【2024年11月版】業務改善助成金を使ってLED脱毛器を導入する流れ


1.業務改善助成金とは?

厚生労働省が管轄している中小企業の生産性向上と賃金アップを支援する制度です。
近年、人手不足や働き方改革への対応に苦心する中小企業が増えています。そんな中、注目を集めているのが「業務改善助成金」制度です。この助成金は、中小企業・小規模事業者の生産性向上の取組を支援し、事業場内最低賃金の引上げを図ることを目的としています。

どんな企業が対象になる?

対象となるのは、以下の条件を満たす中小企業事業者です:

  • 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内

  • 事業場内最低賃金を一定額以上引き上げる計画がある

  • 解雇等の不適切な労働条件の削減を行っていない

具体的な支援内容は?

令和6年版では、賃金引上げ額に応じて3つのコースが用意されています

  1. 30円コース(上限300万円)

  2. 45円コース(上限450万円)

  3. 60円コース(上限600万円)

助成率は通常3/4で、一定の生産性要件を満たした場合は4/5まで引き上げられます。

どんな取組が対象?

生産性向上のための様々な取組が対象となります:

  • 業務効率がアップする機器導入

  • 製造機械の設置

  • 在庫管理システムの導入

  • 省力化機器の購入

  • 作業工程の改善による人員配置の効率化

例えば、手書きの伝票をデジタル化することで事務作業を効率化したり、新しい製造設備の導入で生産性を向上させたりする取組が該当します。

申請のポイント

申請時には以下の点に注意が必要です

  1. 事前の計画策定が重要

  2. 賃金引上げの時期と金額の明確化

  3. 導入する設備等と業務改善の関連性の説明

  4. 生産性向上の具体的な数値目標の設定

  5. 去年受給した事業者も最新性が可能

申請は各都道府県の労働局におこないます。
なんと、去年賃上げを実施して受給した事業者も再度申請が可能です!
10月に最低賃金が上がりましたよね?その際に賃上げした事業者は受給資格がありますので、活用するのがとてもお得です!!

2.LED脱毛器の導入は助成金の対象になる

施術時間の短縮

LED脱毛器は、施術時間を大幅に短縮できることが特徴です。その為、光脱毛で施術を行っていた時と比べて2/3~1/2に施術時間が短縮され、業務の効率化、時給アップにつなげることができます!
こちらの内容、本当に助成金の対象になるのか私が住んでいる兵庫県の労働局に直接行って確認してきました!

(兵庫県労働局)

回答としては、上記の内容であれば「助成金の対象になる」とのことです。
これはいい情報を手に入れました!

3.助成金申請の流れ

①申請書類の準備、提出

まずは基本になる申請書類を準備します。必要書類は以下となります。

1. 基本提出書類
□ 業務改善助成金交付申請書(様式第1号)
□ 事業実施計画書(様式第1号別紙)
□ 交付要件確認申立書(様式第2号)
□ 賃金引上げ計画および賃金引上げを実施したことが分かる賃金台帳等
□ 事業場内最低賃金の確認に関する書類
□ 中小企業事業者であることを確認できる書類(登記簿謄本等)

2. 導入する設備等に関する書類
□ 導入予定機器・設備の見積書(2社以上)
□ カタログ、パンフレット等(単価が10万円以上の場合)
□ 設備・機器のレイアウト図(導入場所が分かるもの)
□ 導入予定機器・設備の性能が分かる書類

3. 財務関係書類
□ 損益計算書・貸借対照表等の財務諸表(直近1年分)
□ 現金出納簿・預金通帳の写し
□ 決算書(直近のもの)

書類作成時の注意点

現状の課題
・具体的な数値を用いて現状の問題点を明記
・労働生産性の現状値を示す
・賃金引上げが必要な理由を説明

導入設備等の内容
・機器の具体的な使用方法
・期待される効果(数値目標を含む)
・既存の業務フローとの関連性

賃金引上げ計画
・引上げ対象者の特定
・引上げ時期の明確な記載
・引上げ額の算定根拠

見積書取得時の注意点
・複数社(2社以上)から取得すること
・型番、仕様等が明確に記載されていること
・経費の内訳が詳細に記載されていること
・有効期限が申請時に切れていないこと

申請前の最終チェックポイント

  1. 提出書類の完全性

    • すべての必要書類が揃っているか

    • 正しい様式を使用しているか

    • 必要な箇所に押印されているか

  2. 内容の整合性

    • 各書類間で金額や日付に矛盾がないか

    • 計画の実現可能性は示されているか

    • 経費の積算は適切か

  3. 要件との適合性

    • 助成対象事業者の要件を満たしているか

    • 賃金引上げ計画は要件を満たしているか

    • 導入予定機器は助成対象となっているか

上記の作成した書類を各都道府県の労働局に提出します。
令和6年度の提出期限は令和6年12月27日(必着)となっておりますので申請を検討している方はお早めに!

②交付決定決定、事業開始

□ 交付決定通知書の内容確認
□ 交付決定額の確認
□ 事業実施期間の確認
□ 交付条件の確認

1.機器・設備の導入
納品日記録
設置場所の写真撮影(設置前と後)

保管しておく書類

  • 発注書・納品書

  • 請求書

  • 支払証明(振込票等)

  • 機器の稼働記録

  • 賃金引上げ実施の証拠書類

③事業完了時の手続き

完了報告の準備

□ 事業実施結果報告書
□ 経費支出管理表
□ 賃金引上げ状況の証明書類
□ 機器・設備の導入証明書類
□ 支払証明書類
□ 生産性向上の数値評価
□ 労働時間の変化記録
□ 売上・経費への影響分析

④助成金請求、支払い

請求書の提出。労働局での書類確認 必要に応じて追加資料の提出 実地調査の実施(必要な場合)
支払決定の通知 助成金支払決定通知書の受領 支払時期の確認
入金の確認 指定口座への入金確認 入金額の確認 通帳への記帳内容の確認

4.まとめ

業務改善助成金は、エステサロンの生産性向上と事業拡大を支援する心強い味方となります。
特にLED脱毛器の導入は、施術時間の短縮や人件費の効率化、そして顧客満足度の向上につながる効果的な設備投資といえるでしょう。
LED脱毛器の導入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
令和6年度の助成金申請締め切りは令和6年12月27日ですのでお早めにご対応ください。(ご相談は無料で行います!)


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