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『注文住宅』📰#不動産塾👔『#家のトリセツ』🏡

前回は、土地探し等に関して記事にしました。

今回は、土地の形質や高低差などに関してお話ししていきたいと思います。

土地の形には、皆さんもご存じの通り色々な形があります。勿論、土地の形や立地によって、金額も大きく変わります。

整型地は四角形(正方形・長方形)に形が整った土地で、敷地全体を有効活用した家の設計・建築がしやすく、売却する際も売れやすいなどあります。

不整形地は三角形や台形、L字型(旗竿地)など形が整っていない土地。不整形地は家の形と土地の形が合わないため、面積に対する建築スペースが小さくなる傾向があります。ただ、その建てられないスペースを別の用途にして駐車場にしたりなど、土地の形を利用してスペースを活かすことも可能です。土地の単価は整形地に比べ割安です。

道路に面する出入口部分が細い通路状の敷地になっていて、その奥が広がっている旗竿地(上から見ると、通路が竿、土地が旗のように見える)もあり、同じ面積の土地でも建物の建てやすさに違いが生じます。
旗竿地の場合、場所によっては防犯面で安心だったりと考える方もいらっしゃします。

長方形は、間口が広く奥行きが狭い場合、間口が狭く奥行きが広いタイプに分かれます。間口が広く奥行きは狭い形は、道路に面した駐車スペースを確保しやすいというメリットがあります。駐車スペースは最低限、軽自動車で幅2m、普通車で幅2.5mが目安となるので、車を何台か横に並べて停める場合、それだけの間口が必要となります。

間口が狭く奥行きが広い場合、駐車スペースがとりづらい。一般的には車幅+1,000mmと考えます。また、お隣との距離が近くなりがちなので、採光やプライバシーを守ることも視野に入れておきたいです。ただ、奥行きがあるため駐車場以外に庭をつくりやすいです。

旗竿地の場合、道路に面した場所まで通路になる部分を伸ばしたL字型の土地のことです。敷地が他の土地で囲まれているため路地状敷地とも呼ばれ、採光や通風についても考えていかなければなりません。
出入口の見通しが悪いと、出会いがしらの事故、お子さんの飛び出しなど気を使わなければなりません。

通路部分を駐車スペースとして利用できれば、場合によっては2台、3台の駐車スペースができます。
道路から離れた場所に家を建てることになるので、プライバシーを確保しやすいです。

角地に関しては、交差する2つの道路に面する土地で、価格は割高な反面開放感があり、家の中に光と風を採りこみやすいでしょう。道路に面する面積が多い分、人通りがあって周りからよく見えるような角地だと、堂々と空き巣に入るような人も少ないため、防犯面で安心です。その反面、歩行者からの目線も気になります。

三角形や台形の土地は角の部分がデッドスペースになりやすい不整形地です。一般的には使いにくいので、あえて選ばれる方は少ないと思います。
メリットとしては、デッドスペースがある分、隣地との距離を空けやすく、採光は確保しやすいかもしれません。建て方によっては、お隣と窓が向かい合わせになりにくくなり、デッドスペースを庭や倉庫スペースとして活用することができます。無駄だと思えるスペースが活かせる場合もありますので、不整形地ということだけで除外せずに、価格なども含め検討してもいいかもしれません。

高低差がある場合、山手や坂の途中にあることで土地が斜めに傾いていると、まっすぐ家を建てるのが難しく、切土や盛土などの宅地造成によって高低差を埋めたり、土留め擁壁をつくったりする必要が出てきます。
駐車場をどこに確保するのかがポイントになります。また、工事によって別途費用がかかるので注意が必要です。

一方で、高低差のある傾斜地は、採光や通風、眺望を確保できる場合があります。また、外部からの視線も気になりにくいでしょう。ただし、高齢になった時のことも視野に入れ検討をしていただければと思います。


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