ハースストーン JAPAN CUP 自戦解説
ハースストーン全一になったNAGONです。
Top8の試合が残っているので、振り返ろうと思います。
https://www.twitch.tv/videos/983229172
キーとなるターンの画像だけ貼って解説するので、試合の流れが知りたい方は録画を見てください。
また、基本的に相手のプレイングには言及しません。
準々決勝(01:50:00~)
相手はにしひがしさん(デッキはこちら)
一試合目はメイジvsローグ。
この試合は《詠唱者の循環》を後手の初手で2枚引いたにもかかわらず負けてしまい、かなり恥ずかしかったです。
3マナで湧き水を使うのが勿体ない感じがしたのと、予習+一夜漬けの動きが見えているのでそちらから入ってしまいましたが、湧き水を使うべきでした。
すでに循環を2回使っているので、アぺクシスブラストを引けた場合即座に撃つことができます。
この次のターンの燃焼も打つ先を間違えていますが、微差なので割愛。
ここで退化の矢は、マンクリックに1発でも当たれば(37/64)、高確率でフレイムストライクで一掃できる盤面になります。
一方で、フレイムストライクを使用してから退化の矢を使った場合は、確実にマンクリックを退化できますが、2マナ相当のミニオンが盤面に残ります。
マンクリックに一発も当たらなかった場合、中央2体のミニオンが退化するとラスフロストウィスパーが効果的になる可能性もあるため、おそらく先退化の矢の方が期待値は良さそうです。
…と、ここまで考えたうえで退化の矢を使ったならいいのですが、対戦時の僕はラスフロストウィスパーを出すことしか考えておらず、マンクリックに当ててフレイムストライクを打つ手も先フレイムストライクの択も見えずに退化の矢に手を伸ばしたのでダメでした。
このターン以降は大きなミスはしなかったものの、にしひがしさんのライフを詰める動きがとても強力で、耐える手段は存在していませんでした。
2試合目はプリーストvsパラディン。
メイジで酷い負けをしたので、心を落ち着かせるためにプリーストを選択。
ミスも少なく、冷静にプレイできたと思います。
次のターンに9マナドラゴンを出せるように予習を選択しました。
ライフは27あるものの、少し盤面を放置することになるので番兵を増やすことでお茶を濁してエンド。
相手のハンドがリアドリンなのは確定していたので、イルシアで奪うことを大真面目に考えてました。
自分に使ったスペルを覚えてなかったので思いとどまりました。危ない…
先マリゴスが正解。
0マナ呪文はザイレラと一緒に使いたく、デッキが減りすぎるのもよくありませんでした。
この他にはミスもなく、相手の知恵の聖典ドローが遅かったこともあり、完全に受けきることができました。
3試合目はメイジvsパラディン。
最序盤に択こそ発生したものの、誰でも勝てるレベルのぶん回りで勝ちました。メイジはナーフされるべき。
準決勝(05:00:46~)
相手はshizuさん(デッキはこちら)
一試合目はプリーストvsローグ。
ワンド職人を妥協キープしましたが、ローグに刺さる番所を引くために全マリガンするか、ワンド職人+手相占いをセットキープするかのどちらかの方が優れていた気がします。
トワイライト・ドレイクやコバルト・スペルキンがスタン落ちし、発見できる優秀なドラゴンはほとんどが6マナ以上になりました。
ここで、ドラゴン学+トレードや、ドラゴン学+聖なる一撃だと、次のターンにマナを効率的に使えない可能性が高いです。
なので、神格化トレードをして、運よくワンド職人が生き残れば再起やヒロパでマナを効率的に使えるようにしました。
洞察と猛毒スコーピッドが手札にあったので、自分でドローを選択できない洞察から切りましたが、猛毒スコーピッドから手相占いや聖なる盾付与のコピーを狙ってもよかったかもしれません。
画像の盤面から、ヒステリー+一撃で盤面全処理して番所を投げることはできますが、手札の除去がなくなり次のターンの相手の展開に対処しにくくなるので微妙です。
それよりも、盤面への即効性がない猛毒スコーピッドを出して相手に処理させた方が、手札の残しが強く今後のターンに対応しやすくなります。
番所もすぐに倒されてしまう盤面ですが、相手がボードクリアするにはミニオントレード以外の打点が必要となり、テンポを削げるので出していきます。
このデッキのヤシャラージュの偶像は、サムローを引けると最強です。
ただ、番所を引くと最弱なのはこの時点では気づいていませんでした。
とはいえ、手札が細ってきていて次8マナなので真ん中でいいと思います。
ここまで比較的上手くコントロールできていたのですが、このターンにイルシアを投げたのが敗着になりました。
・ペン投げ野郎が2枚あることがわかっている
・前の前のターンに相手が大量ドローしている
ことから、ペン投げを捨ててイルシア影隠れできれば勝ちだと思い、投げてしまいました。
リターンだけ考えていたため0マナ呪文も使わずにイルシアを投げており、影隠れが引けなかった時のリスクはあまり考慮していませんでした。
ハンドを奪ってはじめて、相手の影隠れの残り枚数を記憶から掘り起こしました(HSReplay不使用)。
イルシア影隠れできないと酷いことになるので、残り1枚だとしても通路で探しに行った方が良かったですが、時間内にその判断もできず普通にカードを使ってターンエンドとなりました。
帰ってきた手札がこちら()
イルシアは使われた不快感で批判されがちなカードですが、使用者の実力が強さに反映される良いカードだと思います。
この後はヤシャラージュの偶像から番所を出し、そのまま何もできずに殴りきられてしまいました。
二試合目はメイジvsパラディン。
狂気も循環も引けず、地味な展開になりましたが相手の動きも弱く、ターンが進みました。
パラディン相手にライフ詰めに行くのは怖くて狂気を使いましたが、手札にドロー呪文がなくロングゲームで勝てるか怪しいので、使わない方が良かったかもしれません。(神視点ではクトゥーンの仮面がおそらく正解)
この後幸いにも回復を引かれることはなく、ぎりぎり削りきることができました。
第三試合はプリーストvsパラディン。
後手で手相占い+洞察をセットキープしてスタート。
ここで引いた沈黙が上手くかみ合って相手の知恵の聖典を2枚とも消すことができ、かなり有利になりました。
ここは迷いましたが、相手の手札が少ないので4/3は放置。
変妖前で呪文を使うのはもったいないですが、ここで使わないといつ変妖できるかわからなく、コストが下がった方を変妖できるのを評価して使いました。
ここも放置する勇気。
相手は獰猛な咆哮擁するドルイドではないので、イセラを出して次のターン以降のテンポを取ります。
8/8は脅威なので処理しますが、バウンスか除去の2択。
一度バウンスしてもう一度出したところを除去するのも手ですが、すでに勝勢なので、トップリアドリンからの知恵の聖典に備えてバウンスは温存しました。
決勝(06:15:25~)
相手はLarutoさん(デッキはこちら)
一試合目はメイジミラー。
どちらの2マナミニオンを出せばいいかわかりませんでした。
相手にすでに狂気を使われていることを加味すると、ミニオンでダメージ出してフェニックスはバーストにとっておく方が正しかったかもしれません。
(ただ、相手の手札に除去があったためフェニックスを出して結果的に得をしました)
この後のこちらのプレイは特に分岐点もなく、色々とかみ合った結果、逆転勝利することができました。
二試合目はローグvsメイジ。
このマッチは準々決勝でにしひがしさんのローグに上手く倒されたのがすごく印象に残っていて、似たような展開を心がけたら上手くいきました。
前のターンにカザカスで5/5聖なる盾コピー召喚を作れたのが大きく、盤面をかなり取れそうな展開に。
メイジの秘策が直前に1枚貼られていて、中身は一切不明です。
バリアチェックをして不発だったため、鏡の住民ケアで横取り野郎→ゴーレムの順にプレイしました。
横取り野郎は2枚目も結局使わなかったのでこれで合ってたと思います。
返しでボードクリアされたものの武器で殴らせて5点与えることができ、まずまずの展開。
前のターンの秘策が鏡の住民ではなかったので、呪文相殺である可能性が頭に浮かんでいました。
秘策から入ると、打ち消された時に2マナ分の損失が発生し、残りの動きが強くないので、通路から入ることにしました。
秘策が判明。3マナ以上のメイジ呪文で欲しいものが特に思いつかなかったので、インチキ騎手から出します。
ワンド泥棒はさすがにこのターン出しそうで、頭を冷やせ等の除去が使えるかもしれないので、ワンド泥棒から行きます。
2点出せるルーンオーブを選択し、時間が無いので影隠れより先にペテンを使用。マンクリックが現れている間に先行入力でワンド泥棒を影隠れし、残り1秒。
発見がランダムになるのは嫌なので出さずにエンド。
もしこのワンド泥棒が出せていたら、高波を使われて負けていたかもしれません。
もちろんそんなことわかるはずがないので、時間があるなら出すのが最善のプレイです。(発見の判断の後伸ばしよりも1/2のボディに価値がある場面)
返しのターンで残ったマンクリックと手札ヒロパ合わせて14点出して勝利。
全体的に時間が無くなる試合が多く、それによる操作ミスもありましたが、ロープを出せるくらいしっかりと考えることができていたのは調子が良かった証だと思います。
次のMTであるオーグリマーでも、細部にこだわるプレイを心がけて勝ちに行きたいです。
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