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『注文住宅』天井高の変更🔑📰#不動産塾👔『#家のトリセツ』🏡
名古屋は、厳しい残暑が続いています。
連休ともありお出かけになっている方も多いと思いますが、
体調管理には十分気を付けましょう。
注文住宅についての最後のお話しになります。
最後は、天井高についてお話ししていきたいと思います。
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天井の高い家は、開放感があり広々として、住宅展示場の見学に行って、こんな天井の高い家で生活してみたい、とあこがれる人は少なくありません。
建築基準法では、住宅内の居室の天井は2100mm以上と定められています。
居室に限っての話なので、トイレや浴室、納戸、廊下などは除かれます。
2100 mmは、圧迫感のある高さなので実際にはあまり見たことはありません。近年では、一戸建ての天井高は2400mmが多く、2400mm~2600mm高さで建築されていることが多いです。2400mmが主流となるのは、サッシや建具、下地材など材料の規格や、尺貫法が根付いた設計習慣、階高2800mm~3000mmとなっているからです。
では、天井高のメリットやデメリットをお話ししていきます。
天井高が低い(2.1m以上2.3m未満)場合のメリットは、建築コストが抑えやすく、冷暖房効率が良く光熱費を抑えられるという事です。
デメリットは、圧迫感があり標準の設備機器(風呂や洗面化粧台)が設置できないことが多く、機器選定の選択肢が狭まり間取りを自由に変更しにくいということ。
天井高が高い(2.6m以上)場合のメリットは、解放感を感じやすく大きな窓や高い位置の窓を設置できるため、部屋の中の明るさを確保しやすく、高さがある照明器具も選択できます。
デメリットとして、建築コストが標準より高くなり、電球交換や照明器具などのメンテナンス対策をする必要になり、冷暖房効率が悪く、光熱費が高くなりやすいです。
天井高が高ければ必ずしも良いわけではなく、狭い部屋の場合は天井が高いとかえって落ち着かない空間になることもあります。畳や床に座る生活は、天井高が低くても落ち着いたスペースになることもあります。逆にイスやソファーに座る生活ですと、天井の低さが窮屈に感じるかもしれません。このように、住む人のライフスタイルも、天井高と快適性に関係しています。
天井高にこだわる時のポイントをお話ししていきます。
落ち着いて過ごしたい和室や寝室、洗面所、トイレなどは、天井高2200㎜が目安です。
ダイニングやリビングそして玄関は、天井高2400㎜~2500㎜で開放的に感じられます。くつろげる空間よりも解放的な空間として過ごすことができると思います。
天井の高さを変えることで視覚的にメリハリのある空間にする効果もあので、同じ空間は全て同じ天井高さにしないというわけでは決してありません。住むひとが快適に過ごせる、そのために天井高も含めて空間を考えてみていただければと思います。