【Voicy書き起こし23】クラウドファンディングやりたいんですけど、、という方へ
・タイトルコール
こんにちは。こんばんは。和輝の部屋、今日も始まります。よろしくお願いします。
・このチャンネルの紹介
この番組は小幡和輝にいただいた質問を、意識高く返していくというコーナーになっております。質問は質問箱にいれていただければ回答させていただきますので、ぜひ質問よろしくお願いします。
ペンネームみたいなものをつけてもらえると、ラジオっぽくていいと思いますので、よろしくお願いします。
・前回の放送から
前回は僕のお金の使い方みたいなテーマで話をさせてもらいました。最後に「つながりに課金する」ってなんかちょっといい言葉が出ましたけど、それは本当にいいことだなと思っていて。
この商品を買うことで自分はどんなつながりを得れるのか、SNSもですよね、「SNSで発信する。インスタ映えする。」ってことを意識してものを買ったりするのが今のトレンドかなと思うので、僕自身もそういうところを意識しながらものを買ったりします。みたいな話をさせてもらいました。
今回はそれに関連する話で、「クラウドファンディングをやりたいです」って相談をよく受けるので、ブログとか他のものでもたまに書いてるんですけど、Voicyでも喋るということで、今日はいきたいなと思います。
・クラウドファンディングの戦略
前提で話すと、クラウドファンディングを立ち上げるサポートするのはうちの会社の業務範囲内なんです。仕事としてがっつりサポートをしています。
いくつかの条件があるんですけど、それさえクリアしてもらえれば基本的に無料で手伝っています。去年でいうと30回くらい立ち上げのサポートをしました。そういう前提があった上でお話をするんですけど。
まず、他にもいっぱい人やってるじゃないですか。それを見てない人が多いんですよ。「空き家改修してこんなことやりたい。」とか、僕はローカルなものが多いですけど、地域の商品開発とか。だいたい、参考になるクラファンの事例ってあるんですよ、探したら。イベントとかも多いし。
でも、見てない人が多くて、そもそも論として。「見ろよ」って話なんですけど。なんか正直見ればだいたいわかるんですよね。
どういう風に値段設定したらいいかとか、リターンをどうやって設定すればいいかとか、文章はこういう風にやったらいいんだとか。正直、ちゃんと見て研究さえすれば、サポートって本当は添削ってレベルにしかならないんですけど。
でもそれやらない人が多いんで、そもそもそういう時点でくると「みてください、ちゃんと」って感じで結構怒ります。(笑)
そういうことを研究をしてもらって自分なりにちょっと考えてもらって、僕が添削してっていうのが流れ的には多いんですけど。
で、前回のVoicyで話したような感じで、そこでしか手に入らないリターンっていうのは意識した方がよくて、できれば理想としてはそのリターンがあることによってやりたいプロジェクトが完成するものがいいなと思っています。
実際じゃあ僕の事例でいうと、「和歌山で地域の名産品とか有名人を題材にしたトランプを作りたい」っていう、和歌山トランプを作るっていうクラウドファンディングをやったんですけど。
それのリターンとして、トランプって絵柄が13種類じゃないですか。13種類に、和歌山のみかんとか梅とかを入れていくんですけど、13種類の和歌山の魅力に何を入れるのかっていうのに投票ができるってリターンを出したんですよね。
これによってそもそも商品企画づくりのアイデアを出す人をたくさん巻き込みつつ、これが重要だったんですけど、僕が13種類選んでこれですって作ると「なんでこれが入ってないんだよ」みたいな文句が出る可能性があるじゃないですか。
だからみんなで投票で決めましたってやりたかったんです。それをするって目的もありながら、商品企画に参加してもらう支援者を募ると。そういう事をしました。
あと、僕去年、本を書いて、「不登校から高校生社長へ」っていうテーマで本を書いて日本中の学校に寄贈するっていうのをやったんですね。それをなんで学校かっていうと、僕が一番辛かったのが、不登校になってからじゃなくて不登校になる直前なんですよ。
気持ち的には学校に行きたくないんだけど、親とか先生とか他の人に「行け」って言われていく状態。でもやっぱり楽しくないみたいな。これ辛いですよね、居場所ないですからね。
この時って一番辛いんですよ。
だからこの子たちの心の支えというか、この子たちに対してメッセージを届けたい。
ただ、僕の本がいくら本屋さんに並んでても、親は買わないんですよね。それを買うってことは、ある種不登校を肯定している親なんで、僕の感覚的にはもう大丈夫なんですよ。大丈夫というか一番届けなきゃいけない層じゃないっていう。
当事者に対して届けるってなると、お金がないから本を買うっていうのはないんで、本人がインターネットをやっているってことが前提なんですよね。いわゆる、インターネットで配信する無料のブログとかしかないんですよね。
しかも無料でやっちゃうってことになるし、しかも年齢とかによってはそもそもインターネットを使っていないっていうのもあり得るかもしれないので、これは相当厳しい。
で、僕の経験を振り返ってみると、クラスに居場所がなかったから結構図書館とかにいたんですよ。本読んだりしてることもあって。図書館に届けることができれば、本当に届けたい子に届く可能性があるなって思ったんですよ。
ただ、僕が学校に寄贈するといやらしいんですよね、宣伝っぽい。しかも、ある種学校教育を一部否定する内容も書いているので、学校的には推奨しにくいというか置きにくいって思ったんですよ。
クラウドファンディングで、支援をしてくれた人で3000円出してくれたら2冊プレゼントしたんですね、リターンで。
で、一冊は母校に寄贈してくださいと。だからOBから寄贈されるんですよ。これだったら学校は置いてくれるんじゃないかなって思って。大義名分がつく気がしたんですよ。
なんか学校が言われた時とか置くときに、OBが推奨したから置いたんですって言えるじゃないですか。それだったらいけるんじゃないかなと思って。
もしかしたら僕からじゃなくてOBさんが直接渡してくれたりすると、思いがそこにのっかてるから、先生たちもいっぱいある本の中で頭に思い描きやすい本になるかなと思って、そういう思い悩んでる子とかに紹介してくれるんじゃないかなって思ったりして。
この本はクラウドファンディングでそういう仕組みを作るってことを前提として、クラウドファンディングで完成する本なんです。
本の中にもクラウドファンディングのスクリーンショットとか、支援者の人数とか金額とかも全部入れてて、「これだけのたくさんの人の応援でこの本は出来ました。」っていうのをちゃんと書いてるんですよ。
何が言いたいかというと、この僕からのメッセージ「学校は辛いなら行かなくていい」ってメッセージは僕だけが言ってるんじゃなくて、何百人もの人たちがお金を払ってこのプロジェクトを応援してくれた。
だから、そんなに思い詰めなくてもいいし、みんなが応援しているよっていうのを見せるってところも含めたプロジェクトだったんですよね。だから、クラウドファンディングがなかったら成功というか成立してないですよ。
例えば僕が100万円とか200万とかをドンってかけて自費出版で出したとしても同じ内容はできないので。クラウドファンディングでお金と思いを募ったからこそできるプロジェクトみたいな。そういうのをめっちゃ考えるんですよ。
クラウドファンディングでお金だけじゃなくて思いを集めながら、その思いが乗っかったからこそ意味のあるプロジェクトにするみたいな。
そういう視点でプロジェクトを考えていくと、クラウドファンディングをやる意味があるものができるんじゃないかなって視点からアドバイスをしたりします。
これは結構すぐにできるものじゃないかなと思っていて。でもすごく必要な視点じゃないかなと思っているので。また。今クラウドファンディングのアカデミーを作ろうとしていますので、
多分来週とかにはリリースできそうなので、またリリースしたら興味がある人はぜひチェックしてもらって参加してもらえたら嬉しいなと思っています。では、そんな感じで。
・次回配信予告
次回はペンネーム、斎藤さんだぞさんからで「小幡さんはVALUをはじめとしていろんなプラットフォームとか、何か新しいものとかにすぐ飛びついたりしてるような感じがあるんですけど、どこから情報収拾してるんですか」とか「どこでそんなのを調べるんですか」みたいな質問をいただいてますので、それに回答をしたいなと思っています。では明日も宜しくお願いします。
Voicyはこちら
https://voicy.jp/channel/650/17070
書き起こし @yas_aka_thaimay (ありがとうございます!)
小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。
2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、クラウドファンディングと連携した1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。GlobalShapers(ダボス会議が認定する世界の若手リーダー)に選出。