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【アトツギの悩みに応えます⑤】

<本日のテーマ>
新規事業、何から始めたらいいですか?

全く異業種で働いていましたが、家業に戻ってきました。業界自体は斜陽ですが、現在の業績は順調なので、今のうちに新規事業を起こしたいと考えていますが、自分にはまだ本業での実績や社内からの信頼もありません。何から始めたらいいでしょうか。


<回答者>

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株式会社ビートソニック
代表取締役 戸谷 大地 氏

1982年生まれ、早稲田大学理工学部卒。2007年に株式会社ドリコム入社。2009年に家業のビートソニックに入社。2014年にデザインLED電球「Siphon」を立案し、クラウドファンディングで1500万円以上の支援に成功。2020年4月にビートソニック代表取締役に就任。


家業に戻って数年以内に行動起こすべし

「うちはもともと会社として「一つのことや業界にとらわれない社風」なんです。「新しいことがあったら、やりたいよね」という雰囲気が常にあったんですよ。香港でやってる展示会とかにも、新しいビジネスの種を探すため、よく行ってて。そんな中、倍々ゲームでブースが増えていったのがLEDだったんですよ。それで「右肩上がりの業界に踏み出そう」となりましたね。展示会では1日中、ヘトヘトになるまで歩き回ってましたよ。

新規事業はおかげさまで順調。新しいことに挑戦する時、本業が儲かっていたらやっぱりやりやすいっていうのはあるかな。うちの場合は、カー用品全体で見たら業界的には「頭打ち」状態だったけど、自社は利益がしっかり出てたので、新規事業を進めやすい環境だった。

でも最初の頃はLED電球を開発しても「どこにニーズがあって、売れるか?」が全くわからないから、本当に売れなくて(笑)。小ロット生産になるなので、大手メーカーが作ってる価格よりもどうしても高くなっちゃうんですよ。事業としては全然ダメでしたけど、やり続けました。

続けられた理由の一つは、時間が作れたからかな。アトツギで家業に入ると、他の従業員は経験者。未経験の自分はやることないので、前職での経験を活かして広報をやったりしつつ、新規事業に取り組むことができた。アトツギで入って数年くらいは、挑戦しやすいんじゃないかな。ただ、最初から高いモチベーションで新規事業に取り組んだってわけじゃなく「周りの人たちが一生懸命汗を流してる中で、何かやらないと」という気持ちが、強い推進力になったって感じますね。」


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