかに、後に小さく引き締める"
ポーカーは背伸びせず、できるチャレンジを1歩ずつこなしていくことが上達への一番の近道です。