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【先輩アトツギのリアル体験に学ぶ②】

アトツギが家業に戻って最も苦労するのは、社内の信頼関係の構築だ。いわば、船頭(先代)と昔からのベテラン船員がたくさん乗っている船に、経験もないのに「次の船頭でーす」といった具合に後から乗船していくのだから信頼関係を構築するのは並大抵のことではない。さらにそんな状況で「新規事業だ」「業務改善だ」と呼びかけても協力してくれるわけはない。

今ではメディアにも引っ張りだこのアトツギ社長が、自らのしょっぱい経験を語ってくれた。


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株式会社ナカムラ
専務取締役 中村 慎吾 氏

平成元年生まれ。名古屋市出身。大学卒業後ジーンズメーカーに就職し、2年後マーケティングのコンサルティング会社に転職。音楽アーティストの商品開発やマーケティング戦略などに携わる。お菓子の卸問屋三代目で、現(株)ナカムラ専務取締役。江戸時代から続く『組み飴』の文化を孫の代まで残すため、まいあめ工房からmyameへブランドをリニュアル。飴でさまざまな企業のPRや商品を開発している。

結果を出したら認めてもらえる、それしかない

「うちは、あとを継いだ瞬間、父親が別の会社の取締役になったんですよ。だから経営者としていきなり初めての経験をしまくったので、失敗ばかり。自分で動いて色々営業したりもしてたんですけど、父が経営した時よりも、業績を悪くしてしまって。父親からは直接言われなかったけど、親族からはいろいろ言われて辛かったです(笑)。

そんな中でも、事業のブランディングやターゲットの再設定に取り組みました。改善をした結果、会社の業績も上がっていった。感じるのは「自分のレベルアップと共に、売上も伸びていってるな」ってことですね。

僕は元々、反骨心の塊なんですよ。音楽もロックが好きだし(笑)。だから「とりあえずバトってみる」的な感じ。何でもそうなんですが、最初は誰も自分を認めてなんてくれない。でも、結果を出すと職人さんも父親も認めてくれるようになる。結果を出すためには、どんどんチャレンジするしかない。僕の場合はそうしてましたよ。」



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