
北海道大学恵迪寮のこと
2000年に「なごむねっと」を開設するきっかけは、恵迪寮(けいてきりょう)の写真の存在でした。これらの写真は、当時同じ寮生だった家森新一君が、卒業後1979年頃に恵迪寮を訪ねて撮影し、1993年に、私に送ってくれたものです。
家森君から送られてきた写真に添えられていた手紙をご紹介します。
「数年前、古いネガを全面処分しました。その後、恵迪寮のネガを処分したことを悔やんでいました。今年6月、家(借家)中の大整理をしていたら、思いがけなくも数本出てきました。
このプリントの多くは卒業後数年以内に、私が札幌に行って写したのもです。ネガの保存が悪いので、ネガにカビが生えたり、色あせたりしていますが、それがまたレトロの雰囲気を醸し出しているように思えますが。」
「小アルバムに並んだ順は、寮玄関から入って南寮2階を1号室からS上へ、そこから1階に下りて廊下を通って売店、食堂、ふろ、便所、そして南寮と中寮を結ぶ廊下の中程にある出入り口から中庭へ、ついでに反対側の出口から寮外へという順に心の旅ができるように並んでいます。」
では、恵迪寮の写真を掲載します。写真に付いているキャプションは、家森君の写真に付いてきたものをそのまま記載しています。




















北海道大学恵迪寮、いかがでしたか。「なごむねっと」が消えてしまって、一番残念だったのが、これらの写真が消えたことでした。また、復活出来て良かったです。
この当時の恵迪寮は昭和の初めに2代目恵迪寮として建てられ、1983年頃に惜しまれつつ解体されるまで私たちが住んでいた建物です。当時は新寮と呼ばれていました。(現在の恵迪寮は新々寮で、野幌の北海道開拓村に保存されているのは旧寮です)